グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

大阪府教委の暴挙!「君が代」不起立減給1か月処分に抗議を!

2013-03-28 22:42:10 | 当該から

2012.1.16最高裁判決では「君が代」不起立処分について「累積加重処分」を強く戒めていました。ところが、3月27日、昨年「君が代」不起立で戒告処分を受けた奥野さん(グループZAZAの一員)に府教委は減給処分を言い渡しました。

橋下維新体制に盲従するかのごとき府教委の暴挙に多くの抗議をお寄せください。

 

奥野泰孝さんからのメール

府立支援学校の奥野です。
 
3月27日(水)大阪府教育委員会より「減給処分」を出されました。
「地方公務員法第29条第1項第1号及び第3号により1月間給料及び
これに対する地域手当の合計額の10分の1を減ずる」というものです。
 
A4の処分説明書にびっしり書かれてますが、
内容を要約すると・・・
 
卒業式当日朝に、准校長から職務命令に従うか意向確認を受けたが
あなたは「その時にならないと分からない」と答えたので、
准校長は、式場外において受付業務に従事するよう命じた。
しかし、受付業務は終わったと勝手に判断し、式場内に入った。
教頭が式場外へ出るように指導したが従わなかった。
(ここから最後までは省略なし)
 
「・・地方公務員法第32条の上司の職務上の命令に忠実に従う義務に
違反するものであるばかりか、あなたの行為は、
学校の儀式的行事としての式典の秩序や雰囲気を損なうものである。
また、あなたは、平成24年3月7日(水)の同校の平成23年度卒業式において、
教育長及び校長の職務命令に違反して、国歌斉唱時に起立して斉唱しなかったとして、
同年3月27日に戒告の懲戒処分を受けたにもかかわらず、
平成24年度の卒業式においても、職務命令違反を繰り返した。
以上の事は学校教育に携わる公立学校教員として、
全体の奉仕者たるにふさわしくない非行であり、
その職の信用を著しく失墜するものである。よって、
地方公務員法第29条第1項第1号及び第3号に該当するものとして、
給料及びこれに対する地域手当の合計額の10分の1を1月間減ずる。」
 
最高裁な判断を越える減給処分、そして、
職員基本条例でいう繰り返しに対する処分の重度化の方針を
府教委自身が飛び越えて、条例化1回目の職務命令違反に対し、
いきなりの減給処分です。
条例施行以前の2012年3月の職務命令違反もカウントしているのです。
 
私は受付業務を終えて式場に入ってよかったと思っています。
生徒の介助体制が手薄でした。
受付であろうが駐車場係であろうが警備係であろうが、
その本来の業務が終われば、
児童生徒がいる場所に仕事をしに行くのは当たり前で、
それを自分で判断しなくて
管理職に「よし」と言われるまで留まっているというのは滑稽です。
生徒に対する配慮よりも、式場内で起立しない教員をゼロにする、
そんな管理職の行為こそ、全体の奉仕者たるにふさわしくない非行だと思います。
静かに座っている者に対し
「立って下さい」と何回も言い続けることの方が
式典の秩序や雰囲気を損なう行為だといえます。
 
みなさん、府教委に抗議のFAX、メール、電話をお願いします。
 
大阪府教育委員会、教職員人事課宛でいいと思うのですが、
違ってたら教えてください。
電話:06-6944-6896
Fax:06-6944-6897
またインターネットで以下のページから大阪府制に意見を送れます。
http://www.pref.osaka.jp/fumin/fusei_iken/uketuke.html

 

 

 


明日(3月27日)、午後1時、大阪府教委抗議行動スタート

2013-03-26 19:57:29 | 2.11集会

橋下政治が、教育への介入への手始めとして行ったのは卒業式・入学式における「君が代」不起立の教員の排除でした。

彼は、思想・良心、そして教育の自由の問題である「君が代」不起立という表現を、単なるルールの問題にすり替え、君が代強制条を武器として、学校に命令体制を敷き始めました。それに対し、私たちは決して黙らない!ことを宣言し、思想・良心の自由を侵害し、教育を自らの政治理念のもとに支配しようとする橋下政治にNO!を突きつけました。

「君が代」不起立は、もやは「君が代」強制だけの問題にとどまりません。

私たちの運動は、競争に勝った者だけが「いい生活」を送り、競争に負けた者は自己責任の呪縛のもとに「みじめな生活」を甘んじて受け入れなければならないという橋下イデオロギーに対する市民からの挑戦なのです

「人はだれでも幸せになる権利がある」 そう、市民のみなさん、今こそ私たちと共に声をあげましょう。

 

 

「私たちは黙らない!2.11集会実行委員会」

「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪事務局の井前弘幸さんより

 

327()328()、連続する二つの行動へのご参加をお願いします!

