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 牧原法務大臣が落選。選挙民がNO! (長期政権の歴代法務大臣一覧 続々々篇)

2024-10-28 19:29:42 | 日記

 このブログで、これまで多くの方に読まれた記事のひとつに、「長期政権の歴代法務大臣一覧」がある。2020年7月18日に1番最初の記事を書いて以来、何回か追加してきて、これまで4回書いてきた。

現政権を歴代法務大臣一覧から振り返る

元法務大臣・山下貴司に統一教会問題 追記

法務大臣一覧表 続編(葉梨法相発言で、さらに明確化!)

長期政権の歴代法務大臣一覧 続々篇

 そして、この10月1日に石破政権となって選ばれた牧原秀樹法務大臣については、まだ書いていなかった。

 ただ、法務大臣になって早々、翌日の産経新聞に<ネット中傷に「全員逮捕だ」 新法相の牧原秀樹氏、幼児への暴行加害者は「死刑で足りぬ」>という記事が出た。(早い、もう出たか~)と思った。

 少し転載させてもらうが、全文は上のタイトルをクリックすると全文が読める。

 日米両国で弁護士として従事した経験を持ち、政界進出後は法務や環境、教育分野などの議員連盟などでも活動する。地元・衆院埼玉5区で立憲民主党の枝野幸男元代表に対し、平成17年衆院選以来6回連続で敗れており、駅前で辻立ちと電車通勤が日課の苦労人だ。周辺からは「真面目」「優秀」と評価する声が少なくない。

 SNSではネット上の誹謗(ひぼう)中傷や子供に対する性的暴行には厳罰化で臨む姿勢が目立っている。(中略) 今年8月にはパリ五輪の出場選手に対するSNSの誹謗中傷を問題視し、Xで「全員逮捕すべきだ」「発信者は容易に特定できるので1人残らず処罰すべきだ」と投稿。5年7月にSNSで誹謗中傷されたタレントが急死した際は「誹謗中傷をして侮辱罪などの刑法犯に該当する者は『すべて』逮捕すべきだ」と書き込んだ。

 5年6月には30代の父親が当時2歳の義理の娘を暴行して死亡させた事件を巡り、「死刑でも足りないくらいの思い」と投稿した。同年2月には高速道路上などでの悪質なあおり運転の犯人に対しても「死刑があれば死刑でもやむを得ないくらいに感じます」と書き込んだ。

  これを読むと、経歴はよさそうなのに、SNSを読んだ途端(法務大臣に相応しい人だろうか?)と疑問になった。

  しかも、それで終わらなかった。さらに10月8日には、旧統一教会との関係が発覚! 

  日経新聞の<牧原法相、旧統一教会の会合37回出席 23年2月に報>によると・・・

  牧原氏は7日の衆院本会議で、立憲民主党の吉田晴美氏への答弁に旧統一教会との接点を認めた。「自民党としては旧統一教会および関連団体との関係を未来に向けて絶っていくことを徹底していると認識しており、私も一切の関係を絶っている」とした。

  翌日8日の記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連の会合に秘書などの代理を含め過去37回出席していたと明らかにした。自民党が2022年9月に実施した接点確認調査に報告しておらず、23年2月に最終的な報告をしたと説明した。報告が遅れた理由について「10万件を超える日程の中でどれが(旧統一教会関連の会合に)当たるのか選ぶのが難しかった。党本部には最初の期限のときに調査中であると伝え、都度相談しながら調査を続けた」と述べた。

  つまり、旧統一教会との接点の報告が遅れたことによって石破氏が把握し損ねた(?)が、立憲の追求で同教会との関係が明白になった人だったのだ。そして、それでも、大臣の続投を首相が許し、昨日の衆議院選挙を迎えた。結果、私が書く前に埼玉5区の選挙民が2万票差で立憲の枝野幸男選び、牧原氏は落選!比例でも惜敗率が低いため落選! 

