Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

映画 『家の鍵』

2006-05-19 22:43:46 | 映画 「い段」
『家の鍵』
原題 : le chiavi di casa
監督 : Gianni Amelio

 ジャンニ(キム・ロッシ・スチュアート)がね、パウロ(アンドレア・ロッシ)にどう接していいのか、最後の最後まで迷っているところが、彼の細かい仕草に出ていて、それはパウロが実際に障害を持っているからこその仕草でね、それが良くも悪くも。

 逆にニコール(シャーロット・ランプリング)もそうだから、20年も娘を世話している親にはなりきれてなかったよね。

 観ている間、ジャンニにというかロッシ・スチュアート本人に声をかけたくて仕方なかった(笑) 戸惑いはわかるけど、映画の撮影だって1週間やそこらじゃないんだし、いつまでも迷ってないで、もうちょっと演技できても良さそうなもんだけど...

 人間はみんな成長してるんだから、いつまでも赤ちゃんじゃない。自分の置かれた状況を徐々に理解して行く。障害者は障害者なりの苦しみがあるのに、障害者に接するだけで、苦しそうな顔されたんじゃ、当の本人はたまったもんじゃない。

 アンドレア・ロッシの熱演が光っていただけに、残念だな。

 話が逸れそうなので、ここらへんで。


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4 コメント

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逆転 (マダムクニコ)
2006-05-21 20:34:37
>もうちょっと演技できても良さそうなもんだけど...



厳しいですね。

彼なりに頑張っているようには見えましたが・・・。

「美形の割には」という但し書きが付くのが難点。



おっしゃるとおり、確かに息子の方が光っていましたね。

TBに感謝!
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厳しすぎちゃいましたかね?(笑) (zooquie)
2006-05-21 23:20:57
現場のことは何も分からず、

ちょっと生意気かとは思うのですが、

彼ロッシ・スチュアート本人のアンドレア・ロッシに対する戸惑いが全編に渡って残っていて、演技に集中できてない感じがすごく気になってしまったのです。



なので、ストーリーに集中できなくて。

それが自分的に何より残念で仕方ないのです。
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監督 (kimion20002000)
2007-06-27 00:38:15
TBありがとう。
監督はこの少年と1年間、生活を共にしたといいます。寡作の監督ですが、その打ち込む姿は、僕には見事だと思えます。
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kimion20002000さんへ (zooquie)
2007-06-27 20:51:57
コメントありがとうございます。

そういう監督だからこそ、アンドレア・ロッシも名演できたのでしょうね。
穏やかそうな顔をされた監督ですよね。
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