猫人雑記

「あたしのにゃにゃにゃにゃんな毎日」
マレーシアからの帰国子女3匹+1匹+人間たちの徒然

先進国だけど、ペット後進国

2005-09-08 | 猫との暮らしの中で...
海外に住んでみて、改めて日本と比べて思ったこと、色々あります。
住み慣れた地というのはやはり心地よいのは当たり前。
でも今まで当たり前だったことが、そうでなくなっている今日この頃なので、改めて思う事、色々あるんです。
この地に来て、まず、ビックリ!は、交通事情の悪さ!

「えっ?何、これ? いいの? こんなんで??????」

もう全て?????でした。

バイクの4人乗りを見たときにゃ~、もう言葉なしです
車は高価なため、バイクが車代わりなのでしょうが、それにしても...危なすぎ~
絶対、ここでは運転なんか出来な~~~い
って思っていたあたしだけれど、
しちゃってます あはっ
背に腹は変えられぬ~ってとこかしら?
信号機もしょっちゅう壊れるし。
日本みたいにおまわりさんがすぐに駆けつけてくれるなんてこと奇跡に近いし。
などなど色々あります。
日本はやっぱり日本人のあたしには住み易いってことかしら?

昨日オーストラリアのWAVE(世界動物権利協会)の記事を読みました。
犬猫を飼うための登録料が、不妊去勢手術をしているかどうかで金額が異なるとのこと。
不妊去勢手術をしている犬猫の登録料は、していない犬の登録料の半額以下。
オーストラリアの首都圏(ACT)では、不妊去勢手術をしない場合は州政府の許可が必要で、そうでない場合は、生後6ヶ月後までに手術をしないと最高5,000豪㌦の罰金。
5,000豪㌦は日本円にすると、1豪㌦を90円とすると45万円!

『犬猫の不妊去勢手術を義務化の理由』 として次のことが挙げられていました。

・望まれない子犬子猫の出産を防ぐことができること。

・捨て犬・捨て猫の数が減ること。(動物遺棄は、法律で罰せられます)

・発情がなくなるため、逃亡を防げるので、迷い犬迷い猫を防げる。

・ケンカしたりする行動を抑えたり、攻撃性のレベルを低下させることができる。

・動物の病気が予防できる。繁殖器系の病気(子宮感染、乳がん等)が減る、或いは無くなる。

・動物の遺棄・虐待の防止となる

・飼い主の経済的負担が減る。

・行政の処分費用が削減される。

・国民の税金を処分ではなく、動物愛護のため使える。

 
現在は、避妊去勢手術の様々なリスクも判ってきているので、日本人の感覚からは少し強引な感じも受けますが、ペット先進国の道のりには考えなければたくさんあるようですね。
この法律でどのような変化があったのかはまだ未確認なのですが、もらい手のない仔をむやみに産ませる傾向のある我が国のペット事情を思うと、興味深い記事でした。