長崎旅行の1日目の夜に出島の木と初めて出会い感動しました。また明るいときにあらためて会いに来たいと願っていました。
観光ばかりの組まれたスケジュールでは山野の草木に出会うことが極めて少ないです。そこで2日目と3日目は早朝5時に起きて、朝食までに2時間ずつ散策をしました。その時に出会った草木は次回のブログにし、今回は3日目に会いに行った出島の木についてです。
出島の木については案内板に「東南アジア一帯に分布するナンヨウスギ科の常緑高木。学名はアガチスハルマ。この木は、幕末の頃に、オランダ人が東洋貿易の拠点としたジャカルタ(旧バタビア)から移植したもので、日蘭交流の貴重な記念樹」とあります。ソフトボール大の松ぼっくりのような実がなり、ばらけてパラパラと種が落ちるそうです。
西門から出島にはいりました。
1510131172出島 posted by (C)雑草
建物の中には当時の様子を復元するなど、様々な展示がありました。少々旅の疲れが出てきた雑草は展示物をつぶさに見る力がうせていましたが、興味ある植物画(図鑑)が目に入りました。
1510131185日本植物誌サザンカ posted by (C)雑草
何の絵だろうか。スズカケソウかもしれないと思いました。右の説明は英語ではなくラテン語?さっぱりわかりません。絵のほうのページの下のほうにCAMELLIA sa∫anquaと書いてありました。そうです。これはサザンカですね。ツュンベリーの日本植物誌(復刻版)でした。ほかのページも見たかったのですが箱の中でしたので触れません。
展示物もそこそこに出島の木のある奥のほうに行きました。途中で案内をしている侍風の人に聞きました。「出島の木はこのほうがくですか。」「そうです、あちらです。」「出島の木は2本あると友人から聞いたのですが2本ありますか。」「いや、1本だけですよ。」
もしかして、出島の木は1本だけで、もし、もう1本あるとしたら、それは出島の木に似てはいるが別の木なのだろうか?と疑問を持ちながら、出島の木がある方向へとゆきました。
昨夜であった木がありました。
1510131195出島の木(1) posted by (C)雑草
もしかして実がなっていないだろうかと探しましたが見つかりませんでした。
さて、もう2本目の出島の木はどこだろうとあたりを見回しました。樹形が似ていると思い、この出島の木の樹形を参考に探しましたが、似た樹形の木は見当たりませんでした。やっぱり1本だけかとあきらめかけたとき、葉がよく似た木を見つけました。確かによく似ています。もしかしたら出島の木です。
樹形はこんな感じでした。
1510131198出島の木(2) posted by (C)雑草
これが本当に出島の木であるのか確かめたいと思いました。近くに庭の掃除や植木(ソテツ)の手入れをしている男性がおりました。「出島の木は2本あると友人から聞いたのですが、この木は出島の木ですか。」と聞くと、「そうです。」ということでもう一度その木を確かめに行きました。
1510131204出島の木(1)(2) posted by (C)雑草
樹齢について考えました。枝振りから人の背丈になってから現在までがおおよそ30年くらい。発芽から人の背丈になるまでを10年~20年と仮定すると樹齢は40年から50年くらいになるのではないでしょうか。
もう一度教えてくださった方のところへ行くと、ソテツの手入れをしていました。「実は私は長崎の友人から、出島の木の種を送ってもらい、播いたら2本発芽しました。私のは日本で3番目と4番目ということになりますね。それからソテツの種も播きましたが根が出始めたが失敗しました。」というと、何と「出島の木はもう1本、全部で3本あります。それからこのソテツには種がついているので採っても良い。いや種よりも枝を植えればよい。」と言いながら、ソテツの幹についている葉を、幹をえぐるようにとってくださいました。これを植えると根がでてくるそうです。
1510131227ソテツ posted by (C)雑草
それから、3本目の出島の木のありかを聞いてさっそく第三の出島の木のところへ行きました。実生苗を鉢で育てていたが大きくなったので1年くらい前にここ出島に植えたとのことでした。
これが3本目の出島の木です。
1510131211出島の木(3) posted by (C)雑草
手前が3本目、後ろが昔からある出島の木です。
1510131214出島の木(1)(3) posted by (C)雑草
若い出島の木の中心の葉がとっても勢いがあります。
1510131212出島の木(3) posted by (C)雑草
これまで、我が家の出島の木しか見たことないので、この勢いのある様子にびっくりしました。我が家のはまるで別品種の木かと思うほどひ弱に思われました。次は我が家の出島の木です。日本で4番目、5番目ということになりました。
出島の木(4)(5) DSCF4942 posted by (C)雑草
さて、いただいた出島のソテツは家に帰ってさっそく植えました。楽しい旅の思い出に、いつまでも枯れないでと願っています。霜が降りると枯れてしまうようです。また植えて2~3年は寒さには特に弱いとのこと大事に育てようと思います。
ソテツ1510160006 posted by (C)雑草
次回は旅の2日目と3日目の早朝散策で出会った草木などを載せます。
観光ばかりの組まれたスケジュールでは山野の草木に出会うことが極めて少ないです。そこで2日目と3日目は早朝5時に起きて、朝食までに2時間ずつ散策をしました。その時に出会った草木は次回のブログにし、今回は3日目に会いに行った出島の木についてです。
