中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

復興予算の配分・・・風が吹けば桶屋が・・・だった!

2012-09-11 10:02:53 | Weblog
NHKスペシャルで、増税による復興予算19兆円の使われ方について放映していた。
その中の2兆4500億円が、震災の復興とは関係が無かった・・・それも、専門家が控え目に評価してのことだ。

テレビを視た人は、ひたすら呆れ果てたことだろう。被災地とは関係の無い県にあるコンタクレンズの工場が補助金を貰う。被災地にも代理店があるので、コンタクトレンズが売れる様になれば、現地での雇用が期待出来る。この点が評価されてのこととは、官僚の説明。そんなのがぞろぞろ、、、

それでいて、被災地の商工業者の集まっての企画は、予算に限りがある(県の担当者)ので、見送り、、、
税は大事にして、粗末にしないようにしっかりと審査するのだ! しかし、官僚や役人のやることは、何時も正しいの?で、理由が付けさえすればフリーパス、、、そんな塩梅であろう。

早い話が、既に天下り先か、天下りの可能性のある大口の事業にばら撒いていたのだ。被災地の零細業者は、到底、天下りの役人を受け入れるだけの余裕のある筈が無い。だからこそ、公的な資金が必要なのに、、、
開業医への医院復興への助成も、建屋にのみ1割とあった。年配の開業医に、どうやって借金を返せと言うのだろうか?
そして、撤去作業の呆れ果てた実態も分かった。石巻市と東松島市や釜石市との、彼我の差があるコスト、、、これも又、やっぱりだった。

正に、風が吹けば桶屋が儲かるであった。腹が立ち、10分ほどで視るのも厭になったのだが、我慢しつつ最後まで視た。口直しに、好きな時代小説を読み返しながら寝た、、、何と言っても、登場人物の大半は、善意と正義の人が多いのだ!

小説を読みながら、ふと頭に浮かんだことは、「この分では、何でもかんでも必要経費として税務申告出来る」と言うことだ。
例えば、
自営業者が、娘のためにミシンを買ったが、経費とした。
「家族が、作業衣の修繕をやれるようになれば、外注しないで済むので、結果として経費の節減となる」
大工場で、
「構内の移動に自転車を使っていたが、高級車を購入した。雨に濡れないで移動できるので、仕事の活性化に繋がる、、、」
書き出せばきりがないのだが、本省の課長級は、記者の質問に対して、にこやかにそして平然と答えていた、、、

どんぶり勘定以下のドサクサ復興増税は、25年間続く! 被災地の思いとは別に、、、
官僚のスポークスマンでもある野田総理には、即刻退場(退陣では無い、レッドカード退場だ)して貰いたい。

それにしても、呆れたもんだ、、、 ばら撒きやどんぶり勘定は、公平とは言わない。
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