揺れる大地に立って 東日本大震災の個人的記録
曽野綾子著
タイトルのとおり、曽野綾子さんの緊急書下ろしです
未曾有の災害に対して、国難に耐える、すべての日本人捧げる~
そして、絶望の中に見出せる「光」とは・・
尊敬してやまない著者の個人的思想ですが、いつも感心、なるほど、と勉強になります。
震災後、新聞や雑誌にたくさん寄稿された記事もさらに加えられていて、総括されたものが本書のように思われます。
震災の責任はだれにも問われない、とか、「絶対安全」は安全を妨げる、また、「想定外」のことを想定して行動せよといっても
誰にもどうにもできるものではない。人生には想定外がつきものなのです。
最終的には運命を受け入れる、という覚悟が必要なんです・・
著者の人間の大きさを感じる、内容です。
ハッと、印象に残った一節を記します
「覚悟を決めることの効用」
日本は、日本人の世界に稀な資質を見ても必ず復興する。しかし個人としては、常日頃、極限の苦難に耐え続けねばならない運命もあること。
生きる限りいかなる「喪失」にも遭遇することがあると、腹をくくること。最後には誰もが死ぬ運命にあることを覚悟することが、意外なことに、自由と希望を個人の心に取り戻すことにつながる、という強烈な逆説もあることを知っておいたほうがいい。
曽野綾子著
タイトルのとおり、曽野綾子さんの緊急書下ろしです
未曾有の災害に対して、国難に耐える、すべての日本人捧げる~
そして、絶望の中に見出せる「光」とは・・
尊敬してやまない著者の個人的思想ですが、いつも感心、なるほど、と勉強になります。
震災後、新聞や雑誌にたくさん寄稿された記事もさらに加えられていて、総括されたものが本書のように思われます。
震災の責任はだれにも問われない、とか、「絶対安全」は安全を妨げる、また、「想定外」のことを想定して行動せよといっても
誰にもどうにもできるものではない。人生には想定外がつきものなのです。
最終的には運命を受け入れる、という覚悟が必要なんです・・
著者の人間の大きさを感じる、内容です。
ハッと、印象に残った一節を記します
「覚悟を決めることの効用」
日本は、日本人の世界に稀な資質を見ても必ず復興する。しかし個人としては、常日頃、極限の苦難に耐え続けねばならない運命もあること。
生きる限りいかなる「喪失」にも遭遇することがあると、腹をくくること。最後には誰もが死ぬ運命にあることを覚悟することが、意外なことに、自由と希望を個人の心に取り戻すことにつながる、という強烈な逆説もあることを知っておいたほうがいい。