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手造りPHEVで、そしてプリウスPHVで二度の日本列島縦断を達成し、世界初EV南極点到達を目指し活動する冒険チームです。

ボルボ社のディーゼル・プラグインハイブリッド

2009年06月29日 01時44分25秒 | NEWS
報道された情報によると、スウェーデンのVolvo社は、同じくスウェーデンの電力会社Vattenfall社と組んで、
ディーゼルエンジン搭載のプラグインハイブリッドを開発したらしい。2012年の実用化を目指すとの話。

このマシン、昨年のフランクフルトショーで発表された「ReCharge Concept」とはかなり「別物」。
「ReCharge Concept」が「C30」ベースだったのに対して、今度のマシンは「V70」ベース。
当然車重はぐっと重くなっていることだろう(公表されていない様子だが)。
「V70」はガソリンエンジンでも1トン800kg程度はあったハズだから、
これがディーゼル・・・それも恐らくはより重いコモンレール式・・・となって、
更にモーター駆動のシステムまで載るとなると、車重は2トンをほぼ間違いなく越える。

となると、電費は200Wh/kmも厳しいくらいだと想像されるので、8kWhと公表されている電気の使用可能総量では、
16km程度しかピュアEV走行ができないことになる。

このマシンは駄目だ。プラグインハイブリッドを造る設計のポイントが理解できているとは思えない。
「ReCharge Concept」の時は、「結構使えるかも?」と思ったが、退化させてどうするボルボ!!
更に、前輪がエンジン駆動、リアがモーター駆動の変な四駆仕様だから、
フリーハブが無いとすると、走行ロスだらけ・・・な仕様だ。

意味がわからないな、このモデルは。
「2012年に実用化する量産車のハイブリッド技術は、今回のデモカーとは異なる可能性もあるとしている。」
・・・って、そりゃそうだろう。この状態での市販は、ちょっと、否、かなり恥ずかしい。
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