晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

あなたの願いがかなうとき

2007年06月26日 | 
この本の原著となったのは、
As a Man Thinketh ジェームズ・アレンの代表作です。

3年くらい前に自己啓発書として、ブレークした
「原因」と「結果」の法則~このとき、初めてジェームス・アレンの名前を知ったのですが、本を読む機会がありませんでした。
単なるビジネスマンの成功哲学書であって、私には遠い分野だと思っていたのです。

無知というのは恐ろしいです

彼が1世紀も前の英国人で有名な思想家、哲学者として、今でも世界中の読者に支持されているなんて・・全く知らなかったです

今回、翻訳を担当した「葉月イオ」さんも同じような感想を述べて、翻訳にあたった、とかかれてあって(あとがきで)共感を覚えました~。

さて・・その内容ですが、

現実の世界と心の世界の関係を「原因と結果」という捉え方で説いています
つまり、「原因のない事実は存在しない!」という「因果応報」の考えは仏教や東洋哲学においても大前提の公理です。

それをアレンは
簡潔にそして、庶民的レベルの解釈で説き、さらに私達を希望へと導いてくれます。・・薄い本ですからすぐに読めます。

最近疲れていたせいでしょうか・?とてもポジティブでスピリチュアルなメッセージに感じました

気に入ったところを少し紹介します

 夢を描き、理想を描きましょう。
 「あなたが描く未来図」を大事にしましょう。

 心を呼び覚ますもの、美しさで満たすもの、純粋に愛しているものを大切に持ち 続けることです。そうすれば、あなたが胸に抱くものから、真の喜びにつながる 未来が生まれます・・

などなど・・とても紹介しきれません

今、仕事で行き詰まっていませんか・・?
思い通りにいかない、なんてあせっていませんか・・?
是非、この本を開いてみてください!
明るく前向きになれそうな、素敵なメッセージが心に届きますよ

http://www.adamski.jp/philosophy/stardust/mrallen.html










エンジントラブル!

2007年06月21日 | 日記
朝、いつものようにマイカーで出勤した時のことです。10分ほど走ったところ、警告ランプがついて、エンジントラブル!

信号で止まるたびに「ガタガタ~ブルブル~」
今にもエンストしそうです

困ったな~とひやひやしながら、なんとか職場に到着。

店長に事情を話して、知り合いのスタンドの整備士さんに見てもらいました。すぐさま、「これは~エンジン内部の電気系統の故障ですよ!すぐ販売店のディーラーに見てもらったほうがいいですね~」

ガ~ン!つい最近車検にだしたとこなのに・・

このままでは今日はおうちに帰れないかも・・

あせって、いつもお世話になってる、SUBARUの販売店のTさんに電話をかけて、SOSです

「わかりました~お仕事が終わったころに車を取りに伺いますよ!」

とっ、快く対応してくださいました

おまけに、私まで家まで送ってもらって、大助かりでした。

ふ~ぅ・・平凡な毎日なようでもいろんなことが起こります。
そのたびに周りの人に助けてもらって、「感謝~」の気持ちがよぎります。

今頃、うちの車はあちこち修理されてるのかなぁ・・
いつも親切なTさん、ありがとうネ







故郷の香り

2007年06月15日 | 映画
久々に、中国の映画を見ました。(友人のDVDを借りて・・)
大ヒットした、「山の郵便配達」のフォ・ジェンティ監督の新作です。2003年作。
原作は「至福のとき」の原作者で有名なモーイエンの「白い犬とブランコ」です。

「山の・・」のシーンと重なるように、中国の農村の風景がとても美しくいい映画でした

ストーリーは、貧しい農村で育った、幼馴染の井河(ジンハー)と、暖(ヌアン)、仲良しでお互い思いを寄せ合っていますが、青春のドラマはどこにでもあります。ヌアンは、公演にきた、京劇の若い男優に恋をしたり、村の聾唖者ヤーバに横恋慕うされたり・・そんな折、二人はブランコに乗っていて、ヌアンが足に大怪我をしてしまい、不自由になるのです。ジンハーは、北京の大学への進学が決まり、村をあげてのおお騒ぎ。そして、「必ず、ヌアンを迎えに来るから・・」と、約束しますが・・行き違いがあったりで音信不通に。10年後、帰ってみると、なんとヌアンはあのヤーバと結婚して娘まで設けていたのです・・・

まぁ・・単純なお話ですが、美しい田園風景とゆっくりと時間が流れる展開で、最後まで楽しむことができました。

中国やアジアンの映画をみると、なぜか、ホットする気持ちになるのは不思議です。心がリラックスする感じです。

聾唖者、ヤーバは「香川照之」さんが演じていました。たくさんの賞をもらったそうです。なるほど、難しい役にもかかわらず、とても好演でした。彼の存在がなかったら、おそらくこの映画は埋もれていたでしょうね

でもチョッと、気になるのは、ヌアンの本当の気持ちはどうであったのかなぁ?と疑問に感じました。

「一途にヤーバに愛され続けた、ヌアンは幸せだ・・」
と、思って、去っていくジンハー。・・The end ・・

いいえ!・・女は、愛されるより、愛するほうが幸せなのに!

