八王子城は、小田原に本拠をおいた北条氏の、三代目氏康の三男、北条氏照が築いた山城
です。天正10年(1582)頃に築城が開始され、天正15年(1587)頃までに滝山城(八王子
市丹木町)から拠点を移したとされます。豊臣秀吉の関東制圧の一環で、天正18年に前田利
家・上杉景勝軍に攻められて落城しました。これが決め手となって本拠の小田原は開城、北条
氏政・氏照は切腹して北条氏は滅亡しました。
八王子城は関東屈指の山城です。氏照が構想していた城郭は壮大で、落城時はまだ未完成
であったと考えられています。城山は様々な動植物が生息し、四季折々の様子を目にすること
ができます。散策すれば歴史を学ぶとともに、豊かな自然に触れる有意義な時間を過ごすこと
ができるでしょう。(写真Mr麹町)
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