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山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

大宮アルディージャ戦見どころ紹介2

2019-02-23 | Weblog
明日アウェーNACK5スタジアム大宮で行われる2019年明治安田生命J2リーグ開幕戦の大宮アルディージャ戦。ヴァンフォーレが初戦で勝利を収めるためにはどう戦っていけば良いのかを、個人的な観点から紐解いていきたいと思います。まずは大宮の情報から。


【大宮アルディージャ】
◇昨シーズンリーグ戦成績◇
21勝8分け13敗(勝ち点71) 5位
◇注目選手◇
大前選手、石川選手、フアンマ・デルガド選手
◇予想スタメン◇

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。


大宮の開幕戦フォーメーションは3-4-2-1と予想。新しく指揮官に就任した高木監督はこれまで率いていた長崎で3バックを多用し、着実に力を積み上げて順位を上げてきた監督。大宮は4バックが伝統的に採用されてきましたが、どうやら高木監督就任でスタイルを変更することが濃厚になっています。それは2月9日に行われた松本とのプレシーズンマッチで3-4-2-1を試しており、2対0とスコアもそうですが試合内容も充実したものをみせていたので、そこで手応えを掴んだものと思われます。大宮流3-4-2-1のスタイルは攻守の幅をコンパクトに保つことで、複数人での攻撃や守備が期待できるとてもアグレッシブなサッカーを展開します。攻守の切り替えを早くして素早く攻撃に繋げていくときにキープレーヤーとなるのが昨シーズンのJ2得点王のFW大前選手。

大前選手は167cmと小柄ながらリズミカルな動きと老獪なテクニックで相手マークを翻弄。強気に仕掛けていける攻撃能力の高い選手です。ドリブルしてシュートゾーンで正確なキックが放てる冷静さを持ち、また得点を狙っていく以外でもドリブルと見せかけて味方選手に絶妙なラストパスをタイミング良く供給する技術も持っています。対戦相手としたら掴みどころがないいやらしいタイプの選手なので、まずは大前選手に仕事をさせないことが大宮のチャンス半減に繋がると思います。大前選手とともに警戒しなければいけない選手がJ1湘南からやってきた石川選手。シャドーとボランチの両方のポジションをこなせる選手で、運動量豊富で基本的な技術や身体能力が高くチャンスメークやボール奪取もできる攻守に幅広く貢献する優れた選手です。今シーズンの大宮の鍵を握りそうなオーラを備えていると思うので、彼を自由にプレーさせてはいけない選手だと思いますね。そして最前線でターゲットになるのがスペイン人のフアンマ・デルガド選手。フアンマ選手は長崎から高木監督とともにやってきた選手で、高木流のサッカーを良く知る存在。指揮官から求められる仕事をきっちりこなすことができ、しかも188cm・90kgという長身&巨漢を活かしたポストプレーでゴール前の迫力やクサビのパスを出すこともできます。ヴァンフォーレとしたらフアンマ選手経由の連携を遮断させることが大宮のリズムを狂わすポイントになりそうですね。


【ヴァンフォーレ甲府】
◇昨シーズンリーグ戦成績◇
16勝11分け15敗(勝ち点59) 9位
◇注目選手◇
橋爪選手、内田選手、ピーターウタカ選手
◇予想スタメン◇

※メンバーとポジション&フォーメーションは実際と異なる可能性があります。


ヴァンフォーレの基本フォーメーションは3-4-2-1になると予想。というのも宮崎2次キャンプ中に行われた2月4日の大宮とのトレーニングマッチで、今シーズンから取り組んでいるもう一つのフォーメーションオプションの4-3-3にチャレンジして敗れてしまったという経験があり、大宮が良い感触を掴んでいる布陣では本番ではやらないことが濃厚。シーズンのスタートは大切で手堅い内容でも勝利が必要なために慣れ親しんでいる3-4-2-1にすると思われます。今シーズン注目のピーターウタカ&ドゥドゥ&ジュニオールバホス選手の破壊力のある外国籍FWですが、チームバランスの観点と切り札として終盤に使いたいことから3人の同時先発はどうやらなさそうな感じがします。今回は負傷で出遅れているジュニオールバホス選手をベンチに置き、勝負どころの展開で送り出すことが予想されます。

