2022.11.28「君が代」調教NO!松田処分取消裁判、大阪地裁第5民事部横田昌紀・長谷川武久・岩﨑雄亮裁判官は、「君が代」不起立戒告処分を訴えに対して「請求棄却」の判決を出しました。
原告の松田幹雄さんからの報告です。
判決言い渡しには法廷に入りきれない人に駆けつけていただき、報告集会も含めて50人の方に来ていただきました。
2022.11.28「君が代」調教NO!松田処分取消裁判、大阪地裁第5民事部横田昌紀・長谷川武久・岩﨑雄亮裁判官は、「君が代」不起立戒告処分を訴えに対して「請求棄却」の判決を出しました。
原告の松田幹雄さんからの報告です。
判決言い渡しには法廷に入りきれない人に駆けつけていただき、報告集会も含めて50人の方に来ていただきました。
「君が代」調教NO!松田処分取消裁判原告の松田幹雄さんからのお願いです。
「君が代」調教NO!松田処分取消裁判 いよいよ一審・大阪地裁判決です。
2022年11月28日(月)13:10大阪地裁809号法廷
引き続いて報告集会 大阪弁護士会館920号室
判決日当日の日程ですが、13:10判決を聞いた後、弁護団と私は判決文をもらって、判決文の評価を検討(冠木事務所)。傍聴支援のみなさんには、弁護士会館920号室に移動してもらって、その間は待機してもらうことになります。10月28日提出の原告第8準備書面(これまでの提出書面の主張をまとめたもの)と9月7日提出の原告第9準備書面(国連自由権規約委員会第7回日本審査総括所見の紹介)を準備しています。また、判決文のコピーをできるだけ早く届ける予定です。
記者会見ですが、弁護士さんから司法記者室の幹事社と折衝してもらった結果、勝訴の場合は、14:30から大阪地裁の司法記者室で会見となりました。「君が代」関係の戒告処分で、処分が取り消された事例はほとんどなく(戒告処分が取り消された大阪府に対する戒告共同裁判・井前さんの事例は、職務命令が出されていなかったという手続き違反を理由としたもの)、敗訴の判例が積みあがっており、敗訴は報道に値しないという判断があるのだと思います。
勝訴の場合には、「勝訴」の旗出し(広く広報していないので、今後の運動のための記念撮影)を行い、その後、判決文について検討し、記者会見は14:30からとなります。弁護士会館での支援者のみなさんへの報告はその後になると思います。
敗訴の場合は、弁護団と私は、判決文をもらってすぐに冠木事務所に移動し、判決文について検討するので、14:00~14:30には、弁護士会館での報告ができると思います。判決文の検討と並行して、判決文の裁判所の判断部分のコピーを行い、支援のみなさんに待機してもらっている弁護士会館に届けます。
この間、この判決が、大阪市国旗国歌条例の下での初の判断となること、国際法(子どもの権利条約、国際人権自由権規約、教員の地位勧告)を前面に出した主張に対する判断となることを訴えてきました。
昨日(11月25日)、初めて新聞社から電話での問い合わせがありました。判決に向けて下調べをしているとのことで、生年月日や再任用が終わって現在無職であること等の確認でした。D-TaCブログ掲載記事をもとに、経過や提出書面を見ることができる記事を教職員なかまユニオンホームページにアップしたのですが、それを参考にさせてもらっているとのことでした。
11月28日の判決にご注目下さい。可能な方は、大阪地裁と弁護士会館に足をお運びください。よろしくお願いします。
【参考資料】
◆裁判経過、提出・陳述書面等
https://www.nakama-kyoiku.com/archives/1256
※提出した証拠のうち、以下のものを読むことができます。
乙21号証(大阪市人事委員会担当課長・校長尋問調書 2018.10.25)
甲13号証(大阪市人事委員会申立人尋問調書 2018.12.6)
乙23号証(事情聴取2015.3.16記録)
甲31の1号証(小芝証言卒業式改革の取組み)
甲46号証(小野雅章教授意見書 卒業式・入学式の天皇制教化「装置」への転換過程)
甲51号証(人事委員会に提出した陳述書 2017.8.3)
甲52号証(上申書 2015.3.16)
甲53号証(上申書(2)2015.3.17)
甲54号証(中野中学校転勤時の配布ビラ 2014.4.3)
甲55号証(ルポ「日の丸・君が代」強制から)
甲56号証(陳述書 2022.7.26)
◆「国際人権自由権規約違反」についての原告・被告主張の流れ
https://www.nakama-kyoiku.com/archives/1279
