私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

鍛冶田遺跡 現地調査

2015-10-16 14:22:42 | 日記
 10月16日(金)  天気:晴れ  室温:24.5℃

 きょう たつののギャラリー結へ行った帰りに 少し遠回りして JR網干駅の南西の 弥生~中世
時代の集落 「鍛冶田遺跡」 の発掘調査を 視察してきました。 いつだったか 見に行くと ブルー
シートが掛けてあり 何も見えませんでした。 きょうは 平日で 天気もいいので まじめに 仕事を
しているでしょう。  以前 鍛冶田遺跡の現場を 見に行ったのは ”網干駅周辺の整備について”
で 2015.6.24 でした。
 現地へ行くと 南北に 長ーく掘っていたのを 半分ほど 埋め戻しています。 南半分の調査は 来
年になる? 掘ったり 埋め戻したり 無駄なことをするものです。 これが お役所仕事?
 遺跡の発掘で 県道工事が 1年遅れるとは 聞いていましたが これじゃ 2年遅れになる・・。

 ちょうど お昼時に行きましたが 現地責任者?に 見てもいいか 尋ねると ダメです! まだ作業
しているので 事故があったら困る! 日曜日に 説明会があるので・・・。 私は 新聞に載る前に 先
に 見るのが 大好きです。 ちょうど うまい具合に お昼で 作業者は 休憩します。
※下の写真の丸い部分は 竪穴住居跡?  小さい丸は 柱の跡で 住居跡には 直線に並んでいる。

 我々は 休憩しますが 中へ入ったらダメですよ! この場面は リチャード・ギアと ブルース・ウィル
ス出演の映画 「ジャッカル」 のラストシーンを 思い出します・・。 捜査官が コーヒーを飲みに行くとい
って その間に 服役中だったリチャードギアに 捜査に協力したので 無罪放免、逃げろということを
暗示しているのです。

 皆さんが 昼食休憩に行かれた間に こそっと ゆっくりと 見せていただきました。 明後日の説明会
のため 白ペンキで 丸印や 輪郭が描かれていますが 面白いものは 何もありません・・・。

 翌17日の新聞に ”弥生~鎌倉の集落確認 太子・鍛冶田遺跡” と載っていました。
太子町糸井の鍛冶田遺跡が 弥生から鎌倉にかけての 各時代の遺跡が残る「複合遺跡」であることが
わかった。 県教委が 15日 発表した。 広範囲で 各時代をまたがって居住が繰り返され 揖保川
河口域の中核的な集落遺跡の一つだったとみている。・・・ 荘園領主が 持ち込んだとみられる大阪・
摂津地方の瓦器の椀や 皿も出土した。・・・・

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 18日 午後1時半からの現地説明会に 行ってきました。 なんと 参加者の多いこと・・・。
2つの班に分けて 説明が行われます。   自治会長さんも 来ておられました。
もらった説明会資料 (兵庫県教育委員会、兵庫県まちづくり技術センター) には
 あらまし : 鍛冶田遺跡は 県道バイパス整備工事に伴い 今年5月から 約4000㎡の範囲で
発掘調査を行っています。 遺跡は 揖保川水系の東に広がる平野にあり その中でも 大規模な
洪水によって形成された微高地(自然堤防)上に 立地しています。

 調査の結果 弥生時代・古墳時代と 平安~鎌倉時代の遺構が見つかりました。 また これら
の時代より 下の地層に さらに古い磁器の遺構があることが わかりました。 ・・・・・

 平安時代以降 調査区周辺は 福井荘と呼ばれる荘園になります。 荘園領主は 時代とともに
替わりましたが 藤原氏をはじめとする貴族や 神護寺などの寺社が 主な領主だったようです。
建物跡は いずれも現在残っている 条里型の土地区画に沿って 建てられています。 ・・・・

中国製のの磁器や 摂津地方に多い瓦器(がき)などがあり この集落に住んだ人々が 広く交流し
ていたことがわかります。

 まとめ : 今回の調査によって 鍛冶田遺跡は 長期間にわたって 居住が繰り返され 時代ごと
に 地域の拠点的な集落であった可能性が高いことが わかりました。

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 10月30日 近くを通ったので ちょっと寄ってみました。 まだ一生懸命 発掘していました。

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