私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

和久 関ノ口遺跡 現地説明会

2017-02-18 11:41:49 | 歴史探索
 2月18日(土)   天気;曇り   室温:16.4℃

 きょうは 林田町へ ”林田ひな祭り” を見に行く予定でしたが あさ 新聞を見ると ”姫路で
初の 「埋没古墳」 関ノ口遺跡で 円墳2基” とあり 13:30から 現地説明会があるそうなの
で 林田町へ行くのは 止めました。 午前中 事前調査に行くと 市道予定地が 発掘されて
いて 場所は 分かりました。  関ノ口は この地の字名です。
 新聞によると 網干区和久の関ノ口遺跡で 古墳時代中期後半と 同時代後期の円墳の2
基が見つかった。 いずれも 後に 地上の墳丘部分が削られ 地中に埋もれた状態になって
いた 「埋没古墳」 だった。  見つかった円墳は 関ノ口1号墳と 同2号墳で 1号墳からは
古墳時代中期後半、2号墳からは 古墳時代後期の須恵器などが 出土した・・・。

 現場で いただいたパンフには 関ノ口遺跡は 姫路平野の西側、大津茂川の右岸に 位置します。
これまでは JR網干駅の南東に 存在する詳細不明な遺跡とされてきました。 しかし、区画整理事
業に 伴う試掘調査の結果 JR山陽本線の北側に 弥生時代から中世にいたる遺構密度の高い大
規模な集落が 眠っていることが わかりました。

 今回 紹介する調査区(2区)では すでに 墳丘を失った古墳時代中期から 後期の円墳2基、古墳
時代後期の溝や それに並行する 3列の柱列、弥生時代中期の竪穴建物や、中世以降の畑の畝溝
などを 確認しました。 また すでに調査が終了した調査区では 約200㎡の範囲に 時期の異なる
13棟の竪穴建物が 密集し 重複して 建て替えられている状況を確認しました。

 そのはかには 先に紹介した 円墳と ほぼ同時期の井戸や 弥生時代から 中世にいたる 200基を
超す柱穴も 検出しました。

 今年度は 4ヵ所で 調査を実施しました。 すでに 調査が終了した1区では 狭小な調査区にもか
かわらず 古墳時代後期と思われる柱穴を 多数検出しました。 また、4区では 合計13棟の竪穴
建物が密集し 複雑に重複しながら 建て替えられていた状況を 確認しました。 3区は 現在調査中。

 そのなかでも 2区では 埋没古墳2基を確認し 良好に残っていた周溝内から 多数の土器が出土
しました。 市内では 初めての発見です、 また、古墳築造以降も 古墳の付近に 大型の施設が建設
され 古墳においても 祭祀行為がなされているなど 市内や 近隣でも 例のない資料を得ることがで
きました。

 これまでは その内容が ほとんど知られていなかった 関ノ口遺跡が 実は 市内でも 有数の
大規模遺跡であることが 判りました。


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