出島の木については案内板に「東南アジア一帯に分布するナンヨウスギ科の常緑高木。学名はアガチスハルマ。この木は、幕末の頃に、オランダ人が東洋貿易の拠点としたジャカルタ(旧バタビア)から移植したもので、日蘭交流の貴重な記念樹」とあります。ソフトボール大の松ぼっくりのような実がなり、ばらけてパラパラと種が落ちるそうです。
西門から出島にはいりました。
1510131172出島 posted by (C)雑草
建物の中には当時の様子を復元するなど、様々な展示がありました。少々旅の疲れが出てきた雑草は展示物をつぶさに見る力がうせていましたが、興味ある植物画(図鑑)が目に入りました。
1510131185日本植物誌サザンカ posted by (C)雑草
何の絵だろうか。スズカケソウかもしれないと思いました。右の説明は英語ではなくラテン語?さっぱりわかりません。絵のほうのページの下のほうにCAMELLIA sa∫anquaと書いてありました。そうです。これはサザンカですね。ツュンベリーの日本植物誌(復刻版)でした。ほかのページも見たかったのですが箱の中でしたので触れません。
展示物もそこそこに出島の木のある奥のほうに行きました。途中で案内をしている侍風の人に聞きました。「出島の木はこのほうがくですか。」「そうです、あちらです。」「出島の木は2本あると友人から聞いたのですが2本ありますか。」「いや、1本だけですよ。」
もしかして、出島の木は1本だけで、もし、もう1本あるとしたら、それは出島の木に似てはいるが別の木なのだろうか?と疑問を持ちながら、出島の木がある方向へとゆきました。
昨夜であった木がありました。
1510131195出島の木(1) posted by (C)雑草
もしかして実がなっていないだろうかと探しましたが見つかりませんでした。
さて、もう2本目の出島の木はどこだろうとあたりを見回しました。樹形が似ていると思い、この出島の木の樹形を参考に探しましたが、似た樹形の木は見当たりませんでした。やっぱり1本だけかとあきらめかけたとき、葉がよく似た木を見つけました。確かによく似ています。もしかしたら出島の木です。
樹形はこんな感じでした。
1510131198出島の木(2) posted by (C)雑草
これが本当に出島の木であるのか確かめたいと思いました。近くに庭の掃除や植木(ソテツ)の手入れをしている男性がおりました。「出島の木は2本あると友人から聞いたのですが、この木は出島の木ですか。」と聞くと、「そうです。」ということでもう一度その木を確かめに行きました。
1510131204出島の木(1)(2) posted by (C)雑草
樹齢について考えました。枝振りから人の背丈になってから現在までがおおよそ30年くらい。発芽から人の背丈になるまでを10年~20年と仮定すると樹齢は40年から50年くらいになるのではないでしょうか。
もう一度教えてくださった方のところへ行くと、ソテツの手入れをしていました。「実は私は長崎の友人から、出島の木の種を送ってもらい、播いたら2本発芽しました。私のは日本で3番目と4番目ということになりますね。それからソテツの種も播きましたが根が出始めたが失敗しました。」というと、何と「出島の木はもう1本、全部で3本あります。それからこのソテツには種がついているので採っても良い。いや種よりも枝を植えればよい。」と言いながら、ソテツの幹についている葉を、幹をえぐるようにとってくださいました。これを植えると根がでてくるそうです。
1510131227ソテツ posted by (C)雑草
それから、3本目の出島の木のありかを聞いてさっそく第三の出島の木のところへ行きました。実生苗を鉢で育てていたが大きくなったので1年くらい前にここ出島に植えたとのことでした。
これが3本目の出島の木です。
1510131211出島の木(3) posted by (C)雑草
手前が3本目、後ろが昔からある出島の木です。
1510131214出島の木(1)(3) posted by (C)雑草
若い出島の木の中心の葉がとっても勢いがあります。
1510131212出島の木(3) posted by (C)雑草
これまで、我が家の出島の木しか見たことないので、この勢いのある様子にびっくりしました。我が家のはまるで別品種の木かと思うほどひ弱に思われました。次は我が家の出島の木です。日本で4番目、5番目ということになりました。
出島の木(4)(5) DSCF4942 posted by (C)雑草
さて、いただいた出島のソテツは家に帰ってさっそく植えました。楽しい旅の思い出に、いつまでも枯れないでと願っています。霜が降りると枯れてしまうようです。また植えて2~3年は寒さには特に弱いとのこと大事に育てようと思います。
ソテツ1510160006 posted by (C)雑草
次回は旅の2日目と3日目の早朝散策で出会った草木などを載せます。
長崎に行かれたのですか
私は数年前に一度だけ九州に行ったことがあり 門司港のレトロな夜の町並みの
散策をしました
まるで海外に来ているような気分を味わいました
出島の木は私は全く 知らない木ですが
ソテツは知っています(笑)
赤い実の生る巨木ですよね
根付いて これからの成長が楽しみですね。
子供たちが九州へ連れて行ってくれるというので、長崎に行くことができました。阿蘇、九重へは10年くらい前に行ったことがあって、今回が2度目になります。門司港の夜の散策でしたか。私も夜景を見に行きました。初めての夜の街は別世界になりますね。
出島の木はあまり知られてはいないですが、日本ではここにしかないそうです。その子が我が家にいるというのも不思議な話です。それで親の顔を見たさにわざわざ行きました。
ソテツは北関東では寒くてほとんど見られません。種を播いて根が出ましたが、葉が出る前に枯れてしまいました。不思議な巡り合わせで出島の中にあるソテツをいただくことになりました。