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ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと20年目を迎えました。ソコヂカラでJ1昇格だ!

ピーター ウタカ選手&マクーラ選手の契約期間満了

2024-11-18 | Weblog
ヴァンフォーレ甲府はチームに在籍しているピーター ウタカ選手の契約期間満了と、マルタリーグのグジラ・ユナイテッドから期限付き加入していたマクーラ選手の期限付き移籍期間満了を発表しました。


◇ピーター ウタカ選手◇


ピーター ウタカ選手(以後ウタカ選手)はナイジェリア出身(ベルギー国籍も持つ)1984年2月12日生まれの現在40歳。2度目のヴァンフォーレ加入となった2023年シーズンはJ2リーグで40試合に出場し12ゴール、ACLグループステージの舞台でも結果を残しその存在感を示したウタカ選手。篠田体制2年目となった今シーズン(2024年)もチームと契約を交わし、J1昇格のためにヴァンフォーレを攻撃面で支えようと努力します。元磐田の新加入コロンビア人FWファビアン ゴンザレス選手と1トップの定位置争いを激しく繰り広げており、公式戦初戦となったACLノックアウトステージ蔚山戦では主に途中から出場し相手ゴールに迫る活躍をみせます。そしてJ2リーグ戦も先発の座はファビアン ゴンザレス選手に譲るものの、交代して入ったら鋭いプレーを継続的に披露し徐々に評価を高めていきます。そしてなかなか得点が奪えないファビアン ゴンザレス選手に代わってレギュラーの座を掴むと、第11節群馬戦では2ゴールを奪いチームの勝利に貢献。第20節いわき戦までで7得点を決め、完全に攻撃陣の柱として君臨します。8月始めにファビアン ゴンザレス選手がJ3大宮に完全移籍しマクーラ選手が加入。ウタカ選手は1トップの座を不動のものにして得点を量産したかったのですが、8月を過ぎたあたりからブレーキがかかったかのようにコンスタントに得点が奪えなくなり、スタメンを外れてベンチに入りそこからの出場機会がないケースもあるなど、ウタカ選手にとってもどかしい日々を過ごすことになります。そしてその後は監督の信頼を取り戻しチームの期待に応えようと先発や途中出場を交互にこなしますが、得点を決められないままシーズン終了。最後に得点を記録したのが第24節の長崎戦とシーズン終了までの14試合無得点とチームの低迷とともに沈黙してしまったのは痛かったですね。結局ウタカ選手の今シーズンのリーグ戦での成績は34試合出場8得点(2アシスト)というものでした。

ウタカ選手は179cm・79kgと決して大柄ではない体格ですが、体をうまく使ったボールキープと多少の当たりでは倒れない強靭なフィジカルを誇り、切れ味鋭い瞬時の突破力で相手マークを振り切るスピードを備えるストライカー。さすがに40歳という年齢から90分間動き続ける体力は厳しくなっていましたが、試合中に動きをセーブしつつここぞという決定的な機会でその高い攻撃性を解放するのはベテラン選手ならではの判断と言えます。そしてかつて得点王を獲得してきた実績からゴールへの嗅覚に優れており、相手守備選手との駆け引きを制してゴールに迫るプレーを得意としています。2023年から在籍するヴァンフォーレではストライカーとして常に相手の最終ラインに並び、味方にスルーパスを要求して裏抜けを狙うプレースタイルに徹していた印象があります。このようなタイプの選手はそれで得点をコンスタントに記録していたら文句は言われないのですが、決定的なチャンスを逃す場面が目立ち始めると一転して批判の的になってしまいます。現代のFWは攻撃の仕事をしつつも前線で精力的に動いて相手のビルドアップを妨害したりパスコースを切るような守備のチームプレーが求められますが、ウタカ選手の前線での守備意識が低かったためにその分の負担が他の選手へかかってしまっていた感は否めなかったですね。試合中は厳しい表情をすることの多い彼ですが、一度勝負の場所を離れたら素敵な笑顔で周囲を明るくする陽の雰囲気も持ち合わせており、子供たちはもちろん我々サポーターを大いに楽しませてくれたウタカ選手。髪型のバリエーションも豊富で、またゴール裏から聞こえてくる個人チャントも大人気で応援の声量が上がる効果も発揮していたと思います。彼のような頼れるベテラン選手がチームからいなくなることはさみしいのですが、別々の道を歩む時期に来たと思って彼のその後の活躍を応援したいですね。2019年にヴァンフォーレに加入し、京都を経て再び2023年からチームに加わって計3シーズンチームのためにプレーしてくれたウタカ選手を今後も忘れることはないでしょう!ありがとうウタカ選手!







