庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

クチナシの花とオオスカシバ

2017年07月01日 | 庭の花たち
今年は比較的多数のクチナシの花を見ることができました。
クチナシ1706230020
クチナシ1706230020 posted by (C)雑草
クチナシはオオスカシバの食草で、新芽と蕾まで食べてしまうために、何年かは花を見られず、たまに花が1個だけ咲く程度でした。
クチナシとオオスカシバ卵1706260016
クチナシとオオスカシバ卵1706260016 posted by (C)雑草
今年はたくさんクチナシの花を見られると楽しみにしていたのですが、花が咲き始めるとどこからか飛来して卵を産み付けました。蕾にも産み付けたのですから驚きです。

クチナシ1706280005
クチナシ1706280005 posted by (C)雑草
クチナシの蕾が今まさに咲こうとしている様子は不思議な形をしています。
この形は何か見覚えがあるような。ちょっと思い出しませんが、29連勝の将棋で思い出しました。これは将棋盤の足の形に似ています。
縁台将棋をしているのを見ていると、思わずああしたほうがよいとか、こうする手もあるなどと口をはさみたくなるものです。
それで、将棋盤には口をはさむことなかれという戒めで、将棋盤の足にはクチナシの模様が施されているそうです。

クチナシの蕾には早く開いて、かぐわしい香りを放ってもらいたいものですが、将棋の対局者にとっては口をはさむことは至極迷惑なことです。それで、万一にも口を開くようなことがあれば、即刻首をはねますと警告しているのだそうです。

クチナシ1706280009
クチナシ1706280009 posted by (C)雑草
もし対局中に口をはさむなら、将棋盤をひっくり返して、首をはねて、ひっくり返した将棋盤の上に載せるぞということです。そのために将棋盤の裏側には中央の突起とまわりに血を受けるための溝が掘ってあるそうです。

オオスカシバ@クチナシ1706300011
オオスカシバ@クチナシ1706300011 posted by (C)雑草
オオスカシバの卵は1週間以内で孵化するようです。小さな幼虫が蕾を食べていました。
これからはこの幼虫が次々に若葉と蕾を食べてしまうので今年はもうクチナシの花は見納めになるでしょう。
それでも今年はオオスカシバの飛来が遅かったので花を見ることができました。

庭の花の中にはやはり幼虫に花芽を食われてこれまで花を見ることができなかったガマズミが数年前から花を咲かせるようになりました。
気候変動が幼虫の発生時期と植物の花の時期を引き離しているのかもしれません。

クサカゲロウ1706300034s1140
クサカゲロウ1706300034s1140 posted by (C)雑草
クサカゲロウがマタタビに来る時期は、マタタビの花が咲き始めるころだったのですが、今年は花がとっくに終わってから来ています。
クサカゲロウ1706300027a
クサカゲロウ1706300027a posted by (C)雑草
マタタビの新葉に群がっているクサカゲロウです。見にくいですが画面の中だけでも10匹くらいのクサカゲロウがマタタビの葉をかじっています。

コメント (2)
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