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都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

日通森下倉庫

2024-10-12 | 静岡県  
日本通運森下倉庫
所在地 :静岡市駿河区 森下町4-35
建設年代:?
解体年代:1996〜99(平成8〜11)
Photo 1995.11.30

 静岡駅南口のそばにかつてあった倉庫。いつ頃建てられたかは不明。かつてはこの倉庫の後ろのほうに日通静岡運輸(株)本社営業所もあったようだ。

 昔は貨物の鉄道輸送が多かったので駅の近くに倉庫があったが、現在はトラック輸送が中心になり、高速道路ICや幹線道路周辺に拠点が置かれるようになった。まちなかだと大型トラックの出入りにも不便で、土地代も高いからだろうか。90年代後半に倉庫は無くなり、現在は駐車場になっている。

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青葉交番

2024-10-09 | 静岡県  
青葉交番(青葉派出所)
所在地:静岡市葵区 常磐町2-1
階数 :2
開設年:1947(昭和22)
建設年:?
解体年:1993(平成5)
Photo 1992.4.9

 下記、県警のサイトによれば、1947年に青葉通巡査派出所として開設されたとのこと。ただ、記事に寄せられたコメントによれば、写真の建物はその開設時のものではないそうだ(掲載後、指摘がありましたので修正しました)。

 写真では、建物の1F軒先に「青葉交番」の文字が掲げられているが、信号わきのポールに取り付けられた蛍光灯看板には「青葉派出所」と書かれていて、更に建物1階角の柱に掲げられた看板には「青葉通幹部警察官派出所」と記されている。

 同サイトによれば、1994年3月に新しい建物が完成。現在は「青葉通交番」になっている。

青葉通交番|静岡県警察

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日本平のテレビ送信塔群

2023-11-30 | 静岡県  
日本平のテレビ送信塔群
所在地:静岡市清水区草薙(日本平頂上付近)
構造 :S
建設年:1957〜79(昭和32〜54)
解体年:2012(平成24)
Photo 1993.12.9

 地上デジタルテレビ放送は2005年から始まった。静岡では日本平の頂上に2004年に日本平デジタルタワーが造られ、現在はここからNHKのテレビ2局と民放テレビ4局、FM2局が送信されている。だが、地上波アナログ放送が2011年に終了して停波するまでは、日本平の頂上付近には各局の送信アンテナがそれぞれ建てられていた。

 上写真は山頂吟望台付近からのもの。左から、NHK総合、NHK教育・NHK-FM、静岡朝日テレビ・静岡第一テレビ(共用)、奥 テレビ静岡、右方 SBS(静岡放送)×2基(含 FM静岡)、日本平観光天文センター(プラネタリウム・天文台)

 Wikipediaによれば、日本平観光天文センターは1959(昭和34)に建設された、店舗、プラネタリウム、天文台(望遠鏡ドーム)のある建物。アナログ放送の送信塔よりも一足早い2000年に閉鎖され、その後解体されたという。


 日本平デジタルタワー完成後  Photo 2008.12.28

 2枚目の写真も1枚目の近くから撮ったもの。日本平デジタルタワーが完成している一方、日本平観光天文センターは既に解体されてなくなっている。

 静岡のテレビ、FMの開局年代等は以下(コミュニティFMは除外)。

 1957(昭和32) NHK静岡放送局、総合テレビの放送開始
 1958(昭和33) 静岡放送、本放送開始
 1962(昭和37) NHK静岡、教育テレビ(Eテレ)本放送開始
 1964(昭和39) NHK静岡、FM実験放送開始
 1968(昭和43) テレビ静岡開局、本放送開始
 1969(昭和44) NHK静岡、FM本放送開始
 1978(昭和53) 静岡県民放送(現 静岡朝日テレビ)開局、本放送開始
 1979(昭和54) 静岡第一テレビ開局、本放送開始
 1983(昭和58) 静岡エフエム放送開局、FM本放送開始
 2011(平成23) アナログ標準テレビ5局6波が廃止。
 2012(平成24) アナログ標準テレビ5局6波の送信設備が撤去される。


 日本平デジタルタワー完成後  Photo 2008.12.28
 日本平ロープウェイ前の駐車場から

 左から、テレビ静岡(先端のみ)、静岡朝日テレビ・静岡第一テレビ(共用)、NHK総合、NHK教育・FM、奥 SBS(静岡放送)、日本平デジタルタワー

 日本平の頂上には多くの送信塔が建っていて、それぞれ少しずつ異なる姿形をしていて、それはある意味壮観だった。だが上にもあるように、2011年にアナログ標準テレビ5局6波が廃止され、赤白で塗り分けられたアナログ放送の送信塔群は使われなくなった。このため、各局の送信塔は2012(平成24)年に撤去され、現在はそれらより遙かに背の高い日本平デジタルタワー(高さ95.5m)のみが建っている。

