仕事が終わってのんびり向かう。
こののんびり、というところがチキパに対する熱も覚めていることを伺わせる。
現地に着くと多分一曲目が終わるくらいだったと思う。
まずびっくりしたのは客の入り。俺がチキパにハマっていたといえるのは2013年の4月から9月にかけて。「CPU」の発売後に早くも「無限大少女A」の発売が決まり、リリースイベントが行われていたころだった。はっきりいってどこでリリースイベントをやってもおまいつ50人くらいなもんだった。10月14日に日本青年館のファーストワンマンライブの告知はいつになってもなされず、とうとう中止になってしまった。この段階では確かに会場を半分埋めることすら無理だっただろう。
それから何ヶ月がたち、チキパの現場に顔を出すこともなくなっていた。もちろん、チキパは大好きだし、アイドルの中で誰が一番好き、と聞かれたら間違いなく関根優那と答える。
それでもステラボールを埋めるのは正直難しいと思っていた。ところが、立派な満員だ。ライブハウスの定員に7掛けというのが体感での満員と相場が決まっている。それにしても1300人は来場していることになる。
まったり後方から観戦していた。近くに扇サイリウムを持つバカピンチケ集団がいたことにはいたが、ほとんどはおとなしそうなヲサーンばかり。関係者か???と思えるほどだ。いつものようにステージを観つつヲタ観察に余念が無い。
とても不思議で、二種類の観客にはっきりと別れている。ステージをじっくりみることが目的でいわゆるヲタ行動をとることがない客と、ひとくくりにしてはもうしわけないが、いわゆる厄介と言われるタイプの客とに。
アンコールをするやつらが中央に固まってやっているが、後方は手拍子すらせずぼけーっとしている。
リフトあり、マサイありで、醜い現場と言えばそうかもしれないが、それはステージ近辺の一部だけで、それ以外の場所では「お前、前方で暴れてこいよ」と思うピンチケも散在しているものの概ね平穏地帯であり、まるで第三世界のある一国の首都と農村のようなコントラストのある世界がここにもある。
感覚としては2013TIFにとても似ていた。ひたすらバカ騒ぎで大盛り上がりするやつもいるが、通りすがりでステージをみる普通のヲタもいて、という感じ。ようはチキパの2年以上の(ストリート生時代含む)歴史の中で一度でも興味を持ったものが見事に大集合したのだと思われる。これが続けばチキパも明らかに地下脱出と言えるだろう。
ステージは完璧と言っていいほどの出来だった。素晴らしいの一言。
アンコール込みでジャスト2時間。オールスタンディングではこれくらいがちょうどいい。
もちろん、普段通りのステージも楽しく演じていることがこちらにも伝わってくる。
なんといっても横長のステラボールのステージいっぱいを使ったLEDヴィジョンがよかった。そのヴィジョンを使ったダンスがいいスパイスになっていた。映像でギターが落ちてくる。メンバーが落ちてきたギターをキャッチする(もちろん、パントマイム)。ギターだけではない。要は映像に合わせたダンスをやっているのだが、びっくりするのは映像を背にしているわけで、みることができない。それなのに映像とピッタリ合っている。これはこれだけで金が取れるショーになるわけで、かなり練習を積んだんだろうなと感じるのがとても嬉しい。
全体にはとっても満足。最前で暴れることもできず、後方で適当なことやってお茶を濁すピンチケの存在もさほどは気にならず、やっぱりチキパはいいね、と思う内容だった。
ただ帰りの電車で女性二人が「厄介な人たちがいるからもういかない」と言っていたように、この厄介集団を排除できるかどうかが正念場になることは間違いない。
この話は次のメチャハイのライブの感想に続く。
了
こののんびり、というところがチキパに対する熱も覚めていることを伺わせる。
現地に着くと多分一曲目が終わるくらいだったと思う。
まずびっくりしたのは客の入り。俺がチキパにハマっていたといえるのは2013年の4月から9月にかけて。「CPU」の発売後に早くも「無限大少女A」の発売が決まり、リリースイベントが行われていたころだった。はっきりいってどこでリリースイベントをやってもおまいつ50人くらいなもんだった。10月14日に日本青年館のファーストワンマンライブの告知はいつになってもなされず、とうとう中止になってしまった。この段階では確かに会場を半分埋めることすら無理だっただろう。
それから何ヶ月がたち、チキパの現場に顔を出すこともなくなっていた。もちろん、チキパは大好きだし、アイドルの中で誰が一番好き、と聞かれたら間違いなく関根優那と答える。
それでもステラボールを埋めるのは正直難しいと思っていた。ところが、立派な満員だ。ライブハウスの定員に7掛けというのが体感での満員と相場が決まっている。それにしても1300人は来場していることになる。
まったり後方から観戦していた。近くに扇サイリウムを持つバカピンチケ集団がいたことにはいたが、ほとんどはおとなしそうなヲサーンばかり。関係者か???と思えるほどだ。いつものようにステージを観つつヲタ観察に余念が無い。
とても不思議で、二種類の観客にはっきりと別れている。ステージをじっくりみることが目的でいわゆるヲタ行動をとることがない客と、ひとくくりにしてはもうしわけないが、いわゆる厄介と言われるタイプの客とに。
アンコールをするやつらが中央に固まってやっているが、後方は手拍子すらせずぼけーっとしている。
リフトあり、マサイありで、醜い現場と言えばそうかもしれないが、それはステージ近辺の一部だけで、それ以外の場所では「お前、前方で暴れてこいよ」と思うピンチケも散在しているものの概ね平穏地帯であり、まるで第三世界のある一国の首都と農村のようなコントラストのある世界がここにもある。
感覚としては2013TIFにとても似ていた。ひたすらバカ騒ぎで大盛り上がりするやつもいるが、通りすがりでステージをみる普通のヲタもいて、という感じ。ようはチキパの2年以上の(ストリート生時代含む)歴史の中で一度でも興味を持ったものが見事に大集合したのだと思われる。これが続けばチキパも明らかに地下脱出と言えるだろう。
ステージは完璧と言っていいほどの出来だった。素晴らしいの一言。
アンコール込みでジャスト2時間。オールスタンディングではこれくらいがちょうどいい。
もちろん、普段通りのステージも楽しく演じていることがこちらにも伝わってくる。
なんといっても横長のステラボールのステージいっぱいを使ったLEDヴィジョンがよかった。そのヴィジョンを使ったダンスがいいスパイスになっていた。映像でギターが落ちてくる。メンバーが落ちてきたギターをキャッチする(もちろん、パントマイム)。ギターだけではない。要は映像に合わせたダンスをやっているのだが、びっくりするのは映像を背にしているわけで、みることができない。それなのに映像とピッタリ合っている。これはこれだけで金が取れるショーになるわけで、かなり練習を積んだんだろうなと感じるのがとても嬉しい。
全体にはとっても満足。最前で暴れることもできず、後方で適当なことやってお茶を濁すピンチケの存在もさほどは気にならず、やっぱりチキパはいいね、と思う内容だった。
ただ帰りの電車で女性二人が「厄介な人たちがいるからもういかない」と言っていたように、この厄介集団を排除できるかどうかが正念場になることは間違いない。
この話は次のメチャハイのライブの感想に続く。
了