  ついでながら、読売新聞の<石破内閣の閣僚らの落選相次ぐ、小里農相は辞意も…霞が関の官僚「これから補正予算案もあるのに」>によると、

鹿児島3区では、農相の自民・小里泰弘さん(66)が議席を失った。28日未明、鹿児島県薩摩川内市の事務所で取材に応じ、「議員ではなくなるわけだから、当然大臣でもなくなる」と辞意を漏らした。 東京・霞が関の官僚たちからは不安の声が聞かれた。

 牧原法相と門山宏哲・法務副大臣がそろって落選した法務省では28日朝、始業前から多くの職員が出勤し、対応に追われた。弁護士でもある牧原法相は法務行政に明るく、再審制度の見直しなど重要課題を抱える同省を率いるリーダーとして、官僚からの期待は大きかった。

   気づかなかったが、法務副大臣も落選していたのか!驚いた。

   2020年、安倍政権時に「適材適所で選び、何人にも代えがたい」と定年延長のために検察法改正までして検事総長にしようとされた黒川検事長が、コロナ下の賭け麻雀であえなく辞職に追い込まれたことを思い出させるお粗末な自民党の人選だ!(詳細は、ココの東洋経済から)

   振りかえれば、書いてきたように、法務大臣には特に酷い人たちが選ばれ続けているが、さすがに今回は選挙民がこのタイミングでNO!と不信任を突きつけた形になった。当然、辞職か更迭になってしかるべきだろうが・・・。まだ、ボロボロの自民党に「適材適所」で問題がないと言える人材がいるのだろうか? 

   *因みに、自民党は今回の選挙で、菅原一秀元経済産業相選挙区内で香典や祝儀など計約80万円相当を配ったとして、2021年に公職選挙法違反で東京簡裁から罰金40万円と3年間の公民権停止の略式命令を受けたが、今年7月に公民権が回復)を、選挙直前の10月9日に自民党への復党を許し、この選挙では、無所属で東京9区で立候補した菅原氏を推薦とした。しかし、選挙民は許さず落選に! しかも、この菅原氏を 公明党も推薦していた。

   そもそも、公明党は、自民党さえ裏金問題で非公認とした埼玉13区の無所属三ツ林候補を推薦。そこには、公明党の石井新代表が出馬する埼玉14区の一部が区割り変更前の三ツ林氏の選挙区で、その地盤を継ぐ代わりに三ツ林氏に推薦を出した?との疑い報道もあった。そんな党利党略で推薦を出す公明党に、学会員もさすがに嫌気がさしたのだろうか。三ツ林氏のみならず、石井公明党新代表も落選した! (読売新聞ココと、週刊文春10月24日号参照)

   甘い考えの自民党・公明党に、国民がかなりお仕置きを加えた選挙となったが、本当はもっともっときついお仕置きを受けて然るべき長期政権だったのではないか。ここに至っても まだ第1党を維持した自民党と、これでもまだ離れる決断ができない公明党に、国民がさらにしっかりお灸をすえないといけないのではないか。これから、さらに厳しく見守り続け、声を上げていかないといけなそうだ。 

   

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空襲被害は全国に及んでいた(戦争の犠牲はあなた自身にも、だから真剣に考えよう)

2024-10-06 08:51:34 | 日記

    最近になって、千葉空襲について調べる機会が続き、その時に戦争被害というと「悲惨を極めた沖縄」「被爆した広島・長崎」「多数の犠牲者を出した東京大空襲」の話が主になり、自分の今住んでいる地域のことをあまり知らないできてしまったことに気づかされました。

    調べていく内に、千葉駅のそばで医者をしていた祖父が、戦後すぐに亡くなったとは聞いていたが、それが終戦の年にあった千葉空襲で直撃はされかったものの家が居住に耐えなくなり仮住まいへ。その落胆や疲弊によって亡くなったのではないかと思われました。

    千葉空襲の被災状況については、、毎年平和展を開催し続けている団体があり知ることができたが、自分の大切な地ではどんな戦争被害があったかをしることは、前記の大規模な被災地を知るのとは別に、戦争を始めたら自分の地も被害があうと身近に戦争を捉えられる貴重な情報なのではないか~と思えてきました。

