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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

『うさぎのヤスヒコ、憲法と出会う』西原博史著~買わなくっちゃ!

2014-04-30 21:18:31 | フェイスブックより

憲法学者の西原博史さんが、こんなステキな本を出されたそうです。憲法をもっと身近に!、早速購入し読んでみようと思います。

2014.4.20朝日新聞:天声人語より

なかなか巧みなたとえばなしをみつけた。「多数決が入ってきちゃいけないところに、『立入(たちいり)禁止』の看板をかけておく」という一文である。

民主主義は数の力がものをいう。しかし、たとえば思想・良心の自由といった基本的人権は、数の力をもってしても侵すことはできない。ここには入れませんよ、と書いてあるのが憲法であり、そういう考え方を立憲主義という。

『うさぎのヤスヒコ、憲法と出会う』(太郎次郎社エディタス)という絵入りの楽しい本から引いた。東京都江戸川区の子ども未来館でおととしから去年にかけて、24人の小学生が法律を勉強した。その成果を、憲法の講師をつとめた西原博史(にしはらひろし)早稲田大教授がまとめたものだ。

日本の政治の現状は、いわば「立入禁止」の看板を踏みつけにしているのではないか。そんな強い危機感が、多くの有識者を突き動かしたのだろう。法学、政治学をはじめ、経済学、社会学、哲学など実に幅広い分野の専門家が一昨日、「立憲デモクラシーの会」を発足させた。

憲法改正のハードルを下げようとし、それが難しいとなると解釈の変更だけで集団的自衛権を解禁しようとし、あげくに全く筋違いの最高裁判決を持ち出す。安倍政権はたしかに憲法という縛りを骨抜きにしようとしているように見える。

これでは改憲どころか「壊憲」だ、民主主義にはアクセルだけでなくブレーキも必要――。会の参加者は動きを批判し、阻止をめざす。憲法をめぐる政治状況は正念場である

西原博史さんフェイスブックより
 
『うさぎのヤスヒコ、憲法と出会う』(太郎次郎社エディタス)発売になりました。
 
近著につき、学会の尊敬する先輩:「大いに共感したのは、ご著書の根底に『幸福追求権』という根っこががっしり座っていて、そこから思想信条の自由ないし信教の自由、個人情報・プライバシーの保護と表現の自由、比較衡量を成り立たせるための要件と細心な配慮がなされていたことです」と。

「この本は、特に教育学部で教員になろうとする学生に書かれざる部分に至るまで思いをめぐらせて読んでほしいと思います」とも。

最大級の賛辞をいただきました。『うさぎのヤスヒコ、憲法と出会う』http://www.tarojiro.co.jp/product/5102/
うさぎのヤスヒコ、 憲法と出会う|太郎次郎社エディタス
www.tarojiro.co.jp
法律は「なるほどパワー」=説得力の比べっこで使うもの──架空の...
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許せない都教委の暴走! 本日(4/30)「君が代」減給6か月不当処分を強行!

2014-04-30 20:04:21 | 全国から


被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤さんから速報が届きました。驚くべきことに、都教委は、都立高校教員に対し、減給10分の1 6か月処分を強行しました。この背景には、極右安倍政権があると思われます。権力がますます居丈高になるなか、私たちは、なお一層連帯し、抵抗の声をあげ続けていきたいと思います。



「処分撤回を求めて(311)

<速報>入学式処分に断固抗議する!/5・3憲法集会へ!

◆都教委の入学式処分の強行、再発防止研修の受講命令に断固抗議する!