 大きな送信塔一基だけになったので頂上付近の景観はすっきりしたものになった。市内から見ても頂上付近に高い塔が一つ聳えている姿は分かりやすい。ただ、塔があちこちに建っていて、歩くにつれてそれらの見え方が変わっていた時代を知る者にとっては、各局の施設をまとめた高い塔は合理的・機能的で良いことは分かっていても、ちょっと単調に感じてしまうことも事実だ。

日本平テレビ・FM放送所 - Wikipedia
日本平デジタルタワー - Wikipedia
日本平観光天文センター - Wikipedia

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ジュビロード

2023-11-12 | 静岡県  
ジュビロード商店街の共同建物
所在地:磐田市中泉375・381
構造・階数:RC・3F
備考 :再開発により2005〜06に解体
Photo 2000.1.1

 磐田市内、JR磐田駅の北側には、かつては断続的に水色のアーケードが道の両側に設置されていた。地元のJリーグチーム、ジュビロ磐田にちなんだジュビロードという商店街。安直な名のようだが、一度聞いたら忘れない呼び名だから案外良いのかもしれない。
 このときはアーケードの天井から、ユニホームを模した水色のお店の看板が沢山ぶら下がっていた。でもなんだかアーケードに水色のTシャツを干しているみたいで、またアーケードの老朽化とも相俟って今ひとつ冴えない感じだった。他の地方都市の商店街同様に衰退してしまった印象を受けてしまう。

 写真の建物は商店街の中でも駅寄りにあったもので、3階建ての共同建物。戦後の昭和30年代頃に防火建築帯として建てられたものだったのかもしれない。通り沿いに壁面が続くようすじたいはモダンで悪くなかったので、アーケード庇を造り替えるか撤去して、電柱・電線も地中化すればきれいな感じになるのにと思うのだった。

 その後、この一角は「磐田駅前地区第一種市街地再開発事業」によって再開発され、16階建ての住宅棟(ブライトタウン磐田駅前)と4階建ての駐車場棟が2007年に完成した(リベーラ磐田)。1階道路沿いは店舗。再開発に際してジュビロードの通りは拡幅されたようで歩道も広くなっている。
 また、道の反対側(東側)でも市街地再開発が行われ、14階建ての住宅棟と公共施設などが入居する4階建てのビルが2003年に完成している。更に、その後方の広い範囲では土地区画整理も行われており、駅周辺のようすは20年ほど前とは様変わりしているようだ。

 Googleストリートビューで現在の同所を見ると、車道も歩道も広々していてそこに背の高いマンションがいくつか建っている状況。個人的にはこのスケール感のエリアは駅前のあたりだけで十分。そこから少し離れると、建物も小規模になるし、歩く人も少なくなるので、道幅がオーバーサイズになってしまいスカスカな印象になってしまう。駅周辺でも自動車の交通量はさほどないので、道幅、車線数はあまり要らない。むしろ歩道を少し拡げる方が良い感じになるのではないかと思う。

磐田駅前地区第一種市街地再開発事業【リベーラ磐田】|一般財団法人民間都市開発推進機構
-にぎわいのある街へ- 磐田駅前地区市街地再開発 - わが街ウオッチング けんせつ静岡 No.223

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濱松木戸郵便局

2023-11-06 | 静岡県  
濱松木戸郵便局
所在地:浜松市中区相生町16
構造・階数:木造・2F
建設年:1932(昭和7)頃
解体年:2001(平成13)
Photo 2000.1.1

 浜松市内の旧東海道沿い、旧掛塚街道が分岐する交差点に建つ郵便局。郵便局にありがちなポスターやアクリル看板はなく、既に使用されていないようだった。コーナー部の円筒形の塔屋にテの字が薄く白く書かれてある。小さいが郵便局らしい街角の洒落た建物。

 下記サイトの記事によれば、建物は2001(平成13)年に解体されたそうだ。現在、同所は駐車スペースになっている。

流れ星コレクション失われた名建築(西部2)木戸郵便局(浜松市相生町)
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駿河銀行袋井支店(旧袋井運送会社)

2023-10-27 | 静岡県  
駿河銀行袋井支店(旧袋井運送会社)
所在地  :袋井市高尾
建設年  :1918(大正7)
構造・階数:オリジナルは竹筋で補強した煉瓦造・2F
備考   :現在の建物(上写真)は外観復元されたレプリカ
Photo 1999.1.7