    総務省に日本の各ちいきの戦災状況を書いたページがあります。下のタイトルクリックでみられます。

  国内各都市の戦災の状況

    たとえば、北海道にまで空襲があったとしりませんでしたが・・・・

者の追悼 > 国内各都市の戦災の状況 > 函館市における戦災の状況(北海道)

函館市における戦災の状況(北海道)

1.空襲等の概況

函館空襲

 第二次世界大戦の敗戦間際の昭和20(1945)年7月14日・15日の両日、東北・北海道はアメリカ海軍機動部隊による攻撃を受けた。函館は古くから北海道と本州を結ぶ交通の要衝で、道内産出の石炭や食糧の本州向け積出港となっていた。このため、輸送手段の中心であった青函連絡船やその関連施設が攻撃対象となり、青森や函館港内、津軽海峡の各所で運航中の連絡船12隻のうち、沈没・座礁炎上が10隻、損傷が2隻、旅客・乗組員合わせて負傷者72名、死者・行方不明者425名(『青函連絡船50年史』)の被害を出すなど、輸送網は壊滅的な打撃を受けた。物資の輸送に当たっていた他の船舶にも被害は及び、149隻の小型機帆船、17隻の貨物鋼船が沈没又は損傷している。

 それに比べると、陸上の函館市街での被害は少なかったが、市内も各所が攻撃を受け、機銃掃射や爆弾の投下によって、西部地区の一部、現在の弥生町周辺では火災が発生して、約400戸の住宅が罹災し、全市で少なくとも79名の死亡が確認されている(『函館市史』統計史料編、「函館空襲に関する米国戦略爆撃調査団報告」『地域史研究はこだて』第10号、「〈ルポタージュ〉函館空襲を追って-埋葬許可証の発見から-」『地域史研究はこだて』第6号)。

 これらの戦災によって被害を受け、家族を失った連絡船船員家族、焼け出された市民は、戦後も苦しい生活を余儀なくされることになった(記述の内容は主に『函館市史』通説編第3巻によった)。

 <爆撃を受ける連絡船>(米国国立公文書館蔵、青森空襲を記録する会提供)
 <爆撃を受けた函館駅構内>(米国国立公文書館蔵、青森空襲を記録する会提供)
 
     以下、まだまだ解説や資料が続いています。 あなたの地域にも空襲が合ったか調べて観ませんか?
 
     上の資料には、地図がなかったのですが、9年前の戦後70周年の時の記事ですが、毎日新聞が、ココに全面無料でWeb掲載した記事に、下のような図がついていました。
      
        先ほどの、総務省の詳細説明と合わせて読むと、軍事施設があった場所を始め、非常に多くの地域が被災していたことがわかりました。
       最初に書いた毎年平和展をしている千葉県の団体は、「ちば・戦争体験を伝える会」というのですが、クリックしてみていただけると、過去の記録から、平和展のために作られた紙芝居なども動画でyoutubeで無料公開されています。
       
        ところで、世界の大半は今戦争が収まっていて、戦争をしているのは一部だという人もいますが、世界は、日本も含め、どんどん軍事的な結びつきや演習を強化しつつあるのをごぞんじですよね。ガザ侵攻がイスラエル、パレスチナ問題に留まらず、イランやレバノンへと広がりつつあり、世界の分断が進んでいます。
        日本は、外交努力よりも、「台湾有事には日本も~」とか勇ましいことをいう政治家たちがいて、それが本当の日本国民の総意なのか示す時が近づいています。あなたが、「戦争に反対」、「日本の軍拡に反対」なら、その意志を今回の選挙でしっかり表わさないと、日本も危険な戦争に巻き込まれていきます!ご注意を!!!
        
