ヴァンフォーレ甲府は今シーズンの新戦力として、ブラジル人FWイゴール選手の獲得を発表しました。
◇イゴール◇
イゴール選手はブラジル国籍1993年1月生まれの現在29歳。ポジションはFW。ブラジルの名門クラブであるフラメンゴのユースチームを卒業すると、プロデビューの地に選んだのは父親であるアルシンド氏がかつて所属していた日本の鹿島アントラーズでした。2011年3月に若手選手が対象となるC契約で加入すると、6月の第15節ヴァンフォーレ甲府戦で興梠選手に代わり後半40分からJリーグ初出場を果たします。その後の試合で1試合に出場するものの、アレックス&F・ガブリエル&カルロン&タルタ選手の外国籍枠の壁に阻まれ出場機会が巡ってこないままシーズンが終了し、通算2試合出場で退団となりました。日本を離れた後は再びフラメンゴに帰還しリザーブチームであるBチームに所属。2014年にトップチームに在籍しますが、満足した出場機会は与えられないまま出場機会を求めて2015年1月にブラガンチーノFC&7月にはレッドブル・ブラジルに期限付き移籍を選択します。ブラガンチーノFCでは12試合出場1アシスト、1年半在籍したレッドブル・ブラジルでは公式戦27試合に出場。その後2017年にヴォルタ・レドンダFCに完全移籍。半年間在籍した後にブラジルを離れる決断をして、7月に香港リーグの大埔FCに移籍し2度目の海外挑戦を果たします。彼の才能が完全に花開いてきたのはこのときからでした。大埔FCに加入してからの2年間でゴールやアシストを量産し、クラブの初優勝に貢献するなどチームの中心選手として活躍。2018-2019年シーズンには香港プレミアリーグの年間最優秀選手となり、その高い攻撃力を存分に発揮します。2019年7月には同じ香港リーグのR&F富力に移籍し、昨年の2月から今年の4月までは中国に渡り、梅州客家足球倶楽部でプレーしていました。新たな活躍先を探していたところでヴァンフォーレの獲得リストに挙がり、今回の移籍契約が成立。約10年ぶりに日本でプレーすることが決まりました。
イゴール選手は176cm・70kg。担当ポジションはウイングやセンターフォワードということで、ヴァンフォーレではシャドーか1トップをこなしそうですね。プレー動画を見た印象だとイゴール選手はドリブルが武器のアタッカーで、そこをプレーの軸として自身のリズムを作っていると思います。また特別スピードのキレや相手を翻弄するテクニックなど際立った能力は兼ね揃えていない様子ですが、体をうまく使いながら相手マーカーとの距離を一定に保って前に進んでいく力強さがあるようですね。そしてドリブルで前に進んでから周りを状況を確認しつつ効果的な次のパスを出せる技術と冷静さも持ち合わせているようで、ゴールを狙っていく動きだけではなくラストパスを出してチャンスメーカーとしての顔も発揮されると思います。かつてヴァンフォーレに所属していた選手でプレースタイルを例えるなら、強烈な右足が封印されているクリスティアーノ選手(現長崎)といった印象で、ある程度相手の守備陣が戻っている状況でもドリブルでガツガツと仕掛けていくことができそうです。
鹿島アントラーズで活躍し、サッカーの枠を飛び越えて世の中の人気者になったアルシンド氏を父に持っているので、比較されて別の意味でのプレッシャーはあるかもしれませんが、香港でMVPを獲得した頃のようなオリジナリティと自信みなぎるプレーをヴァンフォーレでもみせてほしいですね。シーズン終了まで約3ヶ月という短い契約期間となりますが、ヴァンフォーレがJ1昇格プレーオフ圏内に入れるようにイゴール選手の活躍によって導いてほしいと思います。これからよろしくお願いします!