相手の大宮は慣れ親しんでいた4バックから3バックへの転換を図っています。最終ラインの人数の変更は一筋縄にはいかず、馴染むまでの期間はディフェンス面で不安要素は必ず出てきそうです。ヴァンフォーレはまだ実戦ではあまり慣れていない相手のそこの隙を徹底的に突いていくことが大宮攻略の鍵になってきそうですね。本来ならシャドーの選手がサイドに流れて3バックの両脇に入っていくことが基本の攻撃の動きなのですが、シャドーの選手がサイドに流れるとゴール前中央にポジショニングをとる選手がどうしても減ってしまいます。クロスボールに合わせるターゲットを増やすためにはシャドーの選手ではなく、ウイングバックの選手の攻撃参加がこの一戦では重要になってくると思います。なので今回ヴァンフォーレの選手で注目したいのが両ウイングバックの選手。まず右サイドに入ることが濃厚な橋爪選手はもともとは攻撃的なポジションの選手で、大学時代やプロはFWとして入団していました。その右足の精度の高さとスピードがサイドの方がより活かせるということでポジション転向。機を見計らった攻撃参加とクロスボールには定評があります。左の内田選手は数々のクラブを渡り歩いてきた経験と左足のバリエーション豊富なキックは見もの。清水時代にはピーターウタカ選手とともにプレーしており仲も良いため、出すタイミングと受けるタイミングの呼吸はお互い理解していると思います。彼らがタイミング良く攻め上がり大宮の3バックの両脇に入り込んでクロスを上げることができれば、クロスボールのターゲット役としてウタカ選手とシャドーの選手が中央で絡むことができます。それを今回何度も狙っていきたいですね。

その他にはウタカ&ドゥドゥ&曽根田選手を最大限活かしていくために前線に入るボールがクリアされてこぼれた後の‘セカンドボール’をいかに拾えるかが試合のペースを握るキーポイントになりそう。相手との競り合いを制してルーズボールを回収し次の攻撃に繋げる球際の強さは重要で、特にカウンタースタイルでは頻繁にその仕事がやってきます。ボールの回収位置が高ければ高いほどショートカウンターとして手数をかけずにゴールに迫ることができます。ボランチの佐藤和選手や横谷選手にはこの役割を頑張ってもらって、攻撃→クリア→拾う→攻撃という厚みのあるサイクルにチームを結びつけてほしいですね。

そして試合を決める存在として注目したいのがピーターウタカ選手。2016年にJ1で得点王となった実績と清水や広島&FC東京や徳島でプレーした経験からヴァンフォーレにすぐにとけ込めると思われ、実際キャンプ中のTMでも得点を記録するなど好調な姿をみせています。ボールを前線で収めることができる屈強なフィジカルを活かしたポストプレーや一瞬の抜け出しの速さ&抜群のシュート技術はヴァンフォーレに多くのゴールをもたらしてくれそう。ただし能力が高いとは言っても単独ではさすがに状況を打開するには困難になります。他の選手が彼をサポートしつつ相手選手を引きつけてからウタカ選手に合わせることが得点力アップに繋がりそうですね。


開幕戦なのでメンバーやフォーメーションなど予想しづらく、今回書いたものと大きく異なる可能性があります。一応の目安として捉えてくれたらと思います。しかし基本的な攻め方や試合のポイントなどはどの選手が出ても変わらないと思うので、大宮の1トップ&2シャドーの連携を気を付けながら、3バックの両脇をしたたかに突いていく攻撃で得点機を見いだしたいですね。強豪大宮相手にアウェー戦は厳しい条件ですが、J1昇格に向けたこれからの歩みのための第一歩をぜひとも勝利で踏み出してほしいと思います。




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