 

[1]「君が代不起立処分」をやめろ!「再任用拒否」を撤回せよ!緊急行動

日時:2013327(水)午後1時~ )

場所:大阪府庁別館前(地下鉄谷町線「谷町4丁目」駅下車)

     ←大阪府教委が入っている建物

    http://www.pref.osaka.jp/koho/location/location02.html

327()午後130分から、府教委は32日以降の卒業式での「君が代・不起立」者に対して、「懲戒処分」の伝達を強行しようとしています。

312日の第1次の「処分伝達」に対しても、大阪府立高校の後期入試採点日で高校の教職員の多くが丸1日学校に缶詰にされる日にも関わらず、

教職員OBや労働者・市民を中心に70名を超える方々が支援と抗議の行動に結集してくださいました。

このとき、私たちは満腔の怒りを込めて府教委に抗議するとともに、「処分伝達」に向かう教職員への支援の声を届けました。

私たちは黙らない!2.11全国集会実行委員会及び「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪は、第2次の「処分伝達」通知に断固抗議し、処分の中止を要求します。

また、この日、昨年の入学式での「不起立」を理由に再任用を拒否されている辻谷さんが、

府教委担当課の参事に第3回目の面談を求め、再任用拒否の撤回を迫る行動の予定です。

私たちは,この行動を支援し、「処分伝達」の中止と再任用拒否の撤回を迫りたいと思います。

団体等で抗議文、要請文などの可能な方はぜひ持ってきてください。プラカードなども歓迎です。

 

[2]328「君が代」不起立処分撤回!再任用拒否撤回!

  教育振興基本計画反対!政治介入をやめろ!大阪市議会前緊急集会

日時 3月28日(木)17:45~18:45

場所 大阪市役所前女性像前(地下鉄御堂筋線・京阪本線「淀屋橋」下車)

<集会チラシPDF

http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/3.21-28bira.pdf

大阪府議会は22日閉会し、「政治活動規制条例」は「継続審査」となりましたが、

教育振興基本計画と中原徹和泉高校校長を教育長とする案を可決しました。

大阪市の振興基本計画と教育への政治介入の強化に強く反対する。

 ■上記の主催いずれも

私たちは黙らない!2.11全国集会実行委員会    

「日の丸・君が代」強制反対ホットライン大阪 


One for All ! All for one !(47)

2013-03-24 21:57:56 | 渡部通信

渡部秀清さんのメールの掲載です。久しぶりで申し訳ないです。

渡部さんは根津さんのことを「彼女は苦しい闘いの中で鍛えられ、その度にたくましく、人々に優しくなってきたのではないか、とも思う。」と表現されています。すてきです。
 
また、渡部さんたちは次のように話をされたそうです。
 「私たちは敵の中にも仲間を作り、
 内部から彼らを崩壊させなければならない。
 そのためには人々を大事にしなければならない」 同感です。
 
 
根津さんの「卒業式チラシまき報告12」をまず紹介します。(重複ご容赦)、その後ろに私の感想を載せます。
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3月22日(金)
 今日はあきる野学園小中学部の卒業式。
 中学部を卒業する生徒は1年生のときに私が(も)担任した生徒たち。
 昨夜は生徒たちの写真を見て、思い出にふけった。

 今朝は7時20分に校門前に行った。

 7時32分、副校長2人が連れ立ってやってきて、「ビラの配布は止めてください。
 敷地に入ることは止めてください」と通告。私はいつもの通り、無対応で応じた。
 その後、副校長2人は「国歌斉唱」時だけは不起立者のチェックに会場に行ったが、
 それ以外は今日も玄関の中で、私(?)を監視し、出動態勢をとっていた。

 昨日都教委が5人も来たのは、
 19日に板橋特別支援学校に支援者が大挙したからだという。
 今日は遅くに行ったので、都教委の人間が来ているかは不明だった。

 福生警察からも2名が動員されていた。

 同僚だったAさんは温かい飲み物を差し入れてくれた。
 Bさんは「田中さんからの祝いのことばを子どもたちに伝えるよ」と言いに来てくれた。
 Cさんは、「根津さんのこと(式への出席)、何もできなくて、ごめんなさい。」と。

