晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

ニューフェース!

2008年10月15日 | 日記
我が家のニューフェース「タロ」です

柴犬。2008年8月10日生まれ。出生地、群馬県。男の子

クロが亡くなってからちょうどふた月が過ぎました。
なんとなく寂しい我が家でしたが、また、明るい笑顔をたくさん運んできてくれそうです。

元気いっぱい!食欲旺盛、好奇心旺盛、でも、初めての世界におっかなびっくりのようすです。

名前は・・いろいろ考えたあげく、クロに一本足して、タロにしました。
私がつけました。





悩む力

2008年10月03日 | 
悩む力
姜尚中 集英社新書

4月に新刊で入ってきて、この夏あたりからメディアで取り上げられ、ランキングの上位をしめました。
著者の「姜尚中」さんはTVのコメンテーターとしてもおなじみで、お顔をみれば「あ~このかたね」と、思うでしょう。
簡単にプロフィールを紹介します

姜尚中 カンサンジュン
1950年熊本県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。
ドイツ、エアランゲン大学留学後、国際基督教大学准教授、現在は東京大学大学院教授。専攻は政治学、政治思想史。著書「オリエンタルリズムの彼方」「在日」他多数。
在日2世。

さて、「悩む力」は~

かんたんに言うと・・「悩める人よ、大いに悩みなさい!!」
と、悩むことを奨励したような内容です。
今、混沌とした社会の中で、情報が氾濫して、猛烈な変化についていけなくて、多くの人がストレスを抱えています。格差はひろがるし、自殺者もふえ、自分を肯定できずに楽観もできずに・・どうやって生きていけばいいんだろう・・って。

著者は100年もまえの文豪夏目漱石と、ドイツの社会学者マックス・ウェーバー
をヒントにして、「悩み」の問題を持論で展開していきます。

学者さんらしい、表現やいいまわしで、私には難しい言葉がたくさんでてきまますが・・読んでいるうちに慣れました。

誰もが悩んだり、疑問にかんじたりすること、
「生きる」、「私」とは何者か、世の中すべて「金」なのか?「青春」は美しい?
「信じる者」は救われるか?何のために「働く」のか?
そして・・「変わらぬ愛」はあるか・・

などなど・・どれも身近な悩みです。
でも、簡単には答えが出てこないです。

著者自身、生まれてこのかたずっと、悩みつづけてきたといいます。
そして、結論は、
「中途半端ではなく、とことん悩みぬいて突き抜けろ!」
そして、いい意味で横着になって、新しい力(破壊力)が生まれ、明るい未来がやってくる、というのです。

説得力があります。なるほど・・と感心するところ大きいです。

夢を持つことは生きるうえでとても大切です。
著者がこれからやりたい夢は、
1、役者になること
2、映画「アリランの歌」を作ること
3、大型二輪の免許を取得してハーレーに乗ること

3番の夢は・・いつも冷静で頭脳明晰な著者もすごく身近な人に感じて少しおかしかったです。

姜尚中さんのことがもう少し知りたくなって、
「在日」を読み始めました。