グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

口元チェック中原教育長への第2波抗議行動

2013-09-27 23:41:38 | 中原教育長下の大阪の教育

本日(9月27日)の抗議行動に多くの方に参加いただきありがとうございます。今後も私たちは、中原教育長への抗議行動を継続していきます。レイバーネットHPに写真投稿しましたものを転載させていただきます。

とんでもない「口元チェック」

 

9月27日、私たち「日の丸・君が代」強制反対、不起立処分を撤回させる大阪ネットワークならびに不起立処分大阪府人事委員会不服申立当該11名のグループZAZAは、大阪府教育委員会前で「口元チェック」に反対する抗議行動第2波を行いました。

大阪府中原徹教育長は教育委員会会議にかけることもなく、9月4日に、全府立学校長に卒業式で教職員が「君が代」を斉唱しているかどうか教頭らに目視で確認させ、報告せよとの「口元チェック」通知を出しました。

このことは、9月19日付「毎日新聞」のスクープにより明らかになりました。私たちはすぐさま翌20日に抗議行動第一1波を行い中原徹教育長の人権侵害を糾弾しました。

この日の第二波行動にはより多くの人々が集まり、私たちの怒りの強さを示しました。大阪府教育委員会は10名近くの官吏に監視させ、また、多数の守衛に私たちの抗議行動を阻止させようとしました。

しかし、1時間近くの抗議行動で約1000枚のビラをまき、府庁職員や府民に訴えました。おかしなことに黙らない!声をあげる!このことが、あらゆる場面で必要なように思います。

私たちは第3波抗議行動を企画します。支援と連帯をよろしくお願いします。(グループZAZA・辻谷)


口元までチェックとは…山形新聞より

2013-09-27 14:29:05 | 「君が代」裁判

渡部秀清さんが、山形新聞に投稿され掲載された意見を紹介します。

口元までチェックとは・・・

 

山形に帰省中のテレビで、大阪府教育委員会(中原教育長)が卒・入学式での「君が代」斉唱時、教職員の口元チェックをする通知を出したというニュースを見た。これを見て、日本もここまできたかと思った。

この間、憲法改正問題が取り上げられ、自民党は昨年4月改憲案を発表した。それを見て私は驚いた。その前文には「日本国は・・・天皇を戴く国家であって・・」とあり、第3条には「①国旗は日章旗とし、国歌は君が代とする②日本国民は、国旗及び国歌を尊重しなければならない」とある。

1999年の「日の丸・君が代」法制化時には反対も多く、私も国会での公聴会を傍聴した。当時政府は「強制するものではない」と繰り返し述べ、内閣法制局長官も「国民が国歌斉唱等の義務を課されるものではない」と述べていた。

しかし、東京では石原前知事の下、2003年以来学校現場における強制が強まり、これまで強制に反対する教職員延べ450名が処分されている。また2011年には橋下大阪前知事の下、「日の丸・君が代条例」が成立、以降強制と処分が強まり、今回の教育長による通知となった。

私は長く高校で教員をやっていたが、ほとんどの生徒は、「君が代」の意味(天皇の世の中が永く続くようにという)を知らずに小・中学校と歌わされてきていた。

「君が代」を歌わないからといって「口元チェック」などということは、国民主権と人間の尊厳を踏みにじる行為で、教育現場にあってはならない行為だと思う。

国会の公聴会で意見を述べた北村小夜さんは、「教室から戦争が始まる」とも述べている。

日本はかなり危ないところまで来ているのではないだろうか。