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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2020年8月の惑星

2020-08-01 00:46:56 | 惑星・天体ニュース

   いやはや、長い長い梅雨が続き、こんなに月をみつけるのに苦労したことはありません。そして、恒例の前回の月の巡りのラインナップも前代未聞の1列になりました。よい機会なので、ちょっと過去を調べてみると、私がこのように、最新の月の巡り(新月から次の新月まで)の一覧を出すようになったのは、2017年4月からのようです。以来、いつも2段構えで月の巡りをご紹介し続けてきたように思うので、今年の梅雨がいかに長いかぁ~~~。早く梅雨明けしてほしいです。

   ちなみに、「今月の惑星」を原則月初めの1日に書き始めたのは2007年10月にまで遡れますが、それって実はこのブログを始めた最初の記事でしたっ!でも、最初は今のように惑星別に書いたりするスタイルではなく、気になったことをほんのちょっと書いているだけでした。

   2009年の1月からは、水・金・火・木・土星を順番に見ていく今のスタイルになったようですが、いやはや (こちらが思い出せないほどにやってきた~)って感じで、正直10年以上やってきたことに、自分でびっくりしています。月の巡りのアップを加えてから3年以上になるというのも、自分ながら頑張っていると褒めてあげたくなりました。

   そして、このブログ日記を始める前はというと、今も使い続けている<felizmundoの写真ブログ>というサイトを先に始めて、そちらで天体記事も最初はアップしていました。2005年1月17日に初めてブログをそこで書いて、私のブログ歴も いつの間にかもう15年になっていました!

   惑星の記事はココで調べると、今でも動画で惑星とか月を撮ったりするとそちらの方にもアップしたりもしますが、今はほとんど植物や生き物の記事となっています。と、1段しかない月のラインナップから、今回はすっかり思い出話になってしまいました。

   

   では、今月の惑星を見ていくことにしましょう。

   水星:みられない位置にいます。もともと見づらい水星ですが、太陽から少しデモ離れてくれる頃まで待ちましょう。

   金星:明け方の東空に見えていますが、ご存じのように日の出時間が早い今、明け方って4時半には明るくなっているので、4時?無理ですね(苦笑)うっかり夜中の3時とかに起きたら、逆に東空を覗いてみましょう。明るい星が低い空にいれば、直ぐ肉眼で「あっ、この明るい星が、金星か?!」と分かるはず。

      8月16日には細い未明の三日月をみつけると、すぐ横に見つかるはずです。16日ですよ! 未明の月をみるためにも、16日、17日は4時起きして、私も金星と月と見てみようかと思っています。  

   火星:月が8月9日に近づいて、「この赤いのが、火星君だよ~」と教えてくれます。今も、夜中近くには姿をみることができますが、どんどん早く上ってきて見頃を迎えます。夜11時を過ぎた頃、東空に出てきているお月様をみつけたら、そばに火星が赤く肉眼でみえるはず。

   木星:夜、明るく見えています。暗くなったらもう東空から見える位置まで上っているはずなので、東空に明るい星はないか探して見て下さい。10時とか11時とか寝る頃には南空にいるはずです。だんだん下旬になればそれがやや西空にはなってきますが、それでも木星は大きくて明るく見える惑星なので、見つかるでしょう。ちょうど8月1日は木星の右、8月2日は木星と土星の間、8月3日は土星の左に月が来て、「木星と土星が仲良く並んでいるのが分かるでしょ?」とそばによって、惑星をあまり肉眼でみたことがないという人にも教えてくれますよ。

  土星:木星よりやや暗い惑星ですが、土星も肉眼で充分みつけられます。木星の所で書いたように、月が近づく8月1日~3日の晴れた日にまず月に教えておいてもらって、明るい木星が分かったら、最近はしばらく木星の左にやや暗めの星をみつけたら、土星です。

  因みに、昨夜は雲がありながらも、この土星と木星を写真に写すことができましたので、ご覧にいれますね。

    <7月31日22:48>

   左から、土星・木星  右隅の雲の下に月が隠れていました。火星は見られませんでした。

   今月は、すっかり夜の惑星が賑やかになってきて嬉しいです。ちょっとだけ遅くまで起きていて、寝る直前に東空からのぞってきた火星、そこから南空に目をやって、土星、木星が並んでいるのをみつけましょう。今日の1日、2日.3日の内の晴れた日に、まず、上のように土星と木星がどんな感じでみえるのか、その位置をつかんでおくと、その後寝る前に挨拶をして寝るのも楽しいですよ。梅雨が明けて、夜空にいる惑星、夏の星座たちが明るくみえる8月。楽しみですね。

おまけ) 下は、国立天文台がアップしていた梅雨空で関東からはほとんどみられなかったネオワイズ彗星です。

  

   国立天文台ココから転載 

   アトラス彗星はダメでしたが、ネオワイズ彗星は場所によっては肉眼でもみられたそうです。梅雨時期に現れたのはもったいなさすぎました。せめて、この映像で楽しませてもらいましょう。見頃は7月上旬だったので、今も暗くなりながらも存在はしているのですが、夕方の西空高い位置にいるとはいえ到底肉眼では見つかりそうにありません。次の彗星登場は、是非もっと天気に恵まれた時に!と願います。

   あと、7月2日に大火球が関東上空を横切って、衝撃波やばく発音を夜中聞いて起きた方がいたようです。わたしは、寝ていて全然きづきませんでしたが、KAGAYAさんとか、平塚市博物館の学芸員・藤井大地さんのツイッターで大火球が見られます。KAGAYAさんが、大火球動画をどう撮影したかの話も偶然ココでみつけられて実に面白かったです。KAGAYAさんのお人柄も分かりお薦めです。

  * ところで、91年の歴史をもつ京都大学花山天文台が国からの補助金が減って困っているようで、クラウドファンディングをしているようです。ココから、クイーンのメンバーのひとりで宇宙物理学者でもあるブライアン・メイさんのメッセージもみられました。

 

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