 もともと運送会社の建物として建てられた建物で、1951(昭和26)年に駿河銀行の支店となったが、その建物は1988(昭和63)年頃に解体された。上写真の建物は元の場所から少し離れたところに外観復元されたもの。

 この建物を最初に記事化した際は、このレプリカ建物を昔のものとして記載していたが、地元の方から、オリジナルの古い建物は解体されて現存しない旨の指摘を頂き、当時の新聞記事と貴重な写真データをお送り頂いた。


 O氏提供の写真(1988年頃)

 写真左側がオリジナルの旧袋井運送会社の建物。そして写真右端に小さく見えているのがレプリカ建物。左側の解体された元の建物には台形の屋根がついていたが、レプリカ建物にはついていない。またこの写真でも明らかなように、元の建物の解体前に、レプリカ建物が新築されており、外観復元に際してはオリジナル建物の石材や煉瓦は用いていない。

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JAしみず八木間支部

2023-07-21 | 静岡県  
JAしみず八木間支部
所在地:静岡市清水区八木間町366
構造・階数:木・2
解体年代:2000〜12(平成12〜24)
Photo 1994.5.6

 旧東海道の興津から北へ向かう身延往還沿いに建つ、木造下見板張りの事務所。玄関先には旧式のポストも立っている。典型的な田舎の事務所建物。

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興津家政専修学校(旧 伏見天狗堂)

2023-07-18 | 静岡県  
興津家政専修学校(旧 伏見天狗堂)
所在地  :静岡市清水区興津中町
構造・階数:木・2F
建設年  :1925頃(昭和初)
解体年  :2004(平成16)
Photo 1995.5.7

 旧東海道興津宿の街並みの中に建っていた建物。洋風なのは正面のファサードまわりのみで、いわゆる看板建築になっている。何故か建物前に塀が巡らされてしまっており、1階部分の様子を見ることはできなかった。

 2005年時点で、既に解体されていたようだ。下記サイトでは2004(平成16)に解体されたと記されている。同サイトの写真は斜め方向から撮られたもので、建物が平入りの木造2階建てであることが分かる。

流れ星コレクション失われた名建築(中部1)旧伏見天狗堂

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旧水産試験場(貿易会館)

2023-07-15 | 静岡県  
旧水産試験場(貿易会館)
所在地:静岡市清水区日の出町1-15
構造・階数:RC・2F
解体年:1999(平成11)
Photo 1997.5.5

 日の出埠頭周辺再開発整備に伴い解体。肝心の建物名を失念してしまっていたのだが、当初は水産試験場の建物だったらしい。その後、私が見た頃には貿易会館として使用されていたという。某映画にも登場していたが、地方都市の港に建つオフィスの感じがよい味わいを出していた。

 1995〜99の住宅地図では、貿易会館と記されていて、2Fに清水市日の出開発課、清水先区水洗人会があったと記されている。同エリアの再開発に伴い、2000年の住宅地図では既に建物は無くなり、同所は道路になっていることから、1999年にこの建物は解体されたものと思われる。

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漆間銃砲店、読売静岡ビル

2022-03-27 | 静岡県  
漆間銃砲店(左)、読売静岡ビル(右)
所在地:静岡市葵区 追手町9
Photo 1997.5.4
<漆間銃砲店>
構造・階数:木・2F
解体年:1997(平成9)頃

 静岡駅前から市役所や県庁の前を抜けていく目抜き通りに面して建っていた木造の商店。木造2階瓦葺きの店舗が、90年代後半までメインストリート沿いのビル群に混ざって建っていたのも驚きだったが、それが一般市民には馴染みのない銃砲店だったのもかなり意外だった。
 漆間銃砲店はこの写真の少し後に解体されたようだ。静岡のこの店に関する情報はネットでは見つからなかった。沼津市に同名の銃砲火薬店があるので関連があるのかもしれない。

<読売静岡ビル>
階数:5F
解体年:2000(平成12)頃

 一方、右側の読売静岡ビルも2000年頃に解体された。モダンな建物だったが、5階建てでやや規模が小さく、老朽化して耐震性も怪しかったのだろうか。建設年は分からないが昭和30年代頃に建てられたものではないかと思う。

 なお、跡地に建てられた現在の読売静岡ビルは、7+B1Fで、2002(平成14)竣工。

 この界隈は駅前から続くメインストリートなので、現在は大きな建物が建ち並んでおり、昔の面影はほとんどない。

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