湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

日の詩パート4

2024-01-21 07:05:16 | オリジナル

共通テーマ「日」でEが書いた詩を投稿します。

日くれる

 

日々これ朝から次の朝まで

妻の介護

子どもの後を追うように

追いかけて日がくれる

 

猫も年を経れば

戸障子などするりと開ける

連中 閉めることは

しない できないのだ

 

同様 吾が妻君は

用があってかなくてか

ドアを開ける 決して閉めない

何度言っても記憶にとどまらない

 

日々これまた朝から次の朝まで

大声を出すまいと

こらえて こらえて 

気づけば日がくれている

コメント
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