グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

2022 「日の丸・君が代」強制反対大阪ネット総会・集会のご案内

2022-09-30 12:51:07 | 大阪ネット

「日の丸・君が代」強制反対大阪ネット総会・集会の案内です!

すでに、会員・支援者の方には郵送でお届けしていますが、例年恒例の総会・集会には、会員以外のどなたでも参加していただけます。「国葬」を終え、再び国家が私たち市民を「国民統合」しようとしている今、是非ともご参加ください。

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◆10月29日(土曜日)午後2時より
◆エルおおさか709号室
◆参加費 無料

特別報告
・「部落差別と天皇制〜全国水平社創立100周年に際して
(大阪ネット前代表黒田伊彦ビデオ講演)
・チャレンジテスト「一休さん問題等について」

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本日、「9.30カジノは日本のどこにもいらない東京大行動」

2022-09-30 05:56:56 | 当該から

維新の会が強引に推し進めようとする「カジノ誘致」に対して大阪では住民投票条例を求める署名運動が起こりました。グループZAZAのメンバーも参加し、一大市民運動となりました。ところが吉村洋文大阪府知事はこれらの声を無視し、府議会でも住民投票条例案は数の力により否決されました。本日の東京大行動について、梅原聡さんからの訴えです。どうか、ご協力よろしくお願いします。

 

議会大阪の梅原といいます。

卒業式の「君が代」不起立で、再任用を拒否され五年間、国賠訴訟を闘ってきました。

昨年、大阪高裁で300万円を超える賠償金を認める判決が出され、今年6月に最高裁でこの判決が確定しました。判決は思想良心の自由の侵害という点を直接的には認めませんでしたが、不起立者に対する差別的な取り扱いを裁量権の逸脱濫用であるとしていて、実質的な勝訴判決と受け止めています。この間、さまざまな運動とのつながりの中で多くの皆さんからのご支援をいただき、それが判決につながったものだと思っています。ありがとうございました。

今年に入って、大阪カジノ誘致に反対して住民投票条例制定を求める運動では、法定数を大きく上回る21万筆の署名を集めたり、安部国葬に反対する動きの中では、国葬で半旗の掲揚を行わないと事前に自治体に言明させることができたりと、手応えを感じながら運動に加わってきました。

特に、カジノ誘致の問題に関しては、署名活動を通じて市民に関心を持ってもらえるようになり、世論調査でも反対が大きく賛成を上回って、維新府政に脅威を感じさせたものと考えています。条例案自体は府議会の勢力分布で圧倒的多数の維新・公明によって否決されましたが、これで終わらせるわけにはいきません。

本日、「9.30カジノは日本のどこにもいらない東京大行動」を予定しています。自民党以上に露骨に新自由主義的政策を推し進める維新は、国政にも進出して勢力を拡大しています。カジノは彼らの売りですが、最大のアキレス腱でもあります。ここで彼らを叩いて民主勢力復活の糸口を見いだすことができるのではないかと考えています。

大阪から約100名が参加し、長崎・横浜・和歌山からの参加者もありますが、東京近辺の皆さんでご都合のつく方は、是非座り込み集会・銀座デモをのぞいてみて下さい!(直前のお知らせになってしまい申し訳ありません)

12:00〜14:00 国会前座り込み集会(衆議院第2議員会館前)
18:00〜19:00 「カジノ誘致反対」銀座デモ
 ※17:50 日比谷公園「中幸門」前集合・18:00 スタート→銀座→JR東京駅付近ま

https://vosaka.net/
https://vosaka.net/archives/5599 


🪲藤原辰史さん講演録頒布のお知らせ🪲

2022-09-13 13:55:14 | グループZAZA連続講座

お待たせしました!!

🪲藤原辰史さん講演録頒布のお知らせ🪲

2021・ZAZA連続講座、藤原辰史さんの講演は、その発想からして実にユニークなものだった。タイトルは『ユーラシア東部諸島中立地帯の構想――食を根拠にした生態自治について』。ユーラシア東部諸島とは、香港、台湾、琉球、そして日本列島の島々も含まれるだろうが、その地帯で「食」を中心とした生態自治を目指すというものである。

それは、これまでによくありがちな米国や中国、そしてロシアという覇権国を中心に平和と自治のあり方を捉えるのではなく、米中二つの覇権国のはざまにおいて軍事的かつ経済的脅威に日々さらされている地域だからこそ生成する思考様式について考えるというものだった。

例えば、今盛んに日本の一部の政治家の間で取り沙汰されている軍事力の増強という解決ではなく、また米国や中国との同盟の強化でもない。藤原さんは最初にこう言われたー「帝国の脅威に晒されてきた境界領域の諸国が、陰惨な歴史と地球の破局に怯える現代世界と向き合ったうえで、脱資本主義的な生態自治を目指す先駆的指針を、歴史研究の立場から探る」ーと。

ロシア・ウクライナ戦争が世界を揺るがしている今、ぜひ、多くの方々に読んでいただき、共に思考を深めていきたい。

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目次を紹介します!!購入の参考にしてください。

第1講  
沖縄・香港・台湾の連帯について  ― 呉叡人から考える 
中国は、急速な軍備拡張によって、台湾をめぐる軍事的な紛争時に米国との戦闘に勝つことを目指している。そんな中、この境地に住む人びとが考えるべきことは何か。「黒潮」の流れにアジア独自の思想を見出した呉叡人の『台湾、あるいは孤立無援の島の思想』をテキストに、軍事とは異なる中立の政治の源を探る。

第2講  
軽装備の思想  ― 戦争と農業から考える  
米国から中国へと覇権が移ったとしても重装備の時代は終わらない。重装備よりも、太陽と土壌に根源を持つ、小さな言葉・小さな道具・小さな生きもの・小さな思考を絡まらせ、安全保障と農業を同時に変えていくための歴史と文化の実践の意味を考える。

第3講  
食べるとはどういうことか  ― 太陽と土壌  
太陽光や土壌を用いない農業や食は果たして私たちの目指したい未来の食卓なのか。食のテクノロジー化で失われる残余にこそ、文化の根源が眠ってはないか。そして、そこにこそ人と人を結ぶ縁の発生源がないだろうか。拙著『食べるとはどういうことか』や『縁食論』を軸に、食という現象を生態学的かつ人文学的にラディカルに問い直しを試みる。

第4講  
自治の思想  ― ユーラシア東部諸島中立地帯の根源
これまでの3回の議論を踏まえて、巨大で高速な軍事力と巨大で高速な食糧生産力に対抗する「ユーラシア東部諸島中立地帯」に必要なものを考える。自然界と人間界を同時に考える先達たちの思想や哲学に触れながら、ユーラシア東部諸島中立地帯の思想的根拠について考える。

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お申し込みは、「藤原辰史さん講演録希望」と表題(タイトル)に記載の上、住所・名前・冊数を明記し下記までお申し込みください。郵送でお届けする際、振込用紙を同封させていただきます。

申し込みメールアドレス:umehasaitaka@mx5.canvas.ne.jp(梅原聡)

送料(200円)と郵便口座への振込手数料(ATMで152円~262円等)はご負担ください。ただし、4冊以上ご注文の場合は送料・振込手数料ともこちらで負担します。ご注文いただきましたら講演録と共に振替用紙をお送りします。

・4冊以上お求めの場合は郵送料・振込料は当方で負担させていただきます。3冊以下の場合は、郵送料・振込料は申し込み者にご負担願いますのでご了承ください。