晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

お彼岸・・

2008年03月26日 | 日記
大阪の実家から帰ってきました

4日間ほどの帰省でしたが、お墓参りをしたり、両親や弟の家族達と食事に行ったり、母とデパートへ買い物へ出かけたりと、楽しい時間をすごしました。

旅の疲れを癒すヒマもなく昨日、今日と出勤し、業務に追われて、そろそろくたびれてきました・・

近頃、だんだんと老いを感じる両親で心配事もありますが、やはり生まれ故郷はいいもんです。

この歳になっても「遠くへ嫁に行ったかわいい「娘」が帰ってきた!」と、いつも歓迎してくれ、何やかやと、世話をしてくれます。・・ありがたいことです

機内に持ち込んで正解だったのは
イン・ザ・プール奥田英朗 著でした。
直木賞受賞作「空中ブランコ」につながるシリーズの第一弾です。
とんでもない?精神科医・伊良部先生の抱腹絶倒のはちゃめちゃな物語です。隣の席に座っていたビジネスマン風のおじさんに気づかれないように、声を殺して笑いましたよ~


大阪でも、桜の便りが聞こえてきました・・

哀歌 (上、下)

2008年03月19日 | 
哀歌 曽野綾子著

やっと、読み終えました。途中、しんどくなって新刊の、「平和とは非凡な幸運」曽野綾子著に浮気しながらの読了でした

1990年代半ば、アフリカ中部のルワンダで起きた部族間の大量虐殺事件の話です。
2006年になって「ホテルルワンダ」では、ホテル・ド・ミル・コリンの支配人が、虐殺の中、多くのツチ族の人たちをかくまって救った、実話で話題になりました。

私は、去年、映画をCATVで偶然見たのですが、こんな恐ろしい地獄が現実に起きたということにとてもショックでした。

ルワンダの修道院で暮らす、日本人修道女スール・マリー(鳥飼春菜)の体験を通しての大量虐殺事件を壮大なスケールで描いています。

アフリカの自然、文化、人々の貧しい暮らし、そして、信仰、奥深い背景を感じることができるのも、著者が敬虔なカトリック信者であることは元より、日本財団会長で10年近くも勤めており、アフリカとのしごとに深く係っていたからでしょう。
なるほど・・「平和とは・・」のなかでもずいぶんとおもしろいアフリカでの生活が語られていたことで、納得!の感です。

100日間で100万人近い人が虐殺(惨殺)されるという、身の毛もよだつ恐ろしい話ですが、悲しいかな、私達平和な日本人にはまったく実感が伴いません。
ましてや、信仰も持たない私には、申し訳ないような感じがしました。
本の中では、命からがらアフリカから脱出することができたのも田中一誠との運命的な出会いがあったからです。まさに地獄に仏、です。

あとがきで、著者は気になる言葉を発しています。
「第三次世界大戦が起きなくとも、おそらく地域的な部族間の対立による憎悪と破壊と殺戮は、貧困と言う土壌の上で、以外にも21世紀を通じて最大の、普遍的でかつ継続的になるだろう・・」

つい最近の中国チベット自治区ラサでの暴動を思い出しました・・

さて・・
明日から、実家に4,5日ほど帰ってのんびりしてきます~



弥生・・春です

2008年03月04日 | 日記
気がつけば、三月になっていました
おひな祭りは昨日・・うちには女の子がいないので、すっかり忘れていました。
桃の花くらいはお花屋さんで買っていつも生けるのに、それすら今年はなしでした。・・そのくらいあわただしく暮らしていたみたいです。

今年16歳になる愛犬クロが急に衰えました。老化で心臓の機能が低下しているようです。目も白内障が進んで、よく見えないみたいです。
咳き込んで苦しそうにするので、呼吸を楽にする薬を飲ませています。
でも、最近、突然倒れたり、失禁して、失神したりします。
かわいそうで、みていられません。
私が帰ってくると、嬉しいのか、すぐお漏らしをしてくれるので、困ります

夕べも、苦しそうにするので、もうすぐ死んじゃうのかな・・なんて思ってみていると悲しくなりました。

飼い主の自己満足でいたずらに延命治療をしたりするのは賛同しませんが、、でも、できることなら長生きして欲しいです。これも私のわがままな気持ちでしょうか?

天国からのお迎えが来たときは、自然に逝かせてやりたい・・とは思っていますが・・。まだ考えたくないです

暗い話になってしまいました
さて、話題を変えて。

大学生の息子が3週間ほどのホームステイを、終えて、アメリカから帰ってきました!

頼りない息子が単身で渡米するときはそれはもう、心配でしたが、
空港で元気な顔をみたときは本当に嬉しかったです。

全く環境の違うところで、生活して、いろんなことに気がついたんでしょうね。

「僕、心が大きくなったような気がするよ!」

凱旋の第一声でした~
今の感謝の気持ちとpureな心を忘れないでいて欲しいです