晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

追憶

2017年06月19日 | 
追憶  青島 武 著

岡田君の映画の原作と聞いて、読みました~

途中、「あれ?これ読んだことあるなぁ・・すっかり忘れていました。
でも、また思いなおして心して読むとやはりおもしろい!刑事ものでも青春ものでも単純にくくれない
人間ドラマになっていますよ~

岡田君ふんする刑事のアッちゃんの雰囲気がちょっとクールでニヒルでいいね。きっと岡田君に合ってると
思います。

これはやはり映画を見に行かなきゃ・・
まだやってるのかなぁ

東京會舘とわたし 上・下巻

2017年06月08日 | 
東京會舘とわたし  辻村深月 著

リクエストしてずいぶん待たされましたが、いっぺんに上下でくるとは・・
慌てて読み始めましたが、その面白さに読了するのに時間はかからなかったです^^

東京會舘、そうです!あの丸の内にある由緒正しい歴史のある社交場。
創業は大正11年です。會舘にかかわった職員の人やお客さんたちのエピソードにまつわる小説です。
当時の経済界や政界の実在の人物もでてくるし、越路吹雪やクライスラーのライブなど興味深い。

年代に応じて短編集のようですが、いやいや、繋がってくるのですよ~そこがまたわくわくするくらい面白い!

創業1年で関東大震災に見舞われ、太平洋戦争中は食糧難の中、政府の意向で大東亜會舘と改名されたり、戦後は
GHQに接収されて・・平成ではまたまた東日本大震災にあい・・なんと波乱万丈な100年近い歴史があるんですね

日本人が勤勉でまだ善良な精神の持ち主?といったら語弊があるかな、、一生懸命生きた証みたいなのがかんじられます
東京會舘での思い出が人々の出会いであったり、出発であったり、誇りであったりでとても心がホットになります。

上巻のエピローグで作家が會舘の社長に取材するところから始まる・・
下巻の最後で からくりが解けるように今現在の東京會舘でend!

辻村さん~上手いね!感心しました。良書に出会いましたよ(^^♪

ちなみに、今は2度目の建て替え中の東京會舘。竣工予定は来年春だそうだ。
是非行ってみたいです