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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

池北・豊島「君が代」処分を撤回させる会(まっすんサポーターズ)第5回総会のご案内

2019-06-29 09:00:59 | 集会案内
現職高校教員、大阪教育合同労働組合執行委員長の増田俊道さんからの呼びかけです!

みなさん、ふるって御参加ください!!!

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池北・豊島「君が代」処分を撤回させる会(まっすんサポーターズ)第5回総会

日時:2019年7月7日(日休)  14:00~16:30(開場13:30) 

場所:豊中市立千里公民館コラボ 2階集会場(定員200名)

内容:第1部 「君が代」処分撤回に向けた動き…谷次郎弁護士・増田俊道
   第2部 歌&パフォーマンス…川口真由美&右田隆withホカリン  



D-TaC結成4周年集会のご案内

2019-06-28 17:51:08 | 集会案内
松田さんの大阪市人事委員会審理は、処分担当課長と校長の尋問(2018年10月)、請求者本人尋問(12月)を終えて、3月1日に最終意見書を提出しました。処分者(市教委)も最終意見書を提出し、後は裁決を残すだけという状況ですが、裁決は秋になるようです。

そのような中で、D-TaC結成4周年集会を行います。(案内チラシのpdfファイルはコチラ)

D-TaC結成4周年集会

7.4「学校教育って…なぁに?」にご参加ください

記念講演:桜井智恵子さん(関西学院大学人間福祉研究科教授)

「魂の統治」と#Fridays For Future ~日本の教育が向かう先~

日時:7月4日(木)18:30~20:45

会場:エルおおさか5F研修室2(大阪市中央区北浜東3-14、地下鉄・京阪「天満橋」)

資料代:300円

2015年7月に松田さんが大阪市人事委員会に申し立てた「君が代」不起立戒告処分取消請求の審査は、昨年10月、忍処分担当課長(2015年当時)と山本校長の証人尋問、12月、松田さんの本人尋問を経て、双方が最終意見書を提出し、裁決を待つだけの状況です。
https://democracyforteachers.wordpress.com/2019/05/18/

不起
立と処分をめぐる当時の状況については以下を参照ください。

◆「同僚のみなさん、見守って下さってありがとうございます」2015年3月30日

◆2015年3月16日事情聴取のやりとり等

私たちは、人事委員会闘争支援とともに中学校ビラまきや市教委交渉・学校への報告活動を通じて、「君が代」の歴史・扱いの変遷を伝え、それにどんな態度をとるかは子どもたち自身が決める形への「君が代」指導の転換を訴えてきました。

大阪市の教育は、維新支配の下、民営化を志向しながら、ますます管理と競争に傾斜しています。私たちの「君が代」強制反対・処分撤回をめざす運動は、子どもの人権、教職員の人権を基準に学校のあり方を問い、子どもたちや保護者・市民の「学校が人間らしく生活できる場所であってほしい」という願いとむすびついて、学校変革の一端を担うものでありたいと思っています。

7.4D-TaC結成4周年集会は、学校でSOSを発する子どもたちにかかわりながら、学校とは何か、どうあるべきかを、国際的歴史的視野で研究されてきた桜井智恵子さんに講演いただき、D-TaCの次の活動を考える場にしたいと思っています。ご参加をお待ちしています。


憲法を無視した大阪市立泉尾北小学校での『「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼』に対する抗議文に賛同のお願い!

2019-06-22 20:26:15 | 大阪の教育
子どもちに渡すな!あぶない教科書大阪の会伊賀さんからの提起です。大阪市立泉尾北小学校で起こったゆゆしき事態に対して呆れているだけでは、おそらくますますこのような学校は広がっていくかもしれません。


いま、私たちに必要なことは、憲法を遵守すること。憲法に背くようなことが行われていれば、それをきちんと指摘し、教育の場での憲法違反を決して許してはいけないことだと思います。

ぜひ、憲法を無視した大阪市立泉尾北小学校での『「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼』に対する抗議文に賛同をお願いします!

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 ■抗議文への団体・個人賛同をお願いします!■
  憲法を無視した大阪市立泉尾北小学校での
  『「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼』に対する抗議文
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5月8日(水)、大阪市立泉尾北小学校において全校の子どもたちが参加する『「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼』(以下、「児童朝礼」)が行われました。「児童朝礼」では、まず小田村直昌校長が代替わりと新元号の説明をしました。なんと新天皇を「126代目」とまで紹介しています。

その後、「愛国の歌姫」と呼ばれている山口采希(あやき)氏(「教育勅語」を歌にし、塚本幼稚園でも歌ったことがある)がゲストとして登場しました。そこでは、明治時代の唱歌「神武天皇」「仁徳天皇」を歌いました。どちらも神話上の天皇を賛美し、「万世一系」を印象づける国民主権に反する歌です。さらに「仁徳天皇」を歌う前には、教育勅語児童読本(1940年)や修身教科書に登場する「民のかまど」の話をしました。