◇マクーラ選手◇


ここから過去記事

マクーラ選手はブラジル出身2000年6月生まれの現在24歳。ブラジルの名門フルミネンセやポルトガルのエストリルの下部組織で育ち、エストリルから2022年2月にイスラエルリーグのマッカビ・アヒ・ナザレFCに期限付き加入。そこでは8試合1得点を記録したのち、その半年後ヨーロッパ地中海の国であるマルタのプロリーグに活躍の場を求めます。移籍したマルサシュロックFCでは半年間で15試合に出場して10得点をマーク。その活躍が認められ、マルタリーグの強豪クラブのグジラ・ユナイテッドFCに2023年1月に入団します。グジラではこれまでの1年半で30試合7得点を記録し、UEFA主催の第三のクラブサッカー大会と言われるヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)では予選に出場。1回戦から3回戦の6試合中5試合に先発出場し2得点1アシストを記録しています。マルタリーグの2023-2024シーズンが終了し新たな活躍先を探していたところ、ファビアンゴンザレス選手に代わる新外国籍選手を求めていたヴァンフォーレがリストアップし彼を獲得。来年(2025年)5月末までの期限付き契約を結びました。

マクーラ選手は184cm・82kgで利き足は右足。ポジションはFW。その大柄な体格を駆使したフィジカルの強さを発揮できるCFをポジション争いの主軸に置き、シュート力が活かせるウイングも務めることができるみたいです。現在のヴァンフォーレは大塚監督のもと3-4-2-1を基本フォーメーションとしているため、新加入マクーラ選手が争うべきポジションは1トップかシャドーの位置になりそうですね。マクーラ選手にはポストプレーで前線の攻撃の起点になることはもちろん、前を向き一瞬でもシュートレンジでスペースが空いたら積極的にゴールを狙っていくチャレンジ精神を大事にしてほしいと思います。謎に包まれたマルタリーグからやってきたということで実力未知数の要素も正直ありますが、24歳と若いだけにこれからウタカ選手とともにマクーラ選手にもヴァンフォーレの攻撃を支えてもらい、今シーズンはジョーカー役として活躍し半年後にはチームの主軸選手に成長。そして来年5月末にはさらなる契約延長が実現するくらい存在感を発揮して頑張ってほしいですね。まずは日本の生活と素早い攻守の切り替えが続く日本のサッカーに早く慣れてもらって、1試合でも多く試合出場ができるように努力してほしいと思います。

(2024年7月21日記事)


マクーラ選手のJリーグデビューは8月3日に行われた第25節のアウェー群馬戦でした。後半27分から途中出場したマクーラ選手は躍動的な動きから攻撃を引っ張ると、後半アディショナルタイムには前線でボールを奪って抜け出し相手DFを振り切ってシュートを放ちますが惜しくもゴールの枠を外れます。得点は奪えませんでしたが、決定機を作り出すなどその存在感を示します。その後も藤枝戦&清水戦と3試合連続で途中出場を果たします。徐々にチームに馴染み始めたマクーラ選手でしたが、後半から出場した天皇杯ラウンド16鹿島戦では終了間際に2枚目のイエローカードで退場処分に。出場停止が明けて第31節横浜FC戦で初先発&延期されていた第30節熊本戦でも先発出場を果たすもののゴールという結果を出せないでいると、第33節に途中出場した山形戦がラストゲームとなり、その後は5試合出番がなくシーズンを終えていました。結局リーグ戦6試合に出場し0得点0アシスト。やはり天皇杯鹿島戦で思うようなプレーをみせられずにイライラが抑えられなくなり退場処分になったことが風向きが変わるターニングポイントだったように思いますね。

結果を出せずに当初の来年5月末までという契約が半年早く満了というかたちになりましたが、184cm・84kgという体格の割には機敏に動いていたしチームに貢献しようと前線での守備も一生懸命頑張っていた印象があります。ポストプレーも一定のレベルでこなしており、ボールを持った後の仕掛けにもスピードと迫力がありました。やはりチームへの加入が8月からで、そのときは指揮官も交代するなどチーム内がゴタゴタしていた時期だったので、他の選手は自分たちで精一杯でマクーラ選手の特徴をチームメートが知りそれに合わせていくという戦術を浸透させる時間や余裕がほとんどできなかったのは少しかわいそうな気がしますね。個人的には今シーズン限りで契約満了にせずに引き続き契約を交わし、キャンプや試合での経験値上積みを期待して来年5月末までマクーラ選手の成長を見たかったというのが本音でしたね。それくらいJ2でやっていけるほどの秘めたる潜在能力は備わっていたと思います。期限付き契約だったので今後は本所属先のマルタリーグのグジラ・ユナイテッドに戻るようですが、再び欧州の地で活躍できるように頑張ってほしいですね。短い期間でしたがヴァンフォーレに来てくれてありがとうマクーラ選手!


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