晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

悲しみをのりこえて

2008年07月23日 | 日記
7月22日 午前1時、クロが亡くなりました。満16歳でした。
旅行から帰ってきて3日目の夜でした。

留守番の息子からは「クロがご飯をちっとも食べないよ・・」
と、聞いていたので、とても心配でした。帰ると、ぐったりしていて・・でも、「よかった~生きてた!」
私が帰ると、すっかり元気を取り戻したように食欲も出て、公園まで自分で歩いていくほどでした。

それなのに・・

その日は朝から様子が変でした。
でも、まさか、こんなに急に逝ってしまうなんて・・覚悟はしていましたが、どうしていいかわからないくらい、ショックでした。

家族がみなそろっている中で、みなで見送ってやることができたのは、幸いでした。あとから考えると、クロからの最後のプレゼントだったのかもしれません。

「クロ、ありがとう!」「天国でいっぱい走るんだよ!」「ご苦労様・・」
皆で声をかけて・・まるで映画の一シーンのようにクロは永遠の眠りにつきました。

涙・涙・涙・・
こんなに泣いたのは久しぶりです。

悲しんでばかりいると、クロが安心して天国にいけないよ!
誰かにそういわれて・・

今日からいつもの通り、仕事へいきました。

「ただいま~」「・・・」

そうか・・もう、クロはいないんだね・・
真新しい写真たての中に納まった、元気なクロの姿。
「ワン!」
・・聞こえたようきがしました。

わかったよ。ママもまた、頑張るよ・・




ALOHA~

2008年07月19日 | 日記
昨日、ハワイ島、コナから帰ってきました。
6日間のリゾートをエンジョイしてきましたよ~

気温は27度、快晴。そよそよと吹く風はプリメラやハイビスカスの花の香りもまじって、楽園・・天国のようです。
ハワイ島はハワイ諸島の中で一番大きな島で、火山でできた島です。コナ空港に降り立ち、ホテルに向かう車窓からの景色は、ごつごつした火山岩が見渡す限りひろがって、その広大さに驚かされます。
マウナケア山のサンセットと、星空観測のツアーに参加しました。
4200メートルまで、車で登れるのは世界でここだけです。
有名な日本のスバル望遠鏡が立つ姿は、まるでよその惑星に着たみたいでした。
太陽が沈むのを上から眺め、山と空と宇宙が織り成す幻想的な景色というか・・まるでおおきなスクリーンの中に立ちすくんで見ているみたいでした。
でっかい・・大きいなぁ・・地球、いえ、宇宙を感じました。
日本でのあくせくした生活がうそみたい。こんな世界があるんだ~
天文の知識が豊富な日本人ガイドは、日焼けした顔に笑顔が素敵なお兄さんでした。木星がきれいに見えました。望遠鏡ではなんと、土星のわっかと、衛星が三つ、見えましたよ!驚きです。
ガイドさんの質問:「太平洋の真ん中で遭難。船でどうやって帰りますか?」
どうやら、星をみて方角を当てるクイズみたい・・北極星をさがして・・そこからが答えられないで、皆は沈黙。私は船に乗りたくないので、つい、いつものジョークで「はい!JALの飛行機が私を助けに来てくれるまで待ちま~す!」
大笑いされました

酸素が希薄なせいか、ちょっと息苦しさを感じましたが。それよりも寒かった~
眠ると高山病になりやすいので気をつけてーの注意も忘れて、帰りの車の中ではぐっす眠ってしまいました

ビーチで一日中寝転がって(UVカットのクリームを塗りたくり)読書して・・
あっという間に6日間のヴァケーションは終了。

ちょっと贅沢な時間を過ごせたことに感謝して・・

また、頑張って仕事します~

白仏

2008年07月12日 | 
「白仏」辻仁成著

1999年仏・フェミナ賞外国文学賞を日本人としてはじめて受賞した作品です。
彼の作品はいままでいくつか読んできましたが、最初は「冷静と情熱の間」でした。みずみずしい恋愛小説に江国香織との共作が斬新で、(もちろんブルーもレッドも)わくわくしながら読んだものでした。

どうして、この作品を今まで読まなかったのでしょう!?
遅きに失した感でした。
作風は古典的ですが正統派。福岡弁がまた、情感たっぷりでよかった。

彼の祖父、鉄砲屋今村豊をモデルにしたもので、明治、大正、昭和を生き抜いた一人の男の物語です。
彼は「自分のルーツ」を覗いてみたかった・・と付記がありました。

鉄砲屋、稔(祖父)が臨終の場面からはじまります。
子供のころから、たびたび不思議な既視感に襲われたり、家族の身近な死をも体験して、「死んだらどこへ行くのか?」「なぜ生まれてきたのか?」の疑問が付きまといます。

生まれ変わり・・輪廻転生の思想も魔か不思議です。仏教徒だったの・・?
「人はなぜ死ぬのか」「愛することとは何か」「過去の記憶が未来につながるのか」など、人間として誰しも持つ普遍的で答えが出ない疑問と向き合ってます。

これが、フランス人の「哲学的思想」にぴったり受けたんでしょうね。


辻仁成の「死生観」描いた作品のように思えました。

明日から、一週間ほど、夏休みをもらいました!
また、南の島で、のんびりしてきま~す



頭がいい人の~

2008年07月03日 | 
いつも、私のつたない記事を読んでくださって、おまけにコメントまで書いてくださって・・やさしいあなたに感謝です~
さて・・
こちらの本、というか、雑誌に近いですが、結構売れ行き良いですよ
当店では在庫僅少ですので、お早めに~なんて宣伝して本が売れても私のお給料はあがりませんが・・

もう少し、おまけで宣伝?すると・・
どこからでも読めます。気にいった箇所から読めるのも雑誌の感覚です。
カテゴリーが分かれているので、探しやすいです。

中国の史書や有名な精神科医の先生の著書からの引用などもたくさん。

見出しが実にわかりやすいです!

「家事もしない男に明日はこない」

これは絶対必見ですよ~

世のオヤジたちに脅迫するつもりはありませんが・・

うちのパパさんにまずは読ませなきゃ・・