ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

Satolep SAMBATOWNそして六根浄という名のお酒

2009-09-25 08:17:18 | 純米酒

こんにちは、ブライアン・メイです。嘘です!
でも中学生時代はクイーンのディスコグラフィは全部集めてました。もちろんレンタルレコードさ!自転車のサイドバスケットに借りたLPを押し込んでワクワクしながら家に戻った記憶が眩しいよ、メウ・アモール(誰がアモールや)。
果てはクイーン詩集にクイーン写真集まで買い集めました。アホですねワタシ。
写真集の中には南米公演のときのものなのか、メンバーに囲まれて得意満面の若きマラドーナの姿が写ってたのを思い出します。それにしても大丈夫かねアルゼンチン代表。ワールドカップ行けるんだろか。
まあマラドーナのことなどはどうでもいいとして、おかげで今でもクイーンの曲はあらかた歌えます。
「ムスターファ」だって平気です。嘘です!
しかしまあ、小中学生の頃にアタマに沁みこんだ記憶って残るもんですね。今なんてポルトガル語の新しい単語ひとつロクに覚えられやしねえっす。

さて。
行ってきましたSatolep SAMBATOWNのライヴ。
名古屋らしくお客さんは少なめでしたが、人数のワリには拍手の熱さが素晴らしかったので、観客にも伝わるものがあったのでしょう。とても良いステージでした。
館内はキンキンに冷房が効きすぎていましたが、それでも汗でジットリです。「イッツ・プリリー・クー!(注:It's pretty coolの意)」と声を上げたいくらいにコスモポリタンでイカすサウンドでありながらも「イッツ・レッホッ!(注:It's red hotの意)」とも叫びだしたくなったのは、予想以上にアグレッシヴなヴィトール・ハミルのプレイに他なりません。いや煽る煽る。鉄弦ギターでこんなにカッコいいと思ったのは久しぶりです。歌もパワフルなカエターノみたいな感じでした。日本でのショウは今日のトーキョーしかありません。まだ迷ってらっしゃる方はとっとと仕事片付けてフレックスタイムで退社するか午後有休でもとって代官山へゴーですよゴー!
あと申し送り事項といったら・・・そうそう、中間で登場する紅一点・カチアBが「I'm so tired...」と歌いだしたらちゃんと拍手送れよ!


(あ、いいなコレ・・・)

スザーノはいつもの調子で元気ハツラツ、ヴィトールとカチアは時差ボケのせいかややお疲れ気味(終演後のカチアは『お腹すいた~』を連発してました)だったので、ワタシも挨拶だけ済ませ、いつにないくらい早く帰宅しました。そういえばワタシも晩メシ食ってねえっすな。

ならばコレの出番です。
最近ハマっている「純米酒 六根浄」のお晩酌。

店主、最近やたらと日本酒に入れ込んでしまっているのですが、それは日本人たるもの、日本の由緒正しき文化に親しまねばなるまいというところから端を発しており、お酒も日本酒志向に俄然傾きつつあります。ってブラジル音楽屋だろアンタ、というツッコミが聞こえてきそうです。ままここはひとつ。

で、そんなところへレオ・ミナックスのツアー会場のひとつである山形まで出かけちゃったもんだからさあ大変。六根浄が出てきてこんにちは、ぼっちゃん一緒に杯でも傾けんかね、と言われたか言われなかったか、見事撃沈!であります。
そしてその感激が忘れられず、最近通販でお取り寄せしちゃったんざます、ホホホ。

この「六根浄」というお酒、元々は「正酒屋 六根浄」というお店の名前で、店名をそのまま冠したオリジナルブランド酒。出処はかの「山形正宗」であまりにも有名な天童の水戸部酒造(←完全に受け売り)。店主さんも蔵人として、冬には実際に日本酒づくりに励まれています。プロ中のプロというわけですね。サイトやブログを拝見するにその心意気、大いに共感するものがあります。ワタシも頑張らねば。

この六根浄、甘味・酸味のバランスが絶妙で、後口スッキリ。ヘンに主張しすぎない、しかしどこかに凛とした潔さを感じさせてくれます。最近流行りの過剰なまでにフルーティな風味の日本酒とは一線を画した「日本酒かくあるべし」の姿の片鱗を見た気がします。
そして何より食事が旨い。いや、食事が旨くなる酒、あるいは食中酒としてめっぽう優れている酒というべきか、まあとにかく幸せな気分にさせてくれます。今夜もありがとう(合掌)。
しかしながらこのワタシ、やみくもにただ出会ったお酒にうまいうまいとはしゃいでいるわけでは決してなく、六根浄のほか「十四代(!)」「山形正宗」といった錚々たるメンバーと飲み比べての結論です。


(証拠写真)


(証拠写真その2。おバカですみません)

山形はワタシに今後の基準となる日本酒をお与えになってくれました。なんか最近ワタシ山形山形言ってますね。見返りに何か貰ってるわけではありません、念のため。


(これが件の酒・六根浄。庭のモミジももう少し経つといい感じなんだけど。左の瓶はもうほとんどカラです)

そろそろ燗酒がおいしい季節ですね。
しかし我ながらめちゃくちゃな話のつながりの日記だなこりゃ。