       自衛といって防衛を「敵基地攻撃能力」にまで国会の論議も十分せず拡大させてきた政権。平和を望む国民の意志で、今度の選挙では、長期政権に絶対多数を与えては危険です。泥沼にはまると、どんなに罪のない子どもを含む国民が犠牲になっても止まらない戦争の現実。誰にも分かったはずです。戦争は、始める前に起こらないようにする努力こそが大切だと身にしみたのは、私だけではないでしょう。
 
       長期政権が守ろうとしていてきたのは、何でしょうか。
       これだけ過酷になってきた自然災害、地震大国で、一時期は一般会計予算の10%にも上った防災予算は今2%以下に抑えられています。その事実をご存知でしたか?1995年の阪神大震災と、2011年の東日本大震災で高くなっただけだろう? どうでしょうか。毎回大震災が起こった後に結果的に予算が上がるという、そんな後追いの予算でいいのでしょうか。たとえば、南海トラフの発生確率は、確実に毎年上がっているのに???
 
       これは、東京新聞の<どうなってる?国の「防災予算」 災害大国の日本、この使い方で本当にいいのか 防衛費は過去最高だけど…
2024年1月12日 12時00分>のネット記事が出した図です。
 
     
         地震大国ですから、地震がいつ起きるか分からず、確率は上がり続けている。それなのに、防災予算は2%に減っている。にもかかわらず、他国に対抗する「抑止力」のために、攻撃能力を高めて、相手国に脅威を与えようというのが、この長期政権のやり方です。下の図は、<防衛費43兆円の根拠は? 内訳資料、国会審議にわずか5枚 防衛省担当者が思わずこぼした「実は…」2024年9月10日 06時00分>という、これも東京新聞の記事です。
       
 
         
         あなたの読んでいる新聞は、このような大事な情報をあなたに与えてくれていますか? 上の数字がでっち上げかどうかは、
        内閣府の防災のページの表で簡単に確かめられます。下の図のは、防衛白書の防衛関係費(当初予算)の推移
         でちゃんと確認できます。大事なのは、まず事実を知ることです。
 
         解散後の選挙で、もしまた自公政権に投票しようと思っている方は、是非、あなたの投票しようと思う候補者に聞いてみて下さい。
         防衛予算と防災予算と、どちらを増強することが大切だとおもいますか?と。 「抑止力」の考え方は軍拡につながって危険だという意見がありますが、どうですか?と。しっかり、その辺にあなたの納得のいく答えを出せない候補者に入れると、数の力で、あなたの意見も聞かずに防衛費を43兆以上使い、防災は・・・お金を使って海沿いにある危険な老朽原発の再稼働で、自然災害から福島原発事故のような人災に繋がる悲劇も起こる可能性さえあります。あなたの投票する人は、原発の再稼働をどう考えているでしょうか?是非、確かめてから投票しませんか。
 
        *質問しても、返事もない?選挙民でも、聞くチャンスがない?
         聞いても答えてくれない候補者だったら? 
        「有権者の声に聞く耳をもたない、国民以外のために暴走する可能性のある候補者」と考えて、他の候補者について同じやり方で質問して、
        納得できる候補者に投票することにしましょう。
 
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奪えばなくなり、分かてば余る

2024-09-15 08:51:39 | 日記

    「奪えばなくなり、分かてば余る」。どこで、誰からいつ聞いたのかも覚えていないが、先日、NHK朝ドラ「虎に翼」のオープニング映像シシヤマザキさんの話!を書いた時に、彼女が担当したドラマのオープニング画像に、彼女の生徒さんたちの作品を使用したことについて

<いろんな人に自由に描いてもらった絵をつかうことで、「自分が100年かかっても思いつかない発想のものがたくさんできてくる」。いい感想をたくさんもらったけれど、それがうれしかったとコメント。「皆で作ることの魅力」を広げて行きたい>

