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庭の花たちと野の花散策記

山野草と梅が大好きの「雑草」。花以外は思考不可の植物人間の庭の花と野の花散策記です。

マヤランが今年も

2015年07月01日 | 野草を訪ねて
今年もマヤランを見ることができました。分布域は南関東以西のようですが、茨城では日立市に記録があるとか。また福島県いわき市にも発見されています。
今年はたった2本です。数年前は他の場所でたくさん咲いているのを見ましたが、除草剤の使用などもあり、かろうじて花を咲かせています。
マヤラン1506290071マヤラン1506290071 posted by (C)雑草

マヤラン1506290072マヤラン1506290072 posted by (C)雑草

キノコと共生しているとか。キノコは樹木とも関係していますから、木、キノコ、マヤランは互いに深い関係があるようです。
マヤラン1506290077マヤラン1506290077 posted by (C)雑草

数年前の画像も貼っておきます。
マヤランマヤラン posted by (C)雑草

マヤランマヤラン posted by (C)雑草

マヤランマヤラン posted by (C)雑草

マヤランの実
マヤランの実マヤランの実 posted by (C)雑草

マヤランはベニタケ科、イボタケ科、シロキクラゲ科のキノコと共生すると科博の資料にありました。マヤランの近くにあったベニタケ科と思われるキノコ。
キノコ1506290074キノコ1506290074 posted by (C)雑草

公園の管理といえば、樹木の管理が主体で、下草は刈り取り、最悪は除草剤までまかれたりすよようです。ぜひとも樹木ばかりではなく、下草にも、キノコにも気を配っていただき、貴重な自然を残していただきたいものです。
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自転車散策 セイヨウヒルガオ ナワシロイチゴ ヒメコウゾ ケシ

2015年07月01日 | 野草を訪ねて
久しぶりに自転車散策
ちょっと小ぶりなコヒルガオが咲いていると思いました。でもなんか違う。
セイヨウヒルガオ1506290026セイヨウヒルガオ1506290026 posted by (C)雑草

道路のグレーチングと比べても花の大きさが違います。雄しべ、雌しべも違うようです。
セイヨウヒルガオ1506290027セイヨウヒルガオ1506290027 posted by (C)雑草

詳しく見てみると白い雌しべ、柱頭が2本に分かれていて長い。雄しべは5本のようです。
セイヨウヒルガオ1506290029セイヨウヒルガオ1506290029 posted by (C)雑草

横から見てみると、あれ、なんか全然違う。
萼だけで、苞がないの? 
花茎に毛があるみたい。コヒルガオはブツブツみたいだったけれど。
花から離れて対の小さな葉見たいのがある。
セイヨウヒルガオ1506290028セイヨウヒルガオ1506290028 posted by (C)雑草

拡大して見ると
花弁を支えているのは萼だけ。 苞は?
花茎には毛があります。
花から離れて対の小さな葉は苞らしです。
セイヨウヒルガオ1506290028trセイヨウヒルガオ1506290028tr posted by (C)雑草
セイヨウヒルガオはかなり劣悪な環境でも生育するそうです。これは道路の排水溝の脇のコンクリートの小さな割れ目で他の草はなくて、セイヨウヒルガオだけが生えていました。

近くにナワシロイチゴがたくさんなっていました。
ナワシロイチゴ1506290021ナワシロイチゴ1506290021 posted by (C)雑草
懐かしい味です。
ナワシロイチゴ1506290024ナワシロイチゴ1506290024 posted by (C)雑草

ヒメコウゾも実をつけていました。美味しそうですがただ甘いだけでした。
ヒメコウゾ1506290018ヒメコウゾ1506290018 posted by (C)雑草

アカメガシワが咲いていました。雄花ばかりのようです。丹念に探すといました。蜘蛛です。
アカメガシワ1506290032アカメガシワ1506290032 posted by (C)雑草
赤い蕾のようなのがありました。もしかして雌花でしょうか。
アカメガシワ1506290037アカメガシワ1506290037 posted by (C)雑草