さらには、自身のオリジナル曲「行くぞ!日の丸」「令和の時代」も歌いました。

「行くぞ!日の丸!」は、「日の丸」を先頭にしてアジア諸国に侵略した戦前の日本軍の姿を彷彿とさせます。外国籍の子どもたち、中でもかって日本が侵略・植民地支配した国々にルーツを持つ子どもたちは、この歌によって深く傷つくのではないかと私たちは憂慮します。

小田村校長は動向のHPで山口氏の歌や話を「とてもいいお話」「とても素晴らしいゲストでした」と絶賛しました。このような「児童朝礼」は、戦前の教育勅語教育を小学校に露骨に持ち込もうとした森友学園の「瑞穂の國小學院」に通じるものがあり、明らかに憲法違反です。公立学校でこのような集会が行われていること自体、全国的に例を見ません。

私たちは、憲法に反する内容を子どもたちに押しつけた「児童朝礼」を行った小田村校長と、同校長を任命した大阪市教育委員会に対して厳しく抗議したいと思っています。そして同校の保護者・子どもに対してはもちろんのこと、大阪市民に対する説明と謝罪を求めたいと思います。

大阪市教委に対して抗議の申し入れを行いたいと思っています。
それまでに出来るだけ多くの団体・個人賛同を集めたいと思っています。
ぜひ、ご協力をお願いします。

■下記の要望書への団体・個人賛同を呼びかけます。
◇団体賛同の場合
  団体名をお知らせください。
◇個人賛同の場合
  お名前
  お立場(教職員、保護者、生徒、学生、研究者、弁護士、市民など)
   できればで結構です。
  お名前の公表(インターネットを含む)の有無
◇締め切りは7月7日(日)
◇PC・スマホ用署名ページ 申し訳ありませんが、現在のところ、署名サイトにアクセスできない状況です。 お手数をおかけしますが、「子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会」より署名サイトにアクセスしてください。 https://blog.goo.ne.jp/text2018/e/d38d0b9db3b732f513ac0f2157615101 ■憲法を無視した大阪市立泉尾北小学校での『「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼』に
対する抗議文

 5月8日(水)、大阪市立泉尾北小学校において全校の子どもたちが参加する「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼(以下、「児童朝礼」)が行われました。「児童朝礼」では、小田村直昌校長が「天皇陛下がお代りになった話と126代目であること、元号も日本古来から続いているお話」(泉尾北小HP)をしています。新天皇を「126代」とすることは、神話上の神武天皇なども含む数え方をしており、歴史的事実に反し皇室が「万世一系」であるかのように教えることに他なりません。

 その後、「児童朝礼」では「愛国の歌姫」と呼ばれている山口采希(あやき)氏(「教育勅語」を歌にし、塚本幼稚園でも歌ったことがある)がゲストとして登場しました。そこで山口氏は、明治時代の唱歌「神武天皇」「仁徳天皇」を歌いました。どちらも神話上の天皇を賛美し、「万世一系」を印象づける国民主権に反する歌です。さらに「仁徳天皇」を歌う前には、教育勅語児童読本(1940年)や修身教科書に
登場する「民のかまど」の話をしました。これは、戦前の皇国臣民化教育の定番教材で、子どもたちを「臣民」に仕立て上げていったものです。2015年2月、愛知県一宮市教育委員会は、「建国記念の日」を前にした全校朝会で「民のかまど」の話をした市立中学校校長を注意をしたこともありました。

 しかし、大阪市立泉尾北小学校のHPには、この「児童朝礼」の様子が紹介されており、小田村校長は山口氏の歌・話を「とてもいいお話」「とても素晴らしいゲストでした」と絶賛しました。HP記事の最後には、小田村校長が山口氏の書いた色紙をもった写真も掲載されています。その色紙には、「皇紀2679」と書かれています。

「皇紀」は神話上の天皇である神武天皇に由来するもので、戦後は公教育でも行政文書でも一切使用されていません。「皇紀」を使った色紙の画像を公立小学校のHPに載せることは不適切です。

 山口氏は、自身のオリジナル曲「行くぞ!日の丸」「令和の時代」も歌いました。

「行くぞ!日の丸!」は、「日の丸」を先頭にしてアジア諸国に侵略した戦前の日本軍の姿を彷彿とさせます。外国籍の子どもたち、中でもかって日本が侵略・植民地支配した国々にルーツを持つ子どもたちは、この歌によって深く傷つくのではないかと私たちは憂慮します。大阪市がめざす「多文化・多民族共生教育」に反するものです(資料)。

 公立学校の児童朝会での山口氏の歌や話は、戦前の教育勅語教育を小学校に露骨に持ち込もうとした森友学園の「瑞穂の國小學院」に通じるものがあり、明らかに憲法違反です。公立学校でこのような集会が行われていること自体、全国的に例を見ません。

 泉尾北小に山口氏を呼び、「天皇陛下ご即位記念」児童朝礼を行ったのは小田村校長です。小田村校長は大阪市の民間人校長として5年目(泉尾北小では2年目)で、任命したのは市長と教育委員会です。小田村校長は、大阪市立小学校校長になってから、右派団体である「学ぼう会北摂」で講演をしたり、龍馬プロジェクト会長の神谷宗幣氏のインターネット番組に登場し、大阪市の人権教育や歴史教育を「偏向教育」と批判している人物です。今回の「児童朝礼」は、小田村校長が意図的に実施したことは明らかです。