  と話したことから、この言葉をおもいだして書いたばかりだった。

  すると、最近読んだ朝日新聞のフロントランナーで取り上げられた 落語家の桃花さんの話の中に、またこの同じ精神が感じ取れた。

  そこで、嬉しくなって、またお伝えすることに・・・。

  <ー(聞き手)後輩のプロデュースも手がけていますー ドラッグストアの隣にドラッグストアを出すと、どっちももうかるって聞いたことがあります。後輩たちが活性化すれば、私の得でもあるし、落語界の得でもあるし。映画を見たことない人はいなくても落語を聞いたことない人はたくさんいるじゃないですか。そういうものを少しずつ突破していくために、私ができることがそれだった。>

  世の中が「奪い合うことで成長する」と思っていたら、それは違うと思う。奪い合うのでなく、「分かち合って広げ、みんなが豊かになる社会」を目指す先にこそ平和な幸せな世界が築けると私は確信している。 すべての人間がそれにきづいて協力し合えるのは、いつのことなのだろうか。

 私も実践できているとはいえないこともあるが、実践している人に気づいたら、是非ブログでこれからも紹介していきたいと思います。

 

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NHK朝ドラ「虎に翼」のオープニング映像シシヤマザキさんの話!

2024-09-12 09:09:25 | 日記

  今朝9月12日の7時45分からのNHK総合・おはよう日本で、NHK朝ドラ「虎に翼」のオープニング映像シシヤマザキさんのインタビューが流れましたっ!

  脚本も配役も、音楽もいいNHKの朝ドラ「虎に翼」ですが、この映像もとても素晴らしいなとずっと思ってきましたが、今日、その制作者秘話が明かされてとても興味深かったです。9月19日朝までNHKプラスで見られるので、見落とした方は是非みて下さい。

  謎解きで、特に印象に残ったのは、作者がオンラインの「シシヤマザキお絵かき教室」の生徒に参加してもらった話をしたところでした。

  広げた法衣から溢れる花など、いろんな人に自由に描いてもらった絵をつかうことで、「自分が100年かかっても思いつかない発想のものがたくさんできてくる」。いい感想をたくさんもらったけれど、それがうれしかったとコメント。「皆で作ることの魅力」を広げて行きたいというシシヤマザキさんの、そのスタンスでした。

  「奪えばなくなる。分かてば増える」と私は思ってきましたが、シシヤマザキさんのこの言葉に同じ心を感じました。人は、自分が評価されること、自分が勝つこと、自分の利益にこだわり、奪い合う気持ちに傾きがちですが、皆が力を合わせて作り上げる喜び、豊かさの方が、はるかに大きいです!

   作者のことを知らなかった時から、この朝ドラのオープニング映像は、楽しく豊かで魅力に富んでいると、何回見ても見飽きない映像だな~と思ってきました。その謎が、作者の話を聞いて解けたように思いました。

  「虎に翼」のオープニング映像を知らない方は、注目の米津玄師さんの歌も一緒に聴けるNHKのyoutube サイトのココから見られます!

  因みに、ウィキペディアによると東京芸術大学デザイン科に入学する。2010年、はじめて制作したアニメーション「Handsome Mask」がPRADAのコンペに選ばれる。2012年、第18回学生CGコンテストで「Daily Mask Project」が銀賞を受賞する。2013年、東京芸術大学美術学部デザイン科を卒業する]。同年、第17回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門で「やますき、やまざき」が審査委員会推薦作品に選ばれる。

  と、才能を次々に開花させ、活躍の場を広げてきた方のようです。

 さらに、「虎に翼」では、前述のように、脚本の吉田恵里香さんも素晴らしく、いつもドラマをみて感心していますが、この方については、朝日新聞のココでインタビュー記事が読めました。また、主題歌の米津さんの歌も大好きでいつも一緒に歌っていますが、それは、先ほどのNHKのyoutube サイトのココから聞くことができます。また、このドラマの音楽担当の森雄三さんがまた素晴らしく、メインテーマの"You are amazing"は、スチュアート・マードックさんの歌声によって最高の音楽となっています。これも、日本コロンビアの公式サイトでココから聞けます。

 これまでにない様々なことに挑戦している人たちが最高のパフォーマンスをみせてくれている朝ドラ「虎に翼」。制作に当たっている人たちが、自分たちの才能のありったけを出し合って作っているこの作品。見逃している方は、是非、今からでも遅くはないので、みてみませんか? 画像、音楽、制作、俳優どれをとっても注目に値し、期待をうらぎられない作品だと思います!