ヤブミョウガの真っ白な花。ブルージンジャーなどと同じくツユクサの仲間です。
ヤブミョウガ1506290045ヤブミョウガ1506290045 posted by (C)雑草

金露梅がたくさん咲いているお庭がありました。
金露梅1506290060金露梅1506290060 posted by (C)雑草
同じお庭のフキは北海道で見たものに似ています。もしかして北国のご出身の方のお庭でしょうか。
蕗1506290064蕗1506290064 posted by (C)雑草

シラサギ、おそらくコサギと思われる鳥の巣がいっぱいある森に差し掛かりました。
白鷺1506290016白鷺1506290016 posted by (C)雑草

以前みたケシ畑には実がなっていました。ドキッ。処分してなかった。見落とし?まさか。
ケシ畑1506290049ケシ畑1506290049 posted by (C)雑草 再度通報。

花も咲いていました。
ケシ畑1506290057ケシ畑1506290057 posted by (C)雑草
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霞ヶ浦まで

2015年06月03日 | 野草を訪ねて
6月1日(月)天気も上々、自転車散策に出かけました。
水戸市内から、茨城空港ー霞ヶ浦北岸・旧関東鉄道沿いーカッパ伝説の手奪橋ー涸沼西岸ー水戸帰着
水戸市、茨城町、小美玉市(旧小川、玉造)鉾田市の4市町をめぐり、走行距離推定80km 3段ギアつきのママチャリで7時間かかりました。
ウォータースタンド 霞ヶ浦の水200リッターが10円です。
空港の西側、霞ヶ浦の北西には広大な大地があって、霞ヶ浦の湖水を農業用水として供給しています。これはそのうち一部として、空気弁のところから水を取りだして利用できるようにしたウォータースタンドです。
200リッター10円1506010099200リッター10円1506010099 posted by (C)雑草

近くでは栗の花が満開でした。
栗の花1506010103栗の花1506010103 posted by (C)雑草
見えてる花はほとんどすべてが雄花です。
栗の雄花1506010105栗の雄花1506010105 posted by (C)雑草
雌花は初めからイガイガの形をしていました。
栗の雌花1506010104栗の雌花1506010104 posted by (C)雑草

空港の南側、滑走路の侵入方向の敷地外側にカッパを祀った珍しい神社がありました。あとで通ることになったカッパ伝説と深い関係があるとは知らず境内にはゆきませんでした。残念。
手接神社1506010109手接神社1506010109 posted by (C)雑草

霞ヶ浦を見下ろせる高台に出ました。眼下に霞ヶ浦の一部と左端に遠く筑波山が見えます。
霞ヶ浦1506010116霞ヶ浦1506010116 posted by (C)雑草
湖畔に降りると、石岡市と鉾田市を結んでいた関東鉄道の線路跡が残っていました。舗装道路のぶぶんだけレールが残っています。
廃線跡1506010118廃線跡1506010118 posted by (C)雑草

廃線跡1506010119廃線跡1506010119 posted by (C)雑草

霞ヶ浦対岸の玉造道の駅のタワーが見えます。
タワー1506010122タワー1506010122 posted by (C)雑草

霞ヶ浦に流入する小川沿いに田んぼのふちを上流にむかうと、コモチシダに出会いました。以前茨城町で見たコモチシダは葉っぱの上に子供株が発生しないので、もしや発生しにくいハチジョウカグマかと思いましたが、ようやく子供株を確認、また小葉のかたちからもやはりハチジョウではなくコモチシダであると確認したものです。
コモチシダ1506010127コモチシダ1506010127 posted by (C)雑草
次の写真は子供のできたコモチシダです。2014年9月撮影です。
コモチシダコモチシダ posted by (C)雑草

