千枚田と里山、集落が織りなす南房総の原風景で、東京に一番近い棚田です。
この千枚田は、すり鉢状の急峻な地形に展開する棚田で、その起源は江戸時代以前に遡る
と考えられています。この地域では、温暖な気候を背景として高品質の{長狭米」を生産していました。
農業従事者の高齢化により、一時荒廃が進みましたが、近年「棚田オーナー制」の導入によって、
耕作放棄地も減少し、都市住民と地域の積極的な交流促進の結果、農地の維持維持管理に成功して
いる事例として、全国的に注目を集めています。
自然とともに生きてきた人々の言葉に、耳を傾けよう。そして自分たちの歩いてきた道を、見直してみよう。
そこから新しい一歩がはじまるのでは・・と思いますね。(写真Mr麹町)