本日4月30日、東京都教育委員会は2名の都立学校教員(都立高校1名、特別支援学校1名)に対し入学式での不起立などを理由に処分を強行し、同時に5月13日の再発防止研修の受講命令を発令しました。

被処分者の会は、理不尽な処分で教職員を恫喝して恥じない都教委の暴挙に対して断固抗議し、処分の撤回を求めます。

なお、5月13日の再発防止研修に対しては、被処分者の会呼びかけにより早朝から抗議・支援行動を行います。時間など詳細は追って連絡しますが、今から予定に入れておいて下さい。

都教委HP:服務事故
 ↓
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/hukumujiko/140430.pdf

・・・・・・・・・・・・・・・・
平成26年4月30日
教 育 庁

入学式における職務命令違反等に係る懲戒処分について

東京都公立学校で実施された平成26年度入学式等において、一部の学校で服務事故が発生したことに伴い、以下のとおり教員の懲戒処分を行ったので、お知らせします。

◆処分の事由
平成26年度入学式等において、国歌斉唱時に国旗に向かって起立し斉唱することを校長から職務命令として命じられていたにもかかわらず、職務命令に違反するなどの行為を行った。

◆処分の内容
職務命令違反等を行った教員について、地方公務員法に基づく懲戒処分を行った。

都立淵江高等学校 減給10分の1・6月
都立板橋特別支援学校 減給10分の1・1月

合 計 2校 2名

◆発令年月日 平成26年4月30日

【問合せ先】
東京都教育庁人事部職員課
電話03-5320-6798(直通)
・・・・・・・・・・・・・・・・

この処分に対して、被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団は、「入学式における『日の丸・君が代』不当処分に抗議する声明」を発表しましたので下に貼り付けます。

*************
入学式における「日の丸・君が代」不当処分に抗議する声明

 本日4月30日、東京都教育委員会(都教委)は、入学式での「君が代」斉唱時の不起立などを理由に都立学校の教職員2名に対する懲戒処分発令を強行した(高校1名・減給10分の1・6月、特別支援学校1名・減給10分の1・1月)。これは3月卒業式での教職員4名の処分に続くもので、これにより卒業式、入学式などで「日の丸・君が代」を強制する10・23通達(2003年)に基づく懲戒処分の数は延べ463名となった。私たちは、不当な処分発令に満身の怒りを込めて抗議し、その撤回を求めるものである。
 なお、今回都教委は、都立高校教員に対しては、国歌斉唱時の「前掲姿勢」を職務命令違反であると強弁し、他の行動と合わせて減給6月の重い処分を科すという前代未聞の暴挙を行った。
 都教委によるこれらの処分は、東京都の「裁量権の逸脱・濫用」であるとして減給・停職の処分を取り消した2回の最高裁判決(2012年1月及び2013年9月)の趣旨を無視するものであり、断じて許すことはできない。

 また、都教委は、被処分者を対象に5月13日に「服務事故再発防止研修」を実施することを決め、受講命令を発令した。この「研修」は、センター研修2回(各200分)と長期にわたる所属校研修を被処分者(受講者)に課し、精神的・物理的圧迫により、執拗に追い詰め「思想改造」を迫るものであり、「繰り返し同一内容の研修を受けさせ、自己の非を認めさせようとするなど、公務員個人の内心の自由に踏み込み、著しい精神的苦痛を与える程度に至るものであれば、そのような研修や研修命令は・・・違憲違法の問題を生じる可能性があるといわなければならない」とした東京地裁民事19部決定(2004年7月)に反するものである。
 私たちは、都教委に対する「都教育庁関係部署(人事部職員課、教職員研修センター研修部教育経営課など)の責任ある職員と該当者及び被処分者の会・同弁護団との話し合いの場を研修実施予定日の前に設定すること」との申し入れ(4月21日)を無視して強行発令された憲法違反の再発防止研修の即時中止を要求するものである。

 上記最高裁判決は、起立斉唱・ピアノ伴奏を命ずる職務命令が「思想及び良心の自由」の「間接的制約」であることを認め、減給以上の処分については、「処分が重きに失し、社会観念上著しく妥当を欠き、懲戒権者の裁量権の範囲を超え、違法」として計32件の減給・停職の処分を取り消した。最高裁が、都教委による従来の累積加重処分に歯止めをかけたのである。
更に、櫻井龍子裁判官は補足意見で、教育環境の悪化を危惧して、「教育の現場において…自由で闊達な教育が実施されていくことが切に望まれるところであり、全ての関係者によってそのための具体的な方策と努力が真摯かつ速やかに尽くされていく必要がある」と述べ(2012年1月16日)、鬼丸かおる裁判官の補足意見では、「謙抑的な対応が教育現場における状況の改善に資するものというべき」と教育行政による硬直的な処分に対して反省と改善を求めているのである(2013年9月6日)。