少し進むと橋の欄干に不思議な像がありました。カッパです。
てうばいばし1506010130てうばいばし1506010130 posted by (C)雑草
全部で4体ありました。
てうばいばし1506010132てうばいばし1506010132 posted by (C)雑草
それにしても橋の名前が てうばいばし 発音は?どんな意味があるのか興味がわいてきます。
反対側に漢字で書いてありました。
てうばいばし1506010136てうばいばし1506010136 posted by (C)雑草
川の名前もわかりました。
てうばいばし1506010138てうばいばし1506010138 posted by (C)雑草
こんな絵もありました。
てうばいばし1506010133てうばいばし1506010133 posted by (C)雑草
橋の名前にある手奪の伝説はフォト蔵に詳しく書いておきました。そしてカッパを祀った神社とのつながりも書いてあります。
上の最初のカッパの像をクリックするとフォト蔵に移動して伝説が書いてあります。

帰り道茨城町の麦畑です。
麦畑1506010160麦畑1506010160 posted by (C)雑草

麦畑1506010161麦畑1506010161 posted by (C)雑草

麦畑1506010162麦畑1506010162 posted by (C)雑草

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自転車散策

2015年05月25日 | 野草を訪ねて
今日は自転車で森林公園方面へ行きました。
峠の新道のわきに真っ白なノコギリソウ。盛り土に混じって運ばれてきたのでしょう。


民家の近くには野生化したようなキウィが咲いていました。最近は森などで実生のキウィが大きくなっていることがあります。


ホオノキの花を見つけました。

こちらは少し老けてきました。

ホオノキの花の画像をカメラのモニターでアップして見ると、ホオノキの花の右側手前にサルナシです。サルナシが他にもないかと見回すとありました。いっぱい花をつけています。

こんなにいっぱい花がついています。秋にはぜひ実を収穫したいですね。ホオノキの高木の梢になっているサルナシの実をどうやって取ろうかな。心が少年にもどってしまいます。

ガマズミが大きな花穂をつけて満開です。

近づいて撮ると画面からあふれてしまいます。

ガマズミの実も昔はよく食べたものです。サルナシとは熟す時期がずれるので、秋には2度来なければなりません。

コウゾの実がついていました。

サルトリイバラが咲いていました。これは雄花?それとも雌花?


柿の木にも花が咲いていました。山の雑木に混じっているので野性種かも。


イボタノキも咲いていました。木陰では花がまばらです。

日当たりの良い道路わきでは花がいっぱいついていました。




片道約20kmでした。


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秘密の花園 あ、変です

2015年05月23日 | 野草を訪ねて
秘密の花園を発見
秘密の花園
秘密の花園 posted by (C)雑草

秘密の花園
秘密の花園 posted by (C)雑草

秘密の花園
秘密の花園 posted by (C)雑草

秘密の花園
秘密の花園 posted by (C)雑草

秘密の花園
秘密の花園 posted by (C)雑草

秘密の花園その2
秘密の花園2
秘密の花園2 posted by (C)雑草

秘密の花園その3
秘密の花園3
秘密の花園3 posted by (C)雑草

秘密の花園3
秘密の花園3 posted by (C)雑草

秘密の花園3
秘密の花園3 posted by (C)雑草
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ためしにフォト蔵の写真を

2015年04月26日 | 野草を訪ねて
トウダイグサ 試しにフォト蔵にアップした写真をgooブログに張り付けてみました。昨日自転車で散策に行ったときに坂道の歩道の吹き溜まりに咲いていました。縮小サイズです。表示されている写真の上でクリックするとフォト蔵に移動します。フォト蔵に移ってからもう一度写真をクリックして画像サイズを選択すると、一辺が最大2048ピクセルまで拡大して見ることができます。

