晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

麒麟の翼

2014年06月23日 | 
麒麟の翼  東野圭吾 著

加賀恭一郎シリーズ
私には第三作目です。
例によって日本橋界隈での殺人事件。日本橋、江戸橋、人形町、水天宮・
江戸情緒を散策したくなるような場面で、そういえばあるある!こんなお店・・なんてついガイドマップを広げましたよ~

日本橋・・
徳川家康が幕府を開いた慶長8年(1603)に町づくりの一環として架橋されたのが始まり。
五街道の起点となっている。そう日本道路のゼロ地点です。
そして、橋のたもとには麒麟が翼を広げている像が2対たっています。日本橋じたいあまり渡る、というイメージが
なかったのは、
上を見上げると、無粋な高速道路が走っているからでしょうか。
そこで、一人の中年男性がナイフで刺されての殺人事件です。
謎だらけで、最後の最後まで事件の真相は解き明かされなかったけれど、いつもながらおもしろい謎解き
でワクワクしました。

東野さんの作品で、いつもながら感心するのは単なるミステリー殺人事件の小説にとどまらないからです。
そこには家族の問題や人間としての生き方など、とても深いテーマが伏線にあります。

今回もとてもよかった・・
「人は誰でも過ちを犯す。大切なのはそのあと過ちとどう向き合うかだ」
胸にせまることばでした。
ごまかしてはだめなんです!特に子供たちにはそういう大切なことを教えてあげたいですね。

さて

忙しい~毎日を過ごしています・・
やっと痛かった足首もほぼ、全快。よかった間に合ったです?!
今週木曜からちょっと早めの夏休みをとって、Honolulu in Hwaiiでのんびりしてきます^^
飛行機の中で読む本はなにを持っていこうかしら・・まだ私、デジタルブックではないのですよ~


Ka Hula 2014~

2014年06月15日 | 日記
先週の7日です。行ってきました!
都立大駅前の めぐろパーシモンホールで
Kawaikapuokalani K.Hewettクムのコンサートツアー 東京公演です
ゲストはUluwehi さん、Nani Lim さんLona Lim ,Kuukapu そして大好きなWeldon Kekauoha^^
Miss Aloha Hula2014のケロヒラニさんも出演で華麗なフラを披露してくださいましたよ☆

友人がカヒコを踊る!とあってとても楽しみにしていきました。途中、最近できた?(私が知らなかったの)
中目黒で途中下車してAloha Table カフェでアサイーボウルを食べて心はHawaii~
華やかで素晴らしい舞台にうっとり~
キャシー中島の司会で、娘のかなえ勝野さんの新しいフラも圧巻でした

実は・・
この少し前に私、生まれて初めて「捻挫」を経験しました!
出勤途中、駐車場で小石を踏んで右足首をくじいたんです(@_@;)
その時は痛かったけどすぐに歩けたし、急いでいたので、それほど重大に考えていなかった。ところが
夕方フラのレッスンに行って、ステップを踏んだとたん激痛が走り・・
帰りには歩くのもままならず、その夜は痛みで眠れなかったのです。翌朝主人に整形外科へ連れてってもらい
「全治3週間の捻挫ですね~運動はしないようにね~」と、医師からの宣告。。トホホ ついてない~

でも、ものは考えよう・・
きっと神様が私に与えた試練なのだ!と。。(/_;)

その日は痛い足首も忘れてとても幸せでした


新参者

2014年06月15日 | 
新参者  東野圭吾 著

日本橋小伝馬町女性殺害事件・・日本橋署に赴任したばかりの加賀恭一郎警部補は
難解とみられるこの殺人事件を カミソリのように切れる頭脳と鋭い洞察力で解き明かしていく・・

全部で9章にわたって書かれていてまるで短編集のようであるが、すべて一つの事件へとつながっていく
様子はさすが東野さんの手法。お見事としかいいようがない。
日本橋・・
そう、「祈りの幕が・・」のときと同じ日本橋署の加賀恭一郎シリーズであるが
舞台は東京下町、小伝馬町、人形町、浅草、と江戸の風情が残る界隈である。
そこで暮らす人々や商店街のなりわい・・小間物屋、瀬戸物屋、時計やに小料理屋、煎餅や、事件とは関係ないような
人たちの生活を垣間見ているようだが、実はどこかで繋がっているのです。

飄々と、そしてたんたんと事件の真相へと話は進むのですが、上手くいかない夫婦の話や親子関係につまずいた息子の話や
そして、被害者の意外な思いが明かされていくのです。

最後のページを閉じた時、
私は思わず一人ごちました。「・・これって、殺人事件の推理小説だよね?」
まるで江戸人情話を読み終えたようなあったかい心に満たされていました