 担任した生徒の保護者には、訳を話してチラシを手渡した。
 「そんなひどいことをするんですか」と。

 今日も長いこと、門の前に座り、卒業式と教室に戻ってのお別れの会を終え、
 校門に出てくる卒業生親子を待った。

 1時半、校門前に出てきた親子にお祝いのことばをかけ、思い出話をした。
 生徒も保護者も私が来たことを喜んでくれた。

 「一緒に写真に入って」と保護者から言われ、「私は校長から敷地に入るな。
 入ったら警察を呼ぶ、と言われているので」と一旦は辞退したのだけれど、
 間髪入れず、「そんなこといいよ」と誰かが言うのにつられて、写真に収まった。

 私も何枚もの写真を撮った。
 しばらくの時間そこで「お祝い」をし、
 入学式にもお祝いに来ることを約束して、別れた。

 この様子を副校長や校長は見ていたのであろうか。
 「君が代」不起立者を排除することに血道を上げるよりも、
 排除しないことの方が、賢いやり方であることに、気づいてもよさそうなものを、と思う。
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この間の根津さんの闘いを見ていてつくづく思う。
彼女は生徒・保護者・教職員を本当に大事にする人だ、と。
 
今回のメールには、「One for all !・・」(45)のメールにあったように、
校長が職員に対して「(根津からは)チラシを受け取るな。話をするな。」、
と言っていたにもかかわらず、
 「同僚だったAさんは温かい飲み物を差し入れてくれた。
  Bさんは『田中さんからの祝いのことばを子どもたちに伝えるよ』と言いに来てくれた。
  Cさんは、『根津さんのこと(式への出席)、何もできなくて、ごめんなさい。』と。」
とある。また、
 「『一緒に写真に入って』と保護者から言われ、『私は校長から敷地に入るな。
 入ったら警察を呼ぶ、と言われているので』と一旦は辞退したのだけれど、
 間髪入れず、『そんなこといいよ』と誰かが言うのにつられて、写真に収まった。
 私も何枚もの写真を撮った。
 しばらくの時間そこで『お祝い』をし、
 入学式にもお祝いに来ることを約束して、別れた。」、
ともある。
 
その結果、都教委の方ばかり見ている副校長や校長は、
みんなの前で醜態をさらすことになったのである。
 
また、生徒・保護者・教職員を大事にする彼女だから、
これまでいくら処分され転勤させられても屈しなかったし、
転勤させられた先々で共感者や仲間を増やしていったのだと思う。
(田中聡史さんもその一人)
 
また、彼女は苦しい闘いの中で鍛えられ、
その度にたくましく、人々に優しくなってきたのではないか、とも思う。
 
そういえば、都庁の中にも彼女を陰ながら支持し、
彼女の処分動向を気にかけてくれていた人たちも何人かいた。
 
3月21日に都教委定例会に5人(根津さんはあきる野学園へ)で行った際、
私たちは待ち時間中に、こんなことを話し合った。
 「私たちは敵の中にも仲間を作り、
 内部から彼らを崩壊させなければならない。
 そのためには人々を大事にしなければならない」、
と。

朝鮮学校ええじゃないか!春のモア・パレード(ミニルポ)

2013-03-24 20:10:26 | 

本日(3月24日)「朝鮮学校ええじゃないか!春のモア・パレード」(扇町公園)に参加しました。大阪には多くの在日コリアンと呼ばれる人々が暮らしています。日本の学校に通う子どもたちもいれば民族学校に通う子どもたちもいます。

民主党政権において実現した「高校授業料無償化」のなかで、朝鮮学校は適用除外という差別を受け続けて来ました。政治が率先して民族差別を意図的に作り出してきたわけです。さらに自民党安倍政権のもとでは、下村博文文部科学相が2月20日付けで朝鮮学校を高校無償化の対象外とするため省令改正までも行いました。自国政府自らが率先して民族差別を行うことを私たちは許すわけにはいきません。朝鮮学校無償化適用除外は日本社会に暮らすすべての市民的課題であるのですから。