◆「子どもの権利条約違反」についての原告の主張と被告の対応
https://www.nakama-kyoiku.com/archives/1305
◆「教員の地位勧告違反」についての原告の主張と被告の対応
https://www.nakama-kyoiku.com/archives/1308
「君が代」調教NO!松田処分取消裁判原告の松田幹雄さんからのアピールです。
私の裁判では、これまでの闘いの積み上げとその成果をいろいろ活用させてもらいました。特に、国際法(子どもの権利条約、国際人権自由権規約、教員の地位勧告)の分野や、儀式の歴史に関する部分についてです。その中で、判決を前に、自由権規約委員会の総括所見が公表されたので、それを最大限活かして、判決への注目を集めたいと思っています。注目とご支援をよろしくお願いします。
報道各社のみなさまへ
「君が代」調教NO!松田処分取消裁判原告の松田幹雄です。
2020年12月に大阪地裁に提訴した「君が代」不起立処分の取り消しを求めた裁判の一審判決(11月28日)の日が近づいてきました。
8月22日の原告(私)の証人尋問をもって裁判は結審したのですが、10月28日には、これまで主張してきたことを総括した原告第8準備書面を提出しました。
「君が代」調教NO!裁判11.28判決に向け第8準備書面を提出 国連自由権規約委員会第7回日本審査総括所見に注目を! | 教職員なかまユニオン (nakama-kyoiku.com)
また、国連の国際人権自由権規約委員会が8年ぶりに日本政府報告の審査(第7回)を行い、11月3日、総括所見を公表したことから、その内容を裁判所に伝える原告第9(最終)準備書面を11月7日に提出しました。
国連自由権規約委員会が第7回日本審査で総括所見を採択 第9(最終)準備書面として裁判所に情報提供しました | 教職員なかまユニオン (nakama-kyoiku.com)
この第7回日本審査に関する総括所見パラグラフ38、39は、日本の「君が代」強制や不起立処分の現状をはっきりと批判したものです。内容的には、私の懲戒処分取り消しを求めるものであり、また、処分の根拠ととなっている大阪市国旗国歌条例の廃止を求めるものであると言えます。
11月28日の大阪地裁判決は、国連(国際社会)も注目する中での判決となります。ぜひ、注目、報道をお願いします。
「君が代」調教NO!松田処分取消裁判大阪地裁判決言い渡し
2022年11月28日(月)13:10 大阪地裁809号法廷
【参考】
※関係ブログ・ホームページ(「自由権規約委員会 総括所見 君が代調教NO!裁判」で検索)には以下のページもあります。
◆思想・良心の自由の保障にかかわって、自由権規約18条を判決の判断根拠にするかどうかをめぐる原告・被告の主張(書面)のまとめページ
◆裁判関係の全書面を見ることができるページ
※「君が代」調教NO!松田処分取消裁判についてのビラ3種を参考にしてください。
★「『君が代』強制は子どもたちの人権を侵害!」ビラ
bira20220914.pdf (wordpress.com)
★「『君が代』起立・斉唱ができなかった教員は懲戒処分…?」ビラ
bira20221012.pdf (wordpress.com)
★「国連が日本政府を痛烈批判!」ビラ(添付)
※松田幹雄連絡先:090-1138-5776 matsuda.f.1208@gmail.com
以上
なお、自由権規約委員会第7回日本審査にかかわる総括所見についてのいくつかの情報は以下です。
★公表された総括所見の原文(英文)
★パラ38、39の日本語訳
◆ CCPR/C/JPN/CO/7「思想・良心・宗教の自由及び表現の自由」 - パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ (goo.ne.jp)
★パラ38、39の意義
国連人権委員会、学校行事における「日の丸・君が代」強制に是正勧告! | ちきゅう座 (chikyuza.net)
★総括所見全体の評価
★ 表現の自由と開かれた情報のためのNGO連合(NCFOJ)声明 - パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ (goo.ne.jp)
★「表現の自由と開かれた情報のためのNGO連合(NCFOJ)」国会内記者会見映像(2022年11月11日)
(127) 記者会見「国連自由権規約委員会による日本政府への勧告をめぐりNCFOJが見解を表明」「恣意的拘禁ネットワーク(NAAD)」 - YouTube
本日です!!