 10・23通達発出から10年以上経過し、内舘牧子氏の教育委員退任(本年3月)により、同通達発出時の教育委員は一人もいなくなっている。こうした状況を踏まえて、私たちは、同通達に係わる懲戒処分について同委員会で真摯かつ慎重に議論し、これまでの教育行政及び同通達を見直すことを強く求めてきた。にもかかわらず、都教委は、一切の検討もせず、最高裁判決を無視して、原告団・弁護団との「話し合い」をも拒否して問題解決の努力を放棄するのみならず、ひたすら機械的・強圧的に教職員の処分及び再発防止研修を強行しているのである。

 今、国政では、解釈改憲による集団的自衛権の行使を容認によりこの国を「戦争をする国」にしようとする動きが加速している。「教育再生」と称する教育委員会制度・教科書制度改悪、道徳の教科化などの戦後の民主的教育の破壊の危機も進行している。学校での「日の丸・君が代」強制はこれらの動きと一体のものである。
 私たちは、都教委の「暴走」をやめさせ、自由で民主的な教育を甦らせ、生徒が主人公の学校を取り戻すため、「日の丸・君が代」強制に反対し、全国の仲間と連帯して不当処分撤回まで闘い抜く決意である。「教え子を再び戦場に送らない」ために!

2014年4月30日
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団
 共同代表  岩木 俊一  星野 直之
連絡先:事務局長 近藤 徹  携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp 
************************

◆5・3憲法集会&銀座パレードに参加しよう!

安倍政権は、解釈改憲での集団的自衛権の行使容認で憲法破壊の策動を強め、「戦争をする国」への暴走を始めています。そのため「教育再生」と称して、戦後の民主的な教育と教育制度を一気に破壊して、「戦争をする国」を担う子ども作りに本格的に乗り出しています。「日の丸・君が代」の強制もこれらの動きと一体のものです。

「地教行法の改悪」(教育委員会制度の改編)、「道徳の教科化」「教科書制度の改悪」(戦争賛美の教科書を押しつけるための教科書無償措置法改定)などが目白押しです。

5・3憲法集会はそれらの動きに反撃する労働者、市民の運動の結節点になります。

被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団、都立高校五者は、例年通り、5月3日に憲法集会に参加します。多くの皆さんの参加をお願いします。一緒に行進しましょう。

★5・3憲法集会&銀座パレード
 生かそう憲法 輝け9条/日本を戦争する国にするな 
 集団的自衛権行使反対 東アジアに平和を
 5月3日(土) 日比谷公会堂 
  11時~入場整理券配布 12時会場 11時開会
  被処分者の会ノボリ旗(日比谷公会堂横)を目印に集合!
  15時30分 銀座パレード出発
  →被処分者の会等都立高校五者隊列あり
   (所属団体のない方もどうぞ)

◆各裁判の傍聴もお願いします・・・法廷に駆け付けよう!
*裁判所前の被処分者の会の緑のノボリ旗を目印に。

★東京「再雇用拒否」第三次訴訟第2回口頭弁論
 (原告3名が頑張っています。)
 5月15日(木)
  15時 傍聴希望者集合(裁判所前で案内あり)
  15時30分開廷(傍聴抽選なし・先着順) 
  東京地裁527号法廷 
  終了後報告集会(場所未定)

★東京「君が代」裁判第四次訴訟第1回口頭弁論
 (原告14名。3月17日に提訴し、いよいよ第1回口頭弁論期日が決まりまし
た。)
 6月11日(水)
  13時30分 傍聴希望者集合(裁判所前で案内あり)
  14時 開廷
  東京地裁527号法廷 
  終了後報告集会(場所未定)


HPの「お知らせ」など更新。都教委要請書など新規掲載。
各種判決文、声明文、行動予定、資料等入手可能。
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(4月22日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
************

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ネットワークの意義~土屋版

2014-04-29 23:43:24 | 全国から

4月19日、全国的なネットワークづくりについて、いろいろな視点から話し合いました。話はなかなかまとまらず、翌20日に持ち越されたのですが、その時、宮城県の小学校教員の土屋聡さんからなされた提起です。これってとっても大事なこと、そう思いました。みなさんも読んでください。

2014.4.20.

