荒巻豊志の整理されないおもちゃ箱

日本一下手なドラマーです。仕事の話をすることはこのブログではめったにありません。

「宇宙戦争」

2014-01-11 22:00:16 | 映画
B級映画をみたあとはやっぱり大作をみたくなる。

トム=クルーズの「宇宙戦争」をみる。特撮の水準、エキストラの数。B級映画とは比べ物にならない。

レーザー光線で町を人をなぎ払う宇宙からの使者。とにかく逃げようとするのに賢明な主人公、事態がつかめずなきわめく子ども。いらだつ、そしてその自分を落ち着かせようとする主人公。緊張感が伝わってくる。フェリー乗り場の前後からのシーンは息もつけない。

それにしてもトム=クルーズの演技のうまいこと。頼りなくエゴイストな父親を見事に演じている。正義感が強く父に反発する息子。実は10歳の娘が一番しっかりしているのかもしれない。

エンディングはなぜか結局は人類が勝つ。理由はわからねどスカっとする。なんかあまりにもハッピーエンドくさいし、不思議な箇所が最後になるほどみられるんだが、まぁよしとしましょう。


この映画をみて、なぜ自分がゾンビものやエイリアンものといった映画が好きなのか理由がわかった。それを書く日はいつかくるはず。











「世界侵略2012」

2014-01-11 20:31:05 | 映画
何年か前にB級映画を漁るようにみていたことがある。
これもそのひとつかもしれない。B級映画とはストーリーの大きさに比して予算が与えられていないものと俺はとらえている。特撮や特殊メイクを必要としなければ低予算でもそれなりの映画はできるように思えるのだが、そのバランスが崩れていることが滑稽にみえてしまうのがB級映画だろう。

この映画は登場人物が英語で会話しているシーンがあり、スペイン語での字幕が出ている(スペイン語だとは思うがわからないラテン系であることは間違いない)。日本の商社マンが出てきて日本語で会話しているところなんかでもスペイン語での字幕が出ていた。ちなみにこの日本語を話す人は確実に役者ではなく素人をつれてきていた。

勝手な憶測だがアメリカ映画ではあるが、ヒスパニック系の人たちへの娯楽として作られたのではと思っている。あるいはただのメキシコ映画か。


B級映画は費用の少なさからがヤマ場の訪れがとにかく遅い。最初から1時間近くはなんの映画か忘れてしまうほどだ。


ある一家がドライブ中にエイリアンらしきものに拉致される。隕石がおちる。遺跡を調査していた人が謎の死を遂げる。これらがひとつに結びついていると考えた科学者たちのチームが謎を解いていく。

1時間ほど経過したところで、エイリアンらしきものは一度も姿をみせない。ただ3種類のエイリアンが地球にきているらしい。ひとつは人間をのっとるバクテリアのエイリアン。もうひとつは人間と同じ姿をしたエイリアン。そして最後はいわゆるグレイタイプの人間の見方であるエイリアンらしい。それにしてもエイリアンとコンタクトをとったわけでもないのに、なぜこの3者に分かれるという想定がなされるのだろう。


そしていよいよ70分くらいになって、エイリアン登場。

たけしのTVタックルに出てくる感じのエイリアンだ。悪いエイリアン(人間の姿)が科学者たちを襲う。その窮地を味方のエイリアンが救う。敵を追っ払った後で味方のエイリアンが地球滅亡の映像をみせる。

そして!。





このまま終わってしまった。

もちろんエンディングはちょっと謎めいた終わり方なのだが、それがなんなのか全くわからない。


いったいこの映画はなんだったのだろう?。


しかし、金をかけた映画でつまらないものよりもつっこみがいがあるだけB級映画のほうが面白い。