ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

勝手に付加価値の巻

2009-09-02 19:32:32 | 弦楽器

この春・夏はいろいろありましてDi Giorgioのヴィオラゥンちゃん達の仕入れを、はっきり言ってサボっておりました。またそろそろ何を入荷させるか検討しないといけません。

ところで今回、その仕入れの谷間みたいな時期を利用して、前からずっとやってみたいと思っていた試みにトライしました。
それはDi Giorgioの現行モデルに標準装備されているへっぽこペグを、60~70年代を中心にDG上級機種でよく使われていたようなヴィンテージの香り漂うクラシカルペグ(以下飴玉ペグと呼ぶことにします)に仕様変更すること。別にDG社に特注でオーダーしたわけではなく(そもそもこのメーカーはそんなことやってくんない)、サンバタウンによる勝手に独自企画!というやつであります。

で、具体的に何がどう変わるのかというと、例えばワタシの愛器・2006年製Tarregaちゃんに実験台になってもらったのですが、

こんな感じから、


こんな感じになりました。おお~。パチパチパチ(←こういうのを自画自賛といいます)。


現在サンバタウンにあるDi Giorgioの在庫の1台・クラシコ38TM。オマエもこの際だから変身しなさいっ。


(強制仕様変更。めちゃめちゃ風格アップ)

まあもっとも、Di Giorgioヴィンテージのあの佇まいにさして興味がない方は、日本製のペグ(GOTOHとか)にさっさと交換した方が品質的には断然イイです。弦巻いてて全然ストレスないしね。つまり品質レベルでは、

DG純正ペグ < 飴玉ペグ < 日本製ペグ

という並びです。当たり前か。
とはいえ60年代当時のまんまのペグを使うよりは、今回の飴玉ペグの方が当然快適なわけですが、どれがいいかというのは要するに好みというか、完全に嗜好の問題ですね。

さて、今後サンバタウンでは、ご希望のお客様にこの飴玉ペグをオプションで純正品と交換するサービスを開始致します(プラス¥10,500)。ちなみに只今在庫のクラシコ38TMは飴玉ペグを装備した状態でお値段据え置きにしております。お得です。カッコいいです。お早めにどうぞ。