Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

映画 『ノー・マンズ・ランド』

2006-08-19 05:50:44 | 映画 「お段」
こうもあちこちで諍いが続くと、どうにもならない歯がゆさで、心臓が震えてくる。

『ノー・マンズ・ランド』  2001年
原題 : NO MAN'S LAND
監督 : Danis Tanovic

途中までは、戦争中とは思えない少々ノホホンとした雰囲気。
それとは打って変わった終盤が、切なさを増幅させている。

人間の持つ明るさ、呑気、無情...
こんな風に描かれている映画はちょっとない。


観たのは2002年だけれど、今思い出してもどうにもいたたまれない、耐えがたい結末。
戦争の狂気をこの様に描かれると、それは決して他人事ではないのだと、痛いほど伝わって来て、やはり今でも心臓が震えてくる。