IGOR SARTORI 2021 HIGHLIGHTS - MEIZHOU HAKKA (LEAGUE ONE CHINA)
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昨シーズンの中国でのプレーをまとめた動画があったので載せておきます。
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◇イゴール◇
イゴール選手はブラジル国籍1993年1月生まれの現在29歳。ポジションはFW。ブラジルの名門クラブであるフラメンゴのユースチームを卒業すると、プロデビューの地に選んだのは父親であるアルシンド氏がかつて所属していた日本の鹿島アントラーズでした。2011年3月に若手選手が対象となるC契約で加入すると、6月の第15節ヴァンフォーレ甲府戦で興梠選手に代わり後半40分からJリーグ初出場を果たします。その後の試合で1試合に出場するものの、アレックス&F・ガブリエル&カルロン&タルタ選手の外国籍枠の壁に阻まれ出場機会が巡ってこないままシーズンが終了し、通算2試合出場で退団となりました。日本を離れた後は再びフラメンゴに帰還しリザーブチームであるBチームに所属。2014年にトップチームに在籍しますが、満足した出場機会は与えられないまま出場機会を求めて2015年1月にブラガンチーノFC&7月にはレッドブル・ブラジルに期限付き移籍を選択します。ブラガンチーノFCでは12試合出場1アシスト、1年半在籍したレッドブル・ブラジルでは公式戦27試合に出場。その後2017年にヴォルタ・レドンダFCに完全移籍。半年間在籍した後にブラジルを離れる決断をして、7月に香港リーグの大埔FCに移籍し2度目の海外挑戦を果たします。彼の才能が完全に花開いてきたのはこのときからでした。大埔FCに加入してからの2年間でゴールやアシストを量産し、クラブの初優勝に貢献するなどチームの中心選手として活躍。2018-2019年シーズンには香港プレミアリーグの年間最優秀選手となり、その高い攻撃力を存分に発揮します。2019年7月には同じ香港リーグのR&F富力に移籍し、昨年の2月から今年の4月までは中国に渡り、梅州客家足球倶楽部でプレーしていました。新たな活躍先を探していたところでヴァンフォーレの獲得リストに挙がり、今回の移籍契約が成立。約10年ぶりに日本でプレーすることが決まりました。
イゴール選手は176cm・70kg。担当ポジションはウイングやセンターフォワードということで、ヴァンフォーレではシャドーか1トップをこなしそうですね。プレー動画を見た印象だとイゴール選手はドリブルが武器のアタッカーで、そこをプレーの軸として自身のリズムを作っていると思います。また特別スピードのキレや相手を翻弄するテクニックなど際立った能力は兼ね揃えていない様子ですが、体をうまく使いながら相手マーカーとの距離を一定に保って前に進んでいく力強さがあるようですね。そしてドリブルで前に進んでから周りを状況を確認しつつ効果的な次のパスを出せる技術と冷静さも持ち合わせているようで、ゴールを狙っていく動きだけではなくラストパスを出してチャンスメーカーとしての顔も発揮されると思います。かつてヴァンフォーレに所属していた選手でプレースタイルを例えるなら、強烈な右足が封印されているクリスティアーノ選手(現長崎)といった印象で、ある程度相手の守備陣が戻っている状況でもドリブルでガツガツと仕掛けていくことができそうです。
鹿島アントラーズで活躍し、サッカーの枠を飛び越えて世の中の人気者になったアルシンド氏を父に持っているので、比較されて別の意味でのプレッシャーはあるかもしれませんが、香港でMVPを獲得した頃のようなオリジナリティと自信みなぎるプレーをヴァンフォーレでもみせてほしいですね。シーズン終了まで約3ヶ月という短い契約期間となりますが、ヴァンフォーレがJ1昇格プレーオフ圏内に入れるようにイゴール選手の活躍によって導いてほしいと思います。これからよろしくお願いします!
IGOR SARTORI 2021 HIGHLIGHTS - MEIZHOU HAKKA (LEAGUE ONE CHINA)
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昨シーズンの中国でのプレーをまとめた動画があったので載せておきます。

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