 私たちは、憲法に反する内容を子どもたちに押しつけた「児童朝礼」を行った小田村校長に対して抗議します。小田村校長を任命し、「児童朝礼」を実施させた大阪市教委の責任を追及します。小田村校長と大阪市教委は、同校の保護者・子どもに対してはもちろんのこと、大阪市民に対する説明と謝罪を行ってください。

■山口采希氏が歌った曲

□「行くぞ!日の丸!」

喜びと悲しみに
情熱が肩を組む
うつむいた日は過ぎた
時が来た まっしぐら
行くぞ!行くぞ!日の丸が行くぞ!
ああ勇ましく 日の丸が行くぞ
ひたぶるに駆け抜けた
根こそぎのなにくそで
どん底も手を伸ばし
風一つ 掴んだる!
行くぞ!行くぞ!日の丸が行くぞ!
揺るがぬ魂 日の丸が行くぞ
行くぞ!行くぞ!日の丸が行くぞ!
ああ勇ましく 日の丸が行くぞ
行くぞ!行くぞ!日の丸が行くぞ!
白地に赤く 日の丸が行くぞ

□「令和の御代」

春の訪れ 風も和やかに
薫り高く 梅の花のように
うるわしき日々を 
ありのままに
咲き誇る
令和の御代に
和らぎの日々を
それぞれの心
満ち足りて
咲き誇る
令和の御代に
心寄せ合う
令和の御代に


□「仁徳天皇(唱歌)」

玉の宮居は名のみにて
あれにぞあれし 大殿に
三歳の月日 凌ぎつつ
民のかまどを にぎはし給ふ
その大御めぐみ
雨ふりしきる あしたにも
風ふきすさぶ 夕にも
大御身の上は 忘られて
民のうえのみ 思ほし給ふ
その大御心

■呼びかけ団体 
子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会

■資料
◇山口あやきブログより
《今日は大阪市立泉尾北小学校の全校集会「新天皇ご即位記念集会」で歌わせて頂き
ました(*^^*)》
https://ameblo.jp/ayaki0416/entry-12459876448.html

◇神谷宗幣氏の番組での小田村直昌校長のインタビュー動画
ぜひ、みてください。あまりにもひどいです。
https://www.youtube.com/watch?v=fIAFEDXE1ns


奥野戒告人事委事案第2回公開口頭審理のご案内

2019-06-20 09:34:05 | 人事委員会審理
大阪府支援学校教員の奥野泰孝です。


免職警告書付き戒告処分取り消し人事委員会闘争について、お知らせします。

第2回公開口頭審理が、6月21日(金)15時から大阪府咲洲庁舎45階会議室(小)であります。
不便なところですが傍聴に多くの方に来ていただきたいです。(最寄駅はトレードセンター前です。)

第1回は2月にあり、奥野の冒頭陳述と処分当時の准校長の証人尋問がありました。
この第2回は、2014年度当時の府教委支援教育課の指導主事の証人尋問です。「車椅子の生徒の横で教員が国歌斉唱時も起立しないことはある。」と当該卒業式前日に語っていた人です。その時の会話をしたMさん(府民、元教員、奥野の知人)も証人として出席します。

この処分は2015年3月の不起立に対するものです。大阪府国旗国家条例下3度目の懲戒処分、3回で免職の職員基本条例下2度目の懲戒処分に当たります。

その時までに不起立処分を2回受けている奥野に対し、管理職が起立すると約束しないなら式場に入れないと迫っていた時の状況が明らかにされ、奥野が担任としての合理的判断によって国歌斉唱時も座っていたことが認められることを求めています。

井前さんから:戒告取り消し確定についての報告とお礼

2019-06-12 06:40:49 | 「君が代」裁判
井前弘幸です。


6月7日(金) 府教委が上告断念を明らかに
「君が代」不起立による戒告処分の取り消しが確定しました


5月23日の高裁判決が、私に対する戒告処分を取り消した後、「井前処分を撤回させる会」の呼びかけで、団体や個人による府教委への「上告断念」の申し入れが続けられてきました。ここでも多くの皆さんの支援をいただきました。

6月6日が上告状の提出期限でしたが、翌7日に代理人弁護士が裁判所に確認したところ上告状は提出されていませんでした。教育庁に直接連絡すると、担当課は上告を断念したことを明らかにしました。

私に対する戒告処分の取り消しが確定しました。2014年6月の処分から丸5年です。こんなことがなければ、もっといろんなことができたかもしれないのにと思うとやりきれない部分もあります。でも、試合の流れをひっくり返すのも、まず1本を取り返すところから始まるので、ここからターンオーバーです。

共同訴訟の私以外の6名は引き続き処分撤回を求めて最高裁に上告し、私を含む7名全員で大阪府の賠償責任について「上告受理申立て」というのを継続します。府教委に対して、今後は、処分取り消しの確定判決を基礎に、大阪府「国旗国歌条例」「職員基本条例」、「教育長通達」と「職務命令」の撤回を求めていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。 

                                       2019.6.10