仕事の合間に読み終えてしまいました。
亡き愛妻への追悼の言葉ばかりと思っていましたが、城山三郎さんの回顧録のようでもあり、自叙伝のようでもありました。
それもそのはず、当のご本人は去年亡くなっているわけですから、残された原稿をかき集め、また、次女さんの在りし日のご両親を「黄金の日々」として、書き足してありました。
実直、無骨、無愛想、出不精、せっかちであわてんぼう・・優秀な学者タイプである城山さんの素顔をかいま読み取れて、とてもおもしろかったです。
まるで正反対な奥様とはぴったり、歯車がかみ合うようなご夫婦だったんですね。
奥様をなくしてからは、城山さんはまるで「半身を削がれたようでした・・」
と、ありました。
お葬式もださない。墓参りはしない。・・城山さんの中では奥様の死を現実には受け入れたくなかったんでしょう。
何か話しかけようとしてつい、「おい」と呼んで、いないことにきずき、
「そうか、もう君はいないのか・・」と。
奥様を愛しく思う詩は素敵でした。
あの年代の方には珍しく、赤裸々に語られていて、天国の奥様は恥ずかしくてもう止めてください!・・なんて声が聞こえたから、そちらへ呼ばれたのかな
なんて次女さんも言ってました。
固い絆で結ばれていたお二人のこと。
きっと今頃は城山さんが大好きだった飛行機に乗って、(いや、彼が操縦かんを握っているでしょう!)
高い空の上を奥様と一緒に飛んでいるのかもしれません・・
亡き愛妻への追悼の言葉ばかりと思っていましたが、城山三郎さんの回顧録のようでもあり、自叙伝のようでもありました。
それもそのはず、当のご本人は去年亡くなっているわけですから、残された原稿をかき集め、また、次女さんの在りし日のご両親を「黄金の日々」として、書き足してありました。
実直、無骨、無愛想、出不精、せっかちであわてんぼう・・優秀な学者タイプである城山さんの素顔をかいま読み取れて、とてもおもしろかったです。
まるで正反対な奥様とはぴったり、歯車がかみ合うようなご夫婦だったんですね。
奥様をなくしてからは、城山さんはまるで「半身を削がれたようでした・・」
と、ありました。
お葬式もださない。墓参りはしない。・・城山さんの中では奥様の死を現実には受け入れたくなかったんでしょう。
何か話しかけようとしてつい、「おい」と呼んで、いないことにきずき、
「そうか、もう君はいないのか・・」と。
奥様を愛しく思う詩は素敵でした。
あの年代の方には珍しく、赤裸々に語られていて、天国の奥様は恥ずかしくてもう止めてください!・・なんて声が聞こえたから、そちらへ呼ばれたのかな
なんて次女さんも言ってました。
固い絆で結ばれていたお二人のこと。
きっと今頃は城山さんが大好きだった飛行機に乗って、(いや、彼が操縦かんを握っているでしょう!)
高い空の上を奥様と一緒に飛んでいるのかもしれません・・