ネットワークの意義 土屋聡

1 誰に訴えていく運動なのか。
◎ すべての市民。ことに子どもと子どもに関わる人へ。・伝わる人、伝わりやすい人、既に出会っている人だけに留まらないこと。

2 何をする運動か。
◎ 「日の丸・君が代」の強制処分に対する闘い
◎ 憲法改悪と憲法改悪に連動した「教育再生」「教育     基本法改悪」の具体化に反対する闘い
◎ 全国の教育現場でのあらゆる人権侵害を許さず、平和と民主主義の教育の取り組み

3 教員を中心にした(市民)運動と既成の市民運動との関係。
◎ 参加するそれぞれが、闘いの現場をもっていること。 ・〝ここ〟は、政党・グループではないので、それぞれがあちこちで多彩な関係を築く。闘いの現場を持たない「評論家」にならない。

4 全国ネットワークはどのような「組織」なのか。「組織」であるのか否か。(「組織」と「ネットワーク」の違い)
◎ 「組織」ではない。出会う機会をつくり、互いの応援体制を整えるコーディネーターである。 ・全国の孤立させられている未知の仲間が、全国に訴えるステージを作る。スポットライトを当て、アンプで声を増幅する。チラシやネットで、告知する。というイメージ。

5 既成の労働組合が現場の闘いに力を持ち得ない状況になってきている。この状況で私たちの運動は何を模索するか。
◎ 原則を示す。貫く。と同時に、柔軟な新たな手段を講じる。

6 現場の状況に即した運動の模索
◎ 個々の闘いの現場に駆け付け合う。

7 情報交換としての役割
◎ ありとあらゆる手段を講じる。「情報」に留まらない、顔の見えるリアルな関係を築く。

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グループZAZA連続講演のお知らせ

2014-04-27 23:30:59 | 集会案内

戦争ってどんなものなのでしょうか?時に戦争は、小説や映画において「感動的な物語」を生む背景としてあります。でも「本当の戦争」っていったいどんなものなのでしょうか?

「日の丸・君が代」強制反対大阪ネットワーク代表の黒田伊彦さんの話を私たちと一緒に聞いてみませんか?

グループZAZAは、黒田伊彦さんが、戦争中にどんな教育を受けたのか?そして戦後どんな教育を志して来たのか?戦後教育の理念と現実はどうだったのか?いま、「日の丸・君が代」の強制に反対しているのはどうしてなのか?話を聞かせてもらうことにしました。どうかみなさんも一緒に聞いてください。

第1回

「見よ、東海の空明けて…」

侵略戦争を支えた愛国「少国民」への教育勅語体制

◆6月1日(日)14:00~17:00

◆エルおおさか709号室

◆参加費500円

 

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命令に従うことが教員にとって最も大事なことなのでしょうか?

2014-04-27 22:41:42 | 中原教育長下の大阪の教育

私はどう考えても納得できないのです。卒業式で『君が代』を歌えない・歌わないということは、そんなにいけないことなのでしょうか?

命令に従うことが、教員にとって一番大事なことなのでしょうか?

大阪ネットのメンバーが、情報公開請求により、本年卒業式『君が代』不起立処分に関しての大阪府人事監察委員会教職員分限懲戒部会の議事録を開示させました。

そこには、次のようなことが記載されていました。

(委員)

本人の信条は関係なく、これは職務命令である。信条で職務命令従えないというのであれば、教師になるべきでない。…従わない人は、担任を持たせないなどの対応を取るべきである。

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