Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

悩める人々

2007-01-23 07:55:41 | 凸凹な人々へ ∋zooquie
うつ病だったり、日々悩みをかかえていたり、
すぐに凹んでしまう人々。
または、心療内科というところに通われている方々などは
西洋医学ゆえに様々な病名をつけられていると思います。
人はそれぞれ違いますから、
同じ病名でも必ずしも同じ症状というワケではないでしょう。
同じ薬で同じように改善するとは限らないし、
同じ病名でも医者の出す指示は違うかもしれない。

ただ、
もし悩める人々の共通点を上げることを許してもらえるなら、
"いつも自分を責めてしまう人" だと思うのです。

これはあくまでも、自分の考えです。
サンプルは 友人とzooquie本人 です。

悩んで凹んでしまうのは、
人を悪者にしてしまうという責任転嫁はできず、
自分が悪いんだと思ってしまうから。
そして自分のコンプレックスは増えるばかり。
自分に対して厳しいから、
自分で自分に甘えられない。

何か失敗があると、
自分に甘えがあるから、
自分の性格がイジケてるから、
自分がしっかりしていないから、
自分ではっきり言えないから.....などと、
自分に対して原因追求してしまう。

人にいつもと違う態度をとられただけで、
嫌われてしまったのではないか、
自分が何か悪いことを言ったのか、
さっきの態度で気を悪くされてしまったのか.....などと、
自分には悪気も悪意もなく、ましてや故意でもないことなのに、
自分に対して原因追求してしまう。

相手も、悪気も悪意もなく、何の気なくちょっと態度が違ってしまっただけかも知れないのに、気付くと自分を責めてしまっている。

まったく逆に、
自分は悪くないと必死で言い訳を考えてしまったりもする。
誰に言い訳するワケでもないのに、
自分に対して必死で言い訳してしまう。

要するに、
自分に嘘がつけない。
自分を上手くごまかせない。
自分を甘やかせない。
自分で自分の事に厳しくなりすぎて、
上手にコントロールできなくなっている。

まわりの人々をあまりに気にかけすぎて、
自分を見失ってしまったりもする。

自分に嘘はつけないけれど、
相手に合わせて心にも無いことを言ってしまう。
自分をごまかすことはできないけれど、
相手が上手く笑いでごまかせば、
ちょっと変だな、と思っても一緒に笑って流してしまう。
自分を甘やかすことはできないけれど、
人の言う事を上手く否定することも、拒否することもできないから、
ついつい相手を甘やかしてしまう。

そんな繰り返しの中で、
自分を上手くコントロールできなくなってしまっているから、
気が付くと人に振り回されていたりする。

それさえも、自分のせいにしてしまう。

やさしいんですよ。
心に悩みを持つ人は。
人に同じ痛みを感じさせたくないから、
ついつい人にやさしくしてしまう。
甘やかしてしまう。
全てを自分のせいにしてしまう。

どうにもならない時に、人のせいにしてしまうことはあるけれど、
それはあくまでも自分への言い訳。
誰かを責めるのではなく、行き場の無い自分の心への言い訳。

だから、Blogなどで本音を書いているはずでも、
やっぱりやさしい。
だから、"こんなこと書いてもつまらないかな" とか
"これじゃ、暗すぎるかな" など、必要以上に気にしていたり。
無理して明るく書いてみたり。

相手の立場に立って考え、柔らかい言葉を返し、
自分のことを語る時は自分を責める。
人を許し、自分を責める。

うつ病だったり、日々悩みをかかえていたり、
すぐに凹んでしまう人々。
そういう方々に 「あなたはやさしい人なんですよ」 なんて言っても、
そういう精神状態の時には信じられないでしょうし、
やっぱり自分を責め続けてしまうのでしょう。

でも、時には 「自分ってやさしいのかも?」 なんて
思ってみるのもいいのかも知れない。
完璧な人間なんていないのだから、
誰にでも欠点はある。
はたから見れば、実は小さな欠点なのに、
当人だけが日々自分を責め続けているのかも。

だから、Blog仲間でも、会社の同僚でも、
軽い付き合いの友人でも、つながりのある人だれでも、
やさしいところを見つけたら、相手を褒めるのって大事なのかも。
目に見えないところで、
日々悩み苦しんでいるのかも知れないから。
明るく見える人でも、
日々自分を責め続けているのかも知れないから。
お気楽なタイプに見えて、
自分に対しての行き場の無い言い訳に、
日々涙しているかもしれないから。