晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

海賊とよばれた男 下

2013年06月24日 | 
上巻につづき、読了。。

下巻は、ややスピード感をもってストーリが展開したと思う。
国岡鐵三は・・
常に信念を曲げず、己の欲ではなく日本人として、国家に貢献することを意識して
働いたのがすごいです。
なんといっても、クライマックスは民族会社として単独で、だれの後ろ盾もなく隠密で・・
当時、米英に牛耳られていた、イランの原油を買い付けにいくところです。
「アバダンへ行け!」
鐵三に魅せられた男たちも、男の中の男!と言えるでしょう。日章丸の船長しかり。

戦後の日本の復興が、なんとなく東日本大震災と重なります。

太平洋戦争では、
石油によってはじめた戦争が石油によって負けた・・なるほど、そうでした。

全く無知であった石油業界のことを垣間見れたようで、勉強になりました。

それにしても鐵三の「人を大切にする」経営哲学、「人間尊重」の人生哲学には感動しました。

出光興産の創業者・・出光佐三。世界を相手にどうどうと戦った日本人。誇りに思います。
95歳でその波乱に満ちた人生を閉じた時、なんと昭和天皇も悼みの句を詠まれたそうです。

今度、丸の内の出光美術館に行ってみたいと思います。そして、出光佐三の愛してやまなかった仙の
「双鶴画賛」の掛け軸とやら、、興味をもちました。

Mi-chan に感謝をささげます

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
日本人としての誇りをもちました (川村光一)
2013-09-16 14:06:23
私も近いうちに出光美術館に行ってみたいと思います
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ようこそ! (yuyupure)
2013-09-17 16:22:04
川村光一さん
コメントありがとうございます!
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