久米平内堂（浅草寺）

　

 浅草寺宝蔵門に向かって右側にある「久米平内堂」は、縁結びの御利益

があるそうですよ。この久米平内さんは剣術遣いで、何人か切ったそうで、

後年その供養のため仁王座禅の修行をしたそうです。

　平内は臨終にのぞみ、自らの姿を石に刻ませて、多くの人々に踏んでも

らうことによって犯した罪を償いたいとしたといいます。そして人通りの多い

仁王門付近に埋めたといいますが、後に石像はお堂に納められました。

　「踏みつけ」が「文付け」に転じて、願文をお堂に納めると願いが叶うとされ

江戸時代中期以降、とくに縁結びの神として庶民の信仰を集めたそうです。

　現在でも、この箱には多くの願い文が投函されているそうですよ。うまく願い

が叶うといいですね。