私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

ギャラリー集で ギヤマンの煌き

2013-05-08 17:23:01 | ギャラリー散策
 5月 8日(水)  天気:晴れ  室温:24.7℃

 きょうは 高砂のギャラリー集へお邪魔し ”ギヤマンの煌き” 吉田博信先生の 「切子」 を見てき
ました。 連休も明け 人が少なかったので ついつい 長居してしまいました。
 ギヤマンとは オランダ語で ダイアモンド ”義山(ギヤマン)” を意味します。 カットによって
装飾された ガラスの煌きは まさに 宝石そのものです。 ただ 私のカメラ・撮影技術では 繊細で
緻密なガラスの煌きを 十分に 表現できないのが 残念です。 魚子文(かなこもん) のような細かい
模様は アップで 一部分を拡大しないと 判り難い・・・。



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 壁面には 美しい日本刺繍が 飾られています。 写真は 一部分のみ。 刺繍も もっと多く撮れば
良かった・・・。 生け花も・・。




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 下の写真は 4月21日 BS日テレで 放送された ”檀れい名匠の里紀行 薩摩切子 幻の輝き復活”
という番組を撮ったものです。 切子の勉強になるかと 思ったのですが・・・。 色被(き)せ、魚子文(か
なこもん)、ぼかし などの 言葉の勉強には なりましたが・・・。
 薩摩藩は ガラス、切子を奨励し 薩摩切子の技術が 発展しますが 生麦事件?で イギリス軍と戦
いになり 当時のイギリス軍の大砲の射程は 12km?あり ガラス工房が破壊され 薩摩切子の技術
が 途絶えてしまいました。 近年 若い職人たちが 昔の切子を復活させようと 励んでいるそうです。


 透明なガラスが伝統の江戸切子が粋なら 色鮮やかな薩摩切子は 豪奢で 力強い。 薩摩切子
の色は 紅、藍、紫、緑、金赤、黄 の6色。 特に 紅は 「薩摩の紅ガラス」 と呼ばれ 珍重された。
 最近は 黒も開発され 人気を集める。 「金赤」 は 文献にはあるものの 現存しない幻の色。
ガラス原料に 金を加えた色材料を混ぜ合わせ 釜で熔かし 成型して 冷ます。 冷める際に 赤が
出るのだが 色の配合や 冷却時間など 諸条件が そろわなければ 実現しない。 また 割れることも。


 文様は 「ストロベリーダイヤモンド」 という太い 斜めのカットと イチゴの表面の粒々のような
カットを 組み合わせたものなど 緻密で 複雑。 デザインも非常に 工夫されている。


 ちょうど いいタイミングで 14日の夕刊に ”天下逸品 幻の技術 挑戦惜しまず 薩摩切子” と
いう記事が 載っていました。 昭和の末 鹿児島県が 島津家に働きかけて 「薩摩ガラス工芸」 で
本格的な復元事業が始まった。  下のちろり(銚釐)は 酒の燗をつけるもの? 取っ手の六角形の
切り込みの中にも 緻密な格子文様が 刻まれている。


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コメント
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