中年の散歩道

後期高齢者世代、、、そんな親父の街角ウオッチングetc..

交付金等は、前払い?

2011-05-01 08:10:56 | Weblog
福島原発の事故では、その賠償金を巡って色々な議論がなされている。

先週、ちょこちょこと近江字路を駆け足旅行した際に、電車内で後ろの席から聞こえて来た。
「・・・うちの市、交付金とか前払いで貰っていたのかしら?「・・・10kmとか言われているから、駄目でない・・・」「・・・貰っていた町と、そうでない町と、同じ金額なのかしら、、、」
後は省略するが、近江路は原発の数多ある福井県に隣接している。隣接した町村の首長は、関西電力に安全対策を質したと、報道もされていた。

以下は、福井の例は知らないので、北海道の泊原発の関連である。
その、原発の設置している泊村には、向こう10年間だけで、320億円の交付金やら固定資産税が入ると、少し前の新聞に載っていた。そして、村が原発絡みで建設した施設の維持費だけで、5~6億/年間を要するともあった。大盤振る舞いをした結果であろう。
行政規模としては、人口2000人程度の「村」である。因みに、320億円/2000人/10年=160万円/年 となる。

石炭の街であった夕張市、閉山する方針が出た後も湯水の様に国費が投入された。しかし、結果として再建団体となり、サービスの低下と人口の減少は止まらない。今度の選挙で、首長には30代の前東京都職員が選ばれた。でも、市議の党派的とも言える構成は、旧態然としている。果たして、市民は何を望んだのだろうか?

絶対安全であり、多くの住民が望む箱物や施策には、「飴」は不要な筈である。
10km圏内に位置して、既に沢山の「飴」を貰っている町村と、「飴」とは殆ど無縁であって今回の原発被災にあった町村。「飴」の性格を前渡金と解釈した時に、、、等々。あちこちで耳にし始めた。
そして、沖縄県民に安保がらみの負担を一方的に押し付けて、本土の被害については負担させるのか?とも、、、

北海道の幌延町には、「使用済み燃料の処分を研究する・・・幌延深地層研究センターが実施する研究に対する地元及び北海道の理解と協力を・・・とする施設」があり、「飴」も沢山貰っている。

原発と関連施設の誘致は、「過疎、金、住民サービス等」、その中での苦渋の決断であったろうが、改めて考えさせられる。栄華盛衰の倣い、、、とは、言い過ぎではあるが、、、






コメント
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