振り返ってみると、在日コリアン(朝鮮籍・韓国籍・日本籍)-民族的ルーツを朝鮮半島のもつ生徒とのかかわりは、私にはひときわ印象的でした。日本社会においてマイノリティとして存在する彼・彼女らは、日本社会に日本人(マジョリティ)として生まれ存在する生徒とは異なり、自らのアイデンティティにひときわ真剣に向き合わざるを得なかったように思います。「私」を問い、生き方を模索する彼・彼女らから教員である私は逆に教えらました。その一つは私自身の生き方であり、日本社会の在り方でした。

 

 朝鮮学校ええじゃないか! 春のモア・パレード

 弁護団長丹羽雅雄さんからの怒りに満ちた報告

安倍内閣のレイシズムと言っても過言ではない政策の有り様、大阪橋下政治における排外主義による補助金不交付を指摘され、これが憲法違反であること、国際人権規約違反であると断言されました。そして、これらの問題の本質には、教育への不当な政治介入、戦前から今なお続く植民地主義、そして全国的に噴き起こっている新たなレイシズムの問題が横たわっていると話されました。

参考

①「高等学校等就学支援金支給校指定義務付け等請求裁判」(高校無償化適用裁判)
 原告:大阪朝鮮学園、被告:国、提訴日1月24日
※同じ日、同じ時刻に名古屋でも、朝鮮高校生徒・卒業生が原告となり国賠訴訟が起こされました。
 第一回口頭弁論⇒3月13日(水)午前11:00開廷(202号大法廷)
  ※抽選の場合、10:30から抽選券配布(別館南館前)

②「補助金不交付処分取消し等請求裁判」(大阪府・市補助金裁判)
 原告:大阪朝鮮学園、被告:大阪府・市、提訴日2012年9月20日
 第三回口頭弁論⇒4月11日(木)午前11:30開廷(202号大法廷)
   ※抽選の場合、11:00から抽選券配布(別館南館

 http://www.renrakukai-o.net/news.html

 朝鮮学校で学ぶ高校生たちの発言の一コマ

無償化適用除外は、たんに経済的な問題であるばかりではなく、自らの朝鮮人としてアイデンティティが否定されたような思いを持ちました。しかし、それでも希望を持つことができるのは、こんなふうに応援してくれる日本人がいるからです。

日本人は朝鮮学校と呼ぶが、私はウリハッキョと呼びたい。祖父母が作ったウリハッキョが私は大好きです。そのウリハッキョが、今、危機的状況にあります。ウリハッキョを助けてください。

「イムジン河」を歌うチマチョゴリを着た朝鮮学校のコーラス部の生徒たち

朝鮮学校を卒業し同志社大学で学ぶ学ぶ留学同の学生と日本人学生のリレートーク

若い発言をいっぱい聞くことができて良かったです。私たちは日本社会に共に暮らす市民としてつながることができると思いました。同志社大学の学生さんが言った言葉が印象的でした。「差別以上に怖いことは認知されないこと、その存在を知ってもらえないこと。認知されていなければ、難なく、差別に結び付いていく。」私たちはもっともっと朝鮮学校のことを、そこで学ぶ子どもたちのことを知らなければ、知らせなければとも思いました。

また、その学生さんは、「法は運動で変えられる」とも言っていました。それは私たちの運動にもそのままあてはまります。人間の視点から見て許されない法や条例は市民が声をあげ運動することによって変えていくしかないのです。

 


大阪府教委「君が代」不起立再任用拒否理由二転三転 一体理由は何なの?

2013-03-20 23:09:21 | 当該から

2月20日に引き続き、3月19日午後4時から約1時間半、府教委吉岡参事に再任拒否の理由を問いただしました。

これまでに聞いた再任用「否」の理由は、2月19日と2月20日の説明では異なりました。

しかし、3月14日開示された再任用教職員審査会議事録(審査結果)をもって迫ったところ、吉岡参事はようやく、それが、「否」の理由だと認めました。つまり、2月19日・20日の「理由」は虚偽であったことを自ら認めたも同然です。開示請求をしていなければ、2月20日の説明つまり、「勤務実績、勤務意欲、心身の状況等から総合判断した」という虚偽の理由で言い通すつもりだったということです。

ところが、それ以上の問題は、3月14日に開示された理由は事実に基づくものではなく、公正な手続きを経たものでもないという点です。それこそが最も問題です。

以下に、3月19日の府教委吉岡参事との面談について報告をします。

 

弁護士の立会いを初めて認める!

