湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

物の詩パート1

2016-04-04 00:49:08 | オリジナル
花冷えがあまりに極端すぎる週末でしたが、めげずに逗子の桜シリーズ写真。今日は亀井児童公園です。

年度が変わったので、新しい共通テーマはいつもとパターンを変えてだけにしました。ただし物であれば何でも可です。
大概念としての「物」「モノ」でも「家具」「文房具」「食器」などのカテゴリーでも個別の「机」「筆」「皿」でも、お好きなテーマでお書きください。
ではさっそく、Aが新しい共通テーマ「物」で書いた詩を投稿します。

生きるジレンマ

第一印象は
有意義だろう
楽しいだろう
温かいだろうと
明るい未来が浮かんでくる 

手に入れれば次第に
うざったくて
めんどくさくて
始末に困るようになってくる

最初はいいと思っても
古びてきたり
飽きてきたり
思わぬ欠点が見つかったりするものだ

捨てようとすると
残念なような
惜しいような
罪深いような気分にさせられる

しかし手離さないでいると
目ざわりで目ざわりで
気が散って気が散って
場所ふさぎで場所ふさぎで
わたしの自由が脅かされるようになる

モノとココロ
コメント
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