トウダイグサトウダイグサ posted by (C)雑草

次もフォト蔵にアップした写真を普通サイズでgooブログに貼りつけました。
トウダイグサトウダイグサ posted by (C)雑草

次はジロボウエンゴサクです。
ジロボウエンゴサクジロボウエンゴサク posted by (C)雑草

次はイヌザクラです。隣のウワミズザクラは咲いているのに、イヌザクラはまだ蕾です。
イヌザクライヌザクラ posted by (C)雑草
ウワミズザクラとは花柄に葉がついていないので区別されますが、遠目で葉の有無が確認しにくいときは、枝の色が白っぽいことでもわかります。ウワミズザクラは桜の肌とにていて、枝がこげ茶色で、見上げると黒っぽく見えます。

ここから、この林の中を通って上のへ抜ける道がありました。今は廃道同然です。たまたま上のから農作業をするために来ていた方がここから上のへ行けると教えてくださったので入って行きました。
イヌザクライヌザクラ posted by (C)雑草
自転車のハンドルの向こう側から入るのですが、道は草で覆われていて勇気がいります。

杉林になると道はかなりきれいになりましたが、藤蔓が罠のように貼られていました。自転車を押してゆくのに難儀しました。
廃道の藤蔓
廃道の藤蔓 posted by (C)雑草

この先も道に真竹が杭のように生えていたり、篠竹に覆い尽くされたりで結局は上のにはたどり着けませんでした。
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カタクリの里と安国寺の枝垂れ桜

2015年04月05日 | 野草を訪ねて
自宅から15kmほどの、内原のカタクリの里では群生しているカタクリが満開でした。近くの安国寺では枝垂れ桜も満開でした。

あいにく曇天でカタクリはちゃんと開いていませんでしたが、今年もたくさんの花を見ることができました。










カタクリの里の近くの安国寺では枝垂れ桜が満開でした。樹勢旺盛で枝ぶりがよい樹でした。

自転車で行ったので、近道しようと狭い道を通ったので、これまで見たこともなかった安国寺の山門から満開の桜が見えたので立ち寄ることができました。










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風が冷たい 車窓の富士山

2015年02月10日 | 野草を訪ねて
今朝の水戸気象台の最低気温零下4.4℃。寒気が南下して記録以上に寒さを感じた。粗塩のような霜、これは一時的にせよかなりの冷え込みがあったことがうかがわれます。

ハランの葉の上にも残っていました。

セツブンソウが寒そう。




シモバシラも発生


キバナセツブンソウも寒そう


キチョウも相変わらず動かない


雲ひとつ見えない晴天に飛行機雲。

野暮用あって、新幹線の車窓から富士山を見ました。
富士川と富士山。

富士市付近の富士山。








三島からの富士山。


最後は関東の名山 筑波山遠望。 いずれも車窓からで画像の出来はいまいちですみません・



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葉が黒っぽいヤブツバキ

2015年01月28日 | 野草を訪ねて
味噌作り用の麹を買いにふたつの大河那珂川と久慈川を越えて常陸太田市へ行って来ました。途中の久慈川の河岸段丘で葉が黒っぽいヤブツバキに出会いました。久慈川の向こう側に阿武隈山脈の南端の真弓山が見えます。白く見えるのが採石場です。

真弓山からは寒水石という真っ白な大理石が採れます。偕楽園内の吐玉泉に使用されています。




久慈川の河岸段丘には常緑樹のシラカシ、ヤブツバキ、ヒサカキ、アオキなどがみられます。ヤブツバキが花を咲かせていました。

ちょっと変わった葉の椿がありました。

蕾はピンボケです。葉に注目。葉がちょっと黒ずんでいます。

次の画像では左下のアオキと比べるまでもなく、中央付近の赤茶けた葉が今日の椿です。

次の画像では右上が今日の椿。左下はヒサカキです。

次もかなり黒ずんでいます。左下はシラカシです。


椿の葉は寒さのためにこうなったのかなと思いました。それはトラノオスズカケの葉が冬になると赤紫色に変わるから同じように変色するのかもと考えたからです。
トラノオスズカケの葉は次のように通常は緑色です。

