先月の天声人語に載っていたので、
読まれた方も多いのでは。
自身が元ハンセン病患者で、人権回復運動に尽力されてる方の言葉。
「外国にも何度も行き、日本中に行きました。それでもただ1カ所だけ、行けないところがあります。ふるさとです」
自分のすぐ近くの存在ではない場合の、差別や偏見については、少々の倫理感を持つだけで、"良くない" と言える。
しかし、差別や偏見によって痛めつけられた心の傷は、周りの人間が "良くない" と認識するだけでは簡単に癒されない、生涯閉じることの無い傷口として意識の中に残り続けるのだろう。
自分のように、故郷が元々無いならまだしも、故郷がそこにあるのに、帰ることができない。 ...悲しいな。
読まれた方も多いのでは。
自身が元ハンセン病患者で、人権回復運動に尽力されてる方の言葉。
「外国にも何度も行き、日本中に行きました。それでもただ1カ所だけ、行けないところがあります。ふるさとです」
自分のすぐ近くの存在ではない場合の、差別や偏見については、少々の倫理感を持つだけで、"良くない" と言える。
しかし、差別や偏見によって痛めつけられた心の傷は、周りの人間が "良くない" と認識するだけでは簡単に癒されない、生涯閉じることの無い傷口として意識の中に残り続けるのだろう。
自分のように、故郷が元々無いならまだしも、故郷がそこにあるのに、帰ることができない。 ...悲しいな。