庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

一つ目小僧か・イワガネの実とマンリョウのふたとおりの実のつき方

2015年11月26日 | 庭の花たち
一つ目小僧が庭に現れたか。

たった1個のイワガネの実がなりました。よく見るとぽつりぽつりと数個ありました。

イワガネは四国・九州に自生するイラクサ科の雌雄異株の落葉小低木です。黒い種を白い肉質となった花被がつつむように取り巻いています。1個だけですとまさに一つ目小僧みたいですね。
最初の年に実のついた雌枝を送っていただきまして、挿し木して翌年雌花がたくさん咲きました。その時に雄花がないため、雄花をつけた雄枝を急きょ送っていただきました。

上がイワガネの雌花です。
下がイワガネの雌花です。

この雄花を雌花に沿わせておきました。カップに入っているのが雄枝で下から伸びているのが雌枝です。

このようにして雌雄の花を添わせて受粉した結果、昨年はたくさんの実が下の画像のようになりました。



昨年は受粉が成功してたくさん実をつけました。ところが今年は昨年いただいた雄枝を挿し木したものにわずかしか雄花が咲かなかったのと、ちゃんと添わせてあげなかったので、ほんの数個しか実がなりませんでした。来年は雄株ももっと多くの雄花を咲かせて実をならせてくれるものと思います。
同じイラクサ科の小低木で食べられる黄色い実をつけるヤナギイチゴというものがあります。これは神奈川県湯河原付近にはえているものですが、雌雄異株または同株とのことではたして我が家のはどちらなのかまだ花も咲かず、実がなったことがありません。来春には花を見られそうと期待しています。


マンリョウの実が赤く色づき始めました。

赤く熟した実をリースに使うために切り取っているときに気付きました。
下のマンリョウは、実がなっている枝には葉がついていません。

庭のマンリョウを観察すると、葉がついている木の群れと葉がついてない木の群れと庭に二つのゾーンがありました。

たしかにネットでマンリョウの画像をみると、実のなっている枝に葉のあるもの、葉のないものがあります。これは2種類の木があって庭でそれぞれ子孫をふやしているのでしょうか。それとも同じ庭であっても、日照時間、風通しなどの環境の違いによるのか興味がわいてきたので経過観察してみようかと思います。
コメント (4)
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