ところが寒さが増すにしたがって赤紫色に変色します。特に葉の裏側は顕著です。一番色の濃い葉は裏側が見えているものです。

さらに厳しい寒さでは表側も色づきます。自生地の長崎ではこのような変色は見られないとのことです。

この赤紫色への変色はトラノオスズカケが対凍性を増すための変化と思われます。12月に色づき始めるのですが、まだ緑色のうちに急な寒波に見舞われると葉がしおれてしまいます。そして色が濃くなるにしたがって対凍性が増して、このように濃い赤紫色になった葉は零下5度以下に冷え込んでも損傷を受けません。

今日のヤブツバキもトラノオスズカケのように寒風にさらされて変色するのかと考えました。でも、トラノオスズカケとは違って、葉の裏は全く変化していません。また葉が接触するように2枚重なっているときは、日の当たらない部分は変色しないようでした。
これは寒風にさらされた葉が太陽に照らされて変色するのかと思われました。葉が重なっているので下側に太陽があたらないため変色しないのかも。もしかして葉の裏が変色しないのも日があたらないからかも。とにかく初めて見たのでどうしたら変色するのかは今後観察しなければわかりません。他の場所のヤブツバキには見られないということは、この場所のヤブツバキの特徴かもしれません。

花には何か特徴がありやなしやと見てもよくわかりません。






よく開いた花を覗いてみました。

何か一体となった雄しべの筒状部分が太い感じです。

次の花もかなり太い。





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水戸徳川家の蘭展 限りなく白を求めて

2015年01月17日 | 野草を訪ねて
水戸徳川家第14代当主徳川圀斉氏はパフィオの限りなき白を求めて新種開発に努められた。水戸市植物公園での今回の展示会のすべての品種をここに掲載します。
水戸植物園の冬は園内の花は少ないが、館内では、早春の花まつりとしてイベントが盛り沢山。なかでも球根ベゴニア展、絵手紙展、水戸徳川家の蘭展は見ごたえがあります。
料金所を入るとヒメツルニチニチソウやスノードロップ、シクラメン、クリスマスローズが迎えてくれます。
最初はマユミです。水戸の北方に真弓山があります。

その山からは真っ白な寒水石が算出されます。寒水石は偕楽園の吐玉泉に使われています。
マユミ’カンスイ’はマユミの兄弟です。








植物館の前の池のほとりはラクウショウ。いけにはカモ。




いよいよ展示会場です。

洋ランの育種家の徳川圀斉氏はパフィオペディルムの限りなく白い花を理想とされました。代表的な品種は、白い寒水石(大理石)がとれる真弓山にちなんだ名前をつけ英国王立園芸協会に登録しました。圀斉氏が登録した品種は実に12品種に及びます。

その後向ヶ丘遊園で未登録の花の登録を申請したのが11品種、さらに平成13年から水戸市植物公園で管理するようになってから開花した花で未登録のものを平成15年に申請して受理されたものが9品種と登録した品種は合計34品種あります。このうち現存しないものが7品種あります。
これらの栽培品種の中から良い花を咲かせたものを展示したと思われます。






















ランに対する愛情の深さを示すお話としては、大戦時の空襲のときに、火の手が上がったときに、家財道具よりはランを火災からまもるために池に投げ込んだというのがあります。









新しい品種の名前には、水戸と近郊の地名などが多いです。











さいごにもう一度マユミを

それから展示会では見られない、栽培温室の様子です。





いかがでしたでしょうか。水戸徳川家の蘭を堪能していただけましたか。






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四国(祖谷、四万十、牧野植物園)の旅(2)

2014年12月23日 | 野草を訪ねて
息子娘に連れられて高松空港から、讃岐うどんと祖谷渓谷かずら橋、四万十川を下り高知の牧野植物園へとの2泊3日の花を訪ねての旅もいよいよ後半です。
牧野植物園ではまず白花のアザミで蜜を吸うセセリチョウとマツムシソウが出迎えてくれました。
マツムシソウは庭で広島産と群馬産の種からの実生苗から花を咲かせました。それによると、このマツムシソウの花の形は広島産に似ていると思います。



