中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

啄木とは無縁だが、、、

2011-08-11 08:44:26 | Weblog
写真は、函館山の稜線に繋がっている立待岬の駐車場からの、ワンカットである。

高校生の頃のことだが、函館山散策の帰途、友らとゲタを履いたままこの岩崖を降りて海水浴をしたことがあった。通常の道は、ぐるっと遠回りして海傍を歩くことになるので、そこは正しい?少年である。ショートパスをしたのだった。
きっと現在であれば、降りた頃には警察官が居て厳重注意、そして翌日には学校でこってりと絞られたことだろう。
立待岬は、古のことだが自殺の名所でもあった。

この日は、霞んでいたので、津軽海峡を隔てた「大間」の街は見えなかったが、普段は遠望できる。函館市民にとって「原発の大間」は、他人事では無いのだ。10km圏で無いから・・・冗談では無い。一旦事故があると、東南からの風に載って汚染されたチリや粒子が飛んで来る。

朝刊に、柏崎原発の点検中にポンプが止まって、冷却水の温度が上昇したとあった。当然、報道発表は「・・問題は無かった」。そして極め付けは、点検の手順書に「誤りがあった・・・」と、していることであった。

定期検査の終わった北海道の泊原発も、関係4町村の首長が視察し、「安全面に配慮されていることが分かった・・・」ひと月かもう少し前のことである。

立待岬は、怖いくらいに透明度の高い海水浴場である。現代の我々の都合でごちゃごちゃと言うよりも、次の世代に、安心して「立待岬で海水浴」をして貰う。それだけのことなのだが、「是非、そうしなければならない」と、改めて、そのことを感じさせられた。

あっ、啄木と立待岬、岬への道すがらにお墓があるだけの繋がりです。歌碑もありましたけれど、、、
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