この二天門は、慶安2年(1649)頃に浅草寺の東門として建立されましたが、
江戸時代を通じて浅草寺観音堂の西側に建てられた、東照宮の随身門と伝え
られ、随身像が安置されていました。
明治初年の神仏分離令によって、門に安置された隋身像は仏教を守護する
四天王のうち、持国天・増長天の二天像に変わり、名称も二天門に改称されま
した。現在安置されている二天像は、昭和32年に寛永寺の厳有院殿(四代将軍
徳川家綱)霊廟の勅使門から移されたものです。この二天門は昭和25年、国指定
の重要文化財に指定されています。
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