ナガサキシダ

ホトトギス

キバナノツキヌキホトトギス

そして出会いは突然でした。かねてから見たいと思っていたビロードムラサキ。その葉の大きさにまずビックリ。

葉の表側の葉脈付近には白い毛が

葉の裏側には一面に毛が

茎にも毛がいっぱい

芽も大きい

実を見ることができなかったのが残念。機会があったら泊まり込みで見にきたいものである。
ショウキズイセン

夫人に感謝してなづけたスエコザサ。家守りし妻の恵みやわが学び 世の中のあらん限りやスエコ笹
牧野富太郎博士の生活を支えた夫人のご苦労は並外れていたということです。

タマムラサキはまだ植えたばかりの鉢の中でした。

ヒメキリンソウ

日本において日本人が初めて日本の植物に学名を命名した日本植物分類学上記念すべき植物のヤマトグサ 
Theligonum japonicum Okubo et Makino

ムカデラン

葉の表裏ともに白いサツマノギク

野生で出会ってみたいスズカケソウ

ゴヨウアケビ。アケビは小葉が5枚、ミツバアケビは小葉が3枚。それでゴヨウアケビの小葉は3・4・5枚の葉が混在しています。もし、小葉の数でこの3種のアケビの名をつけるとしたら、アケビをゴヨウアケビと呼び、ゴヨウアケビをアケビ、そしてミツバアケビとしたいところであるが、小葉5枚にアケビと先に名づけてしまったのでゴヨウアケビとなったと思われます。
アケビとミツバアケビの交雑種と思われます。





シオギクとハマナデシコ。



最後はこの牧野植物園の開園記念に昭和天皇から贈られた吹上御所の山桜です。

このたびの見学時間は牧野植物園では2時間しかとれなかったため、息子が時計をみながら私を追い立てるように忙しくまわりました。せめてまる1日、あと2時間でもあったらと悔やまれました。ぜひとももう一度は訪ねてみたいです。そして四国の野山ももう一度となれば1週間、いや10日あっても足らないでしょう。








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四国(祖谷、四万十、牧野植物園)の旅(1)

2014年12月23日 | 野草を訪ねて
息子娘に連れられて高松空港から、讃岐うどんと祖谷渓谷かずら橋、四万十川を下り高知の牧野植物園へとの2泊3日の花を訪ねての旅でした。家族それぞれの旅の目的があって花ばかりは見ていられないながらも、楽しい花旅でした。花の写真160枚あまりを特別講座で見ていただいたものの中から、特に印象に残ったものをここに掲載しておきます。
高松空港から讃岐うどんの本場へ移動。駐車場から歩き始めると、緑地の芝生にかわいい花ヒナギキョウです。

うどんのハシゴで腹ごしらえをしたら一路祖谷渓谷を目指します。渓谷沿いに細い道を右へ左へと登ること1時間以上。小便小僧に出会いました。

ホテルで1泊、早朝付近を散策する。ベニバナボロギク、イヌホオズキにであう。これは在来種のイヌホオズキ、外来種はまだ祖谷までは侵入していないのだろう。何かほっとします。



ホテルに帰るとまだ朝食には少し早い。下の道路際で女将さんが鳥を呼んでいるみたい。なんとヤマガラが数羽近くを飛び回り女将さんの手からヒマワリの種をついばんでは近くの小枝で食べています。私もヒマワリの種をいただいて手を伸ばして待っていると来ました。

朝食、かずら橋渡りとスリルを味わい一路四万十へ。本当は川をさかのぼり八釼方面に興味があったが家族との団体行動。
高速のパーキングでマルバツユクサ?とベニバナボロギクらしい綿毛。