少し、切ない気持ちが残りました






サラリーマン川柳

2007年06月10日 | 
某生命保険会社が毎年主催する川柳のコンクール作品。
今年で20年なんですってね。
知らなかったです。
先日、お客様からの注文で、「サリーマン川柳傑作選、No,5」
が入ってきました・・
ぱらぱらとめくってみると、どれも選ばれただけあって、ユーモアたっぷり、風刺が効いて、思わず、「クッフ・・^^」と仕事中に、苦笑してしまいました。

覚えているものを少し紹介します。

 パソコンを たたいて直す 五0代

 コストダウン、叫ぶあんたが コスト高

 この広い 世界にボクの 職がない

 妻だから 運転できる 火の車

 辞めよかな つぶやいただけ 送別会

極めつけは・・
  プロポーズ あの日に帰り 断りたい

著作権は保険会社でしょうか・・?

女性の品格

2007年06月10日 | 
06年10月に初版、新刊で出たPHP新書です。
TV,雑誌等で紹介されたこともあり、この春からぐんぐん売れ出し、先月にはトーハン、ランキング、一位、60万部突破のベストセラーとなりました。

まず・・目を向けたいのは、著者である「坂東眞理子」先生の華麗なる経歴です。

1946年富山県生まれ。東大卒。69年総理府入省。内閣広報室参事官、男女共同参画室長、埼玉県副知事を経て、98年女性初の総領事館(オーストラリア・ブリスベン)。2001年内閣府初代男女共同参画局長。2004年昭和女子大学教授を経て、昭和女子大学副学長、2007年4月より同大学学長。著書に「副知事日記・・私の地方行政論」「男女共同参画社会へ」他、多数・・。

すごい!・・
絶句するくらいの、バリバリのキャリアウーマンの先駆けです

プロローグ・・凛とした女性に~
「国家の品格」が話題を集めたことにふれ、品格ある国家は品格ある個人の存在が前提になります・・
では人間としての品格とは何でしょう?・・正義感、責任感、勇気、誠実、友情、そして忍耐力、決断力、やさしく思いやりがあるなど・・・など・・
品格の基礎が男女を問わず共通なら、何故、あえて「女性の品格」としてとりあげたか・?
著者は3つの理由を挙げています。
1・・現代社会の中で女性の生き方、役割が大きく変わり、伝統的な道徳が通用しなくなった。しかし、基準も確立せず混乱が見られる。

2・・従来の男性社会の組織人間、会社人間にどっぷりつかり、お金や権力の魔力からぬけだせない中で、女性もおなじようにその轍をふんではいけない。

3・・地球環境問題、高齢化、新しい諸問題の中で私達社会がどうあるべきか?
地球レベルの女性の生き方・・品格が求められている。

なるほど、なるほど・・と感心ばかりしながら本の中へと引き込まれていきます。

「もっとも!、おっしゃるとおり!・・」お堅い教科書を読んでいるような箇所もありましたが(さすが大学の先生)
どれもこれも高いレベルの常識として求められることで、納得します。
過去にまだ若かったころの失敗を思い出したりして、ちょっと、反省させられたところもありました

若さゆえ、わからない、できなかったことも、今の年齢になると(40代)冷静に対処できたり、我慢したりすることもありますね~

この本が話題になり、皆が支持して、読んでいるということは・・
日本の女性はみな「品格」ある女性になりたいと願っている・・ということなのかな・・いいえ・・品格とは程遠い、誰かさん達!?に「渇~ッ!」と言いたかった、言われたかった、のかしら!?

女性だけではなく、男性にも読んでもらいたいですね
・とすると、女性を見る目も厳しくなって私達は辛いかも。

・・目指す「品格」とは、やはり高い山に見えます。

本書は、単に善行を推奨するような単純なものではなく、人間としての倫理観にもふれ、宗教、哲学にも通じる・・内容の濃いものを感じました。

ですから・・私には「高く、険しく厳しい山。されど、永遠に美しい山」
に登るようなものだなぁ~と・・反省もかねて、・・
素直な気持ちでは
「かくありたい!」・・と、思うのでした