湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

洗うの詩パート4

2016-08-17 20:34:51 | オリジナル
毎年8月16日に逗子海岸中央で行われている逗子仏教会の精霊おくり。今年は1日遅れ。台風7号の影響があるので、お焚き上げも灯籠組み立てと灯籠流しもありませんでした。

では、共通テーマ「洗う」でAが書いた詩を投稿します。

日々

汽水が
河口をたゆたう
洗濯物が掲揚される
陽は山から海へ
影は海から山へ

ベランダで
布が呼吸し
静かに乾いていく
やがて
陽と洗濯物は
向こうとこちらへ
取り込まれる

塩からい海水と
濁った泥水が
胸でせめぎ合っているが
日常の衣服を
洗って干して取り込んで畳んで
いるようにしか
見えていないだろう

取り合わせた日常着を
日々まとって脱いで暮らす
わたしの赤い内部では
渦巻く影が
着膨れ過ぎた想念やエピソードを
日々引き裂いている
コメント
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