四万十川は実に長い。夕刻までに河口へつくためにわずかのポイントしか降りられないのが残念。ソナレノギクだろうか、見慣れない野菊とであう。




ヨモギワタバエの幼虫が寄生したもの。

四万十川にかかる沈下橋。車で渡るのが恐かった。

四万十川岸でイワヒバに出会う。

ミツデウラボシがまだ一ッ葉なのに胞子をつけているようです。

初めての出会い。シモバシラです。自生しているのを初めて見ることができて感激。

フユイチゴ

イズセンリョウ

アマクサシダも。

ハナミョウガ

こんなに背が高くなったマリーゴールド

河口付近ではハマナデシコには日立の海岸以来久しぶりの出会いです。

これがソナレノギクだろうか。

次はいよいよ牧野植物園ということで、いい夢を見ながら床に就きました。
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山陽から山陰への横断の旅 続き(4)

2014年12月22日 | 野草を訪ねて
広島県境から下って奥出雲の鬼の舌震です。鬼の舌が震えるほど怖いところかといえば、確かにそんな雰囲気も感じられます。でも、名前の由来はワニが玉日女命を慕った伝説に因むそうで、したぶるとは慕うの意味がもとのようです。
渓谷の入り口ではヤマボウシの実とツルニンジンの蕾が出迎えてくれました。




やや薄暗い渓谷に入ると目の覚めるようなタマゴタケに出会いました。

ホツツジです。

赤い小さい実のツルアリドオシ。この実にはヘソがふたつあります。つまり一つの実に二つの花が咲きます。

カジカガエルが手すりに。

カタヒバとコウヤコケシノブです。この地方にはイヌカタヒバもあると思いますがこれはカタヒバです。またコケシノブもいくつか種類がありますが、先生に確認してもらいコウコケヤシノブと確認していただきました。



ママコナは地域によって種類があり、確かなことはわかりませんでした。


海岸に出るとまずはコウボウムギ。

カワラヨモギ。

砂地の松林にはウンランが咲いていました。

山陽から山陰への旅は地形も気候も変化に富み、植物にも変化に富む楽しく興味深いものでした。


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山陽から山陰への横断の旅 続き(3)

2014年12月22日 | 野草を訪ねて
山陽から山陰への横断の旅の三回目。吾妻山ではタムラソウ、マツムシソウを堪能したことまでが前回です。
ここでクロバナヒキオコシに初めて出会いました。

花が終わりかけていましたが、コウリンカにも出会いました。

真っ赤な実をつけたゴマギ

ツリガネニンジン、もしかするとサイヨウシャジンかもしれない花がたくさんありました。今思えばサイヨウシャジンだと思います。



吾妻山を離れるとすぐに、チマキザサとオオウバユリが見られるようになって、分水嶺を越えて日本海側に入ってきたことを実感しました。




車で山をどんどん下って行き、やがて鬼の舌震えの案内板が見えてきました。次回は渓谷の植物たちに出会います。
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山陽から山陰への横断の旅 続き(2)

2014年12月21日 | 野草を訪ねて
特別講座で見ていただいた、山陽から山陰への横断の旅で撮った花たちの続きです。
広島の北部県境に近い吾妻山の標高1000m付近ではタムラソウとサラシナショウマなどの群落がありましたが、なんといってもマツムシソウがきれいな花を咲かせていました。





近くにはワレモコウも



足元に目をやればウメバチソウが「気をつけて」と

ヤマジノホトトギスも咲いていました。ヤマジノホトトギスは茎の毛が下向きに生えているそうです。先生に見ていただいたら、確かに下向きで、名前があっていたのでほっとしました。

イブキトラノオです。

少し湿り気の多い場所にはアケボノソウが咲いていました。曙の空ににているとか。

オタカラコウには蛾や蝶が来ていました。

カワラナデシコはちょっと寒がっていたのでしょうか。葉が紫色がかっていました。

キセルアザミは首がまがっているのでキセルなのでしょう。

このお花畑はこのほかにクロバナヒキオコシ、キンミズヒキ、ツリガネニンジンではなくてもしかするとサイヨウシャジンかもしれない花などたくさんありました。



コメント (2)
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