府教委は、当事者本人に対しては再任「否」の説明をしなければならない立場にあることは認めています。ただ、これまで、組合を初め第三者の立会いは一切認めませんでした。しかし、今回、委任状があるならと弁護士の同席を認めました。即、その場で委任状を作成、同席を実現することができました。

 

二転三転する「理由」の説明!

2月19日、府教委が校長を介して述べた「理由」は以下です。

   「勤務実績、勤務意欲、専門的知識等、心身の状況から総合的に判断した。」 (2.19「理由」)

2月20日、府教委吉岡参事が述べた「理由」は以下です。

   「勤務実績、勤務意欲、心身の状況等から総合的に判断した。」 (2.20「理由」)

3月19日、府教委吉岡参事は、審査会議事録記載が「理由」であることを認めざるを得ませんでした。 

  「平成24年度入学式における国歌斉唱時の不起立により、平成24年4月25日戒告処分。この件にかかる研修後の意向確認において、今後上司の職務命令に従う意思を示さず、意向確認書の文言を『教育公務員として、日本国憲法を遵守し、その精神に則り、今後も精進を続けていきます。また、「子どもの権利条約」をはじめとする国際条約に鑑み、自らの人権、子どもの人権が侵害されることのないように努めます。』と修正して提出。上司の職務命令は組織の規範に従う意識が希薄であり、教育公務員としての適格性が欠如しており、勤務実態が良好であったとみなせない。 以上により総合的に判断して、再任用選考結果を「否」とする。」 (3.14「理由」)

審査会議事録(審査結果)記載は事実とは異なる!

最大の問題点の一つ目は、審査会議事録のある記載は事実とは異なり、公正な手続きを経たものではない言う点です。4月25日研修終了後、私は「意向確認」され、「今後上司の職務命令に従う意思を示さず」ということは事実としてはなかったことです。

審査会議事録(審査結果)記載の「意向確認書」は公正な手続きを経たものではない!

最大の問題点の二つ目は、審査会議事録で初めて見た「意向確認書」なるものは、表題もなく宛先もなく、法的根拠も明らかにされず、提出の意味、不提出の際にどういう扱いを受けるか等の説明も一切なく、つまりこれは公正な手続きに反するものであるということです。

それでは、3月19日面談で明らかになった点を下記に整理しておきます。

ポイント1

2月19日と20日の「理由」の異同は、20日の説明中、「~等」としているので、二つの理由に差異はなく同じであると強弁しました。つまり、どちらにしても虚偽であるので、府教委にしてみれば、「総合的に判断した」で言い通すところに力点を置いていたとというところなのでしょう。

ポイント2

2月19日、校長を介して府教委公式見解として2.19「理由」が明らかにされたのですが、それがどのような経緯をもって本人に伝えることになったかについては、吉岡参事は全く記憶がないとのことでした。これは無責任極まりないと言わざるを得ません。府教委として調査し明らかにするよう求めました。吉岡参事の回答は検討するとのことでした。

ポイント3

2.20「理由」は、内申書(校長記載)の4項目のうち、<勤務実績等>の細目4つのうち3項目をあげ、最後に「等」を付記し総合的に判断したと説明された。ここでは、内申書の他の3項目<人事評価>、<懲戒処分の履歴>、<病気休暇・休職の履歴>は具体にあげられなかった。 

3.14「理由」は、再任用審査会議事録(審査結果)を見れば、3点すなわち「戒告処分」、「研修終了後の意向確認において今後上司の職務命令に従う意思を示さ」なかったこと、「意向確認書の文言を…修正して提出」したことをあげ、以上から、「上司の職務命令は組織の規範に従う意識が希薄であり、教育公務員としての適格性が欠如しており、勤務実態が良好であったとみなせない」とし、「以上により総合的に判断して」とある。

つまり、具体に「戒告処分」と「意向確認にしたがわなかったこと」と「意向確認書の文言を修正したこと」が理由としてあげられている。

再任「否」の理由として、2.20「理由」と3.14「理由」とでは明らかに異なる。本来なら、2月20日の理由説明において、3.14「理由」を説明しなければならなかった筈であるのに虚偽の説明をされた。

ポイント4

3.14「理由」は、事実とは異なる点が含まれている。また、「意向確認書」なるものについては公正な手続きを経たものではない。修正についてはなんら問題点はない。以上から審査会結果は無効と言わざるを得ない。