グループZAZA連続講座丁章さん講演会第3回
国労会館(天満)で2時開会です!
講演者である丁章さんからのメールを転載します!!
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みなさまへ
謹啓
いつもお世話になっております。このたびはグループ・ZAZA連続講座第3回のご案内のためメール差し上げました。
今回は「東大阪に住む民として」と題して、私の日頃の市民活動について、お話します。私が詩人としてなぜ市民活動にかかわることになったのか、詩人にとっての行動とはいかなるものか、ということをお話したいのですが、うまく話せるかわかりません(笑)。拙い話になるかとおもいますが、どうぞよろしければご参加ください。
グループZAZAの井前さんが作ってくださった案内文を下掲します。
リモートでも参加できますので、遠方の方もご参加いただければ幸いです。(←リモート申し込みは締切ました)
お近くの方は、会場の国労会館でお会いできれば幸いです。ご都合よろしければご参加ください。
それではどうかよろしくお願いいたします。
艸々頓首
丁章
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【グループZAZA・連続講座】 2022年度 第3回のご案内
卒業式や入学式での「君が代」斉唱不起立により処分され裁判等で闘っている大阪の「グループZAZA」の井前弘幸と申します。
以下の連続講演会を予定しています。
リアル、オンラインによる参加を呼びかけています。ぜひ,ご参加をお願いいたします。
丁章(チョン・ヂャン)さん講演会 ~無国籍の在日サラムを生きるとは~
日時: 11月6日(日)午後2時~4時30分
会場: 「国労大阪会館」3階 大会議室 (JR環状線「天満」駅 改札を出て右、駅舎を出て右に3分) ⇐ いつもと場所が違います。
第3回のテーマ: 「東大阪に住む民として」
参加費:500円
会場参加の場合は、申し込み不要です。直接会場のお越しください。
第1回講演(5月)では、「私が詩人になるまで~なぜ、本名を名乗るに至ったのか。民族教育などさまざまな出逢い~」をテーマに、第2回講演(8月)では、「無国籍者の視座から」をテーマに、全4回の連続講座のサブタイトルである「無国籍の在日サラムを生きるとは」の核心に当たる部分を深く掘り下げて話していただきました。第3回は、「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」優秀賞を受賞した「教育の独立を取り戻すまで 2011年~2020年 育鵬社不採択への共闘の軌跡」(オール東大阪教科書運動報告集)を生み出した、「東大阪に住む民として」の丁章さんを語っていただく予定です。
(第4回予告)
★第4回 2023年1月22日(日)午後2時~ エルおおさか5階 視聴覚室
テーマ「私が詩人になってからのこと」 各回 資料代500円
また、今後もコロナウイルスの感染拡大は予断を許さず、講演会の延期や中止もあり得ますので、ブログ『グループZAZA』(グループZAZAで検索)でお確かめ下さい。
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グループZAZA 井前弘幸(imae@shore.ocn.ne.jp)