庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

1月15日現在偕楽園本園内で見られる梅の花を探梅しよう

2019年01月18日 | 水戸の梅

身近に見られて最も美しい梅の花は虎の尾です。この木は吐玉泉下の鐘楼前の芝生にあります。

広い園内を最短距離で現在咲いている梅の花を見て回ります。

それでは表門から順を追ってご案内します。

冬至梅
まだ冬枯れの梅林と思いきや、見上げると白梅が咲いています。表門外側の左側の冬至梅が数輪咲いています。門の手前で見上げてみてください。

表門をぬけましたらすぐに左に曲がり、さらに左に曲がるとこの階段があります。

この写真は階段の上から振り返って見たものです。
写真の左側の八重冬至の蕾がたくさん白くなっています。開花した花もあります。
写真の右側の梅の木は泰平です。遅咲きでまだまだですが、この泰平の下の小さな高砂枝垂れをご覧ください。

高砂枝垂れ
この木は小さいですが花をたくさんつけています。

次はということでこのまま梅林に入りたいところですが、ここから入ったのでは咲いている木はほとんど見つかりません。
表門に戻って、一ノ木戸を通り、竹林、吐玉泉、日本庭園の池へと下ります。
池を過ぎたら右側に進んでください。広い芝生があります。(その先は西門から、歴史館へ通じています。)
この芝生を一周すると、花がよくついている八重冬至3本と冒頭の写真の虎の尾を見ることができます。

八重冬至
芝生に到着しましたら、芝生を時計回りに一周します。最初に鐘楼の正面のこの八重冬至の花を見つけることができます。


八重冬至
芝生を半周したところの外側の八重冬至が咲いています。


虎の尾
このところで、芝生の内側に冒頭の虎の尾が咲いています。今見られる梅の花では一番美しいと思います。

虎の尾の若木
一般に苗木畑から梅林へデビューして数年の若い木は開花が早い傾向があります。


八重冬至
さらに芝生を周回して鐘楼に近づくと八重冬至が咲いています。

次は池に戻り梅桜橋(エレベータ)の階段の登り口です。

八重寒紅
エレベーター塔を背景に八重寒紅がきれいな花をつけています。

風が穏やかなときは香りも楽しむことができます。


今シーズン一番先に咲きだした八重冬至
南門に向かって進むと、手前の偕楽園と大書した標柱のところの八重冬至がたくさん花をつけています。

ご来園の記念写真によい場所です。

南門を通り抜け、四季の句碑をご鑑賞ください。
 崖急に 梅ことごとく 斜めなり
天気の良い日には、この句の情景と同じように、案内板に斜めの梅の木の影絵をご覧いただけます。

さらに南崖の道を進んでください。
左側の柿の木の大木の下にも冬至梅が咲いています。園路から少し距離があります。

南崖の洞窟の前で、洞窟を背にして、小山の頂上の里見紅が咲き始めています。

里見紅

里見紅

急な階段を登り、東門の手前の八重寒紅です。案内板の後ろ側です。

八重寒紅
「咲いています」の札がかけてあります。この木はたくさんの蕾が咲き始めようとしています。

東門からの大通りを進むと、「咲いています」の札が3本の木にかけられています。

右側に八重寒紅が2本。

少し進むと右側にも八重寒紅が1本。

さらに意外な場所にも八重寒紅が咲いています。

中門トイレ前の八重寒紅です。
近くには垣で囲った倒れ掛かった老木、無類絞があります。

東門からお帰りの時は、南崖橋の橋の下にも八重寒紅らしい花が咲いています。
他にも咲き始めている梅の木があります。さて何本探し当てることができるでしょうか。

また、下の田鶴鳴梅林、猩々梅林、窈窕梅林も見逃せません。健脚でお時間のある方はお立ち寄りください。
逆に、駐車場から水平移動だけでお気軽に入ることができますので、こちらの拡張部だけをご覧になるのもよいことです。
コメント
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