庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

水戸の六名木の柳川枝垂の一番花が明日にも。本園内の六名木 白難波 虎の尾 月影 烈公梅 柳川枝垂 江南所無

2016年01月14日 | 偕楽園
水戸の六名木のひとつ柳川枝垂の一番花が明日にも開花しようとしています。
柳川枝垂C5-005 1601140024柳川枝垂C5-005 1601140024 posted by (C)雑草
水戸の六名木は園内の梅の木の中で、容姿が立派で花も美しい木を6本選び出したことに始まるようです。ということは六名木は園内に6本しかないわけですが、最近はこの6本の品種のことを六名木ということが多いようです。六名木が選定されたのは昭和の前半、戦前のことと思います。
園内には六名木選定当時の木がそのままあるかどうかはわかりませんが、竹垣で囲った六名木があります。柳川枝垂もその一つです。
柳川枝垂C5-005 1601140042柳川枝垂C5-005 1601140042 posted by (C)雑草

白難波は偕楽園の開園当初からあったと思われる古木です。
白難波六銘木1601140035白難波六銘木1601140035 posted by (C)雑草
今は2本の古木になっていますが、10年くらい前には、この2本の古木の間に朽ちかけた太いさらなる古木がありました。今ある2本の古木はひこばえのようなものとおもいます。
その2本の古木が咲きはじめていました。
白難波六銘木1601140034白難波六銘木1601140034 posted by (C)雑草

虎の尾も咲き始めています。
虎の尾六銘木1601140036虎の尾六銘木1601140036 posted by (C)雑草
虎の尾六銘木1601140037虎の尾六銘木1601140037 posted by (C)雑草
次は別の場所の虎の尾の花が夕日に染まったものです。
虎の尾1601140051虎の尾1601140051 posted by (C)雑草

月影はまだ咲いていません。蕾の時は萼が緑色なので、木全体が薄緑色にみえます。普通の白梅は萼が赤茶色ですから木全体が赤っぽいです。
月影には色素のアントシアンを作る遺伝子が欠けているか、劣勢であるために色素が生成されないために緑色です。
月影六銘木1601140038月影六銘木1601140038 posted by (C)雑草
次の月影は猩々梅林の六名木が一堂に集められた六名木サークル?の月影です。
月影SY2-1601140005月影SY2-1601140005 posted by (C)雑草

江南所無は遅咲きの名花です。3月10日すぎが見頃になるでしょう。中国の梅の里、揚子江の南で比べるものがないという意味のようです。
蕾の時は真っ赤でさきすすむと、中心部分の紅がやや薄れる八重咲きです。
江南所無六銘木1601140039江南所無六銘木1601140039 posted by (C)雑草
次の花は昨年咲いた江南所無です。
江南所無江南所無 posted by (C)雑草

烈公梅はかつて弘道館の孔子廟近くにあった木で、これまで知られていない品種の木であったため、斉昭公の名をつけた梅です。花弁がほそくすきまのある質素な梅です。
烈公梅1601140041烈公梅1601140041 posted by (C)雑草
弘道館の烈公梅の蕾がふくらんできていますが偕楽園ではまだ咲く様子がありません。
次は昨年咲いた烈公梅の花です。
好文亭入口の烈公梅好文亭入口の烈公梅 posted by (C)雑草

今日も正岡子規の句碑には句意にふさわしい素晴らしいお日様イラストが描かれていました。
崖急に梅ことごとく斜めなり
子規の句碑1601140016子規の句碑1601140016 posted by (C)雑草
句碑の案内板にイラストの影をうつす梅の木、緋梅が咲いています。
緋梅句碑1601140018緋梅句碑1601140018 posted by (C)雑草
句碑のある園路風景です。前方は南門、右手上が好文亭、左は常磐線の向こうが田鶴鳴梅林。カメラの位置の右手上にに椚門があり、見晴広場へ行けます。
名花句碑1601140020名花句碑1601140020 posted by (C)雑草
同じ位置で後ろを向くと、南崖の松の木。左上は見晴広場、前方は水戸八景の僊湖暮雪、さらに南崖の洞窟へと続きます。
南崖の松1601140021南崖の松1601140021 posted by (C)雑草
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法則どおりにシモバシラ4度目の発生

2016年01月14日 | 庭の花たち
今朝もシモバシラが発生しました。
シモバシラ1601140033シモバシラ1601140033 posted by (C)雑草
今朝の最低気温は水戸気象台がマイナス3.1度。鹿嶋市がマイナス1.6度で、法則通りでした。
シモバシラ1601140040シモバシラ1601140040 posted by (C)雑草
上の2枚は地上からやや高い場所で、昨日とそれほど遜色がありませんが、下の画像は地上すれすれの地植えではちょっと小さく個数も少ないです。
シモバシラ1601140031シモバシラ1601140031 posted by (C)雑草
ナツボウズのナニワズの葉のしおれ方も昨日のほうがすごいです。
ナニワズ1601130018ナニワズ1601130018 posted by (C)雑草
ナニワズ1601140037ナニワズ1601140037 posted by (C)雑草
オニシバリははっきり違いが分かります。
オニシバリ1601130024オニシバリ1601130024 posted by (C)雑草
オニシバリ1601140036オニシバリ1601140036 posted by (C)雑草
ナニワズは昨日と今日ではあまり違いません。これは朝方の寒気を遮るものがすくないためです。
オニシバリは寒気が入りにくい場所なので今朝はまだ十分に冷えなかったようです。地植えのシモバシラの発生が少なかったのは同じ理由によるようです。
越冬中のウラギンシジミは発見した時から少しも動いていないようです。
ウラギンシジミ1601140038ウラギンシジミ1601140038 posted by (C)雑草
ノシランがだいぶ色づいてきました。これは寒気のあたりやすい築山です。
ノシラン1601140043ノシラン1601140043 posted by (C)雑草
寒気の入りにくい場所ではまだちょっと色がうすいです。
ノシラン1601140046ノシラン1601140046 posted by (C)雑草
中央の色が濃い2個はナガバジャノヒゲです。この色を超えて輝いてほしいです。
明日15日の水戸気象台の予想気温はマイナス2度です。シモバシラの発生は微妙です。
鹿嶋はプラス1度の予想です。予想通りならシモバシラは発生しないようですね。

1月15日追記
水戸の最低気温マイナス0.9度
鹿嶋の最低気温 プラス6.2度
我が家のシモバシラは発生しませんでした。ナニワズの葉も全くしおれていないで、暖かい朝でした。
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