 

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最近笑ってない方へ 必読本のご紹介!!!

2024-08-17 15:25:23 | 日記

   最近笑ったのは、いつのことだろうか? 子どもが家にいなくなり、孫が遊びにくることもなくなり、なんか笑う機会がめっきり減ったわが家。そんな時、図書館で出会った本「日本人の知らない日本語」(蛇蔵&海野凪子)最高でした。

   タイトルをみて、笑えると思って借りたのではないのですが、読み始めたらやめられない面白さ。しかも、笑いの中にも、学びもあり、留学生たちのお国柄によって目からうろこの知識もあり視野が広くなること間違いなし!!!

   飲食業にアルバイトすることの多い生徒の接客業界のオカシナことばに先生が困惑させられる話に大きくうなづき、

   「鳩、蚊、鴉、猫」の漢字の共通点が、「鳴き声」という想定外の知識が身についた後、さらに仰天の生徒の「食べたらおいしいかなぁ」の言葉でトンデモない話へつながるのには、思わず驚きで声を上げてしまいボーッとした頭にカツがはいっちゃいました。

   丁寧語の「お」と「ご」の使い分けに至っては、日本人の私も考えたことがなく、基本的に和語に「お」、漢語に「ご」には、なるほど~とすっきり。生徒の「先生、『お』はカタカナにもつきますか?」に「?」と思ったら「おビール」に、そうか飲食業アルバイトで覚えたのか、と納得。

   あっという間に読みながらも、面白くてヒザをうったり、納得したり、声をだして笑った回数は数え切れませんでした。最近、お笑いをみても、どうもおもしろいと感じられなかったのに、こんなに面白い上に、知識も増えて、留学生の出身国への理解が広がる楽しさを味わえる本、最高だとおもいました。

   どうやら、海野凪子さんは国語の高校教師だったようで、知識の深さはそんなところにもあったのかと納得しました。絵を描いている蛇蔵さんの漫画表現もほんとうに上手い。

   最近笑ったことがない方、是非是非、この本を読んで笑って元気を貰いながら、日本語のこと、外国、世界のことを楽しく知って下さい。

   以前、このブログで私に大受けしてご紹介した

わたしを涙がでるほど笑わせたyoutubeのてテラミナトトーマスさんの動画

  というのがありましたが、こんなにひとりでも笑える貴重なモノは、テラミナトさん以来でした。

  *本については、amazonや本屋さんで見つけてくださいませ。

  呆れて笑えないことの多くなった世の中、楽しく元気に笑えることがあったら、是非共有して元気に生きていたいものです。

 

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石垣島の若者たちの住民投票の運動を支持します!(防衛増強で、住民の声を押し潰す日本が 怖い!!!)

2024-08-13 23:59:12 | 日記

  私は、署名サイトで時々、応援したい人や活動を応援しているのですが、今日はこんな活動を知り署名しました。是非、あなたもご検討して賛同して下さい。ココをクリック、または下の画像クリックで詳細が見られます。

  

      

ここ数年、日本政府は辺野古新米軍基地建設と並行して南西諸島での自衛隊増強=南西シフトを急ピッチで進めてきました。2016年は与那国島、2019年は宮古島に陸自駐屯地が置かれ、石垣島にも2023年3月に石垣駐屯地が開設されています。それぞれの島には、警備隊や沿岸監視隊のほか、ミサイル部隊の配備も進められています。

その一方で、石垣島では建設が始まる前年の2018年に、石垣市民たちによって駐屯地建設予定地の賛否を問う住民投票実施を目指す「石垣市住民投票を求める会」が2018年10月に結成されていたことはあまり知られていません。駐屯地建設地は石垣島の中央に位置し、水源地のひとつとして貴重な於茂登岳の麓であったため、市民から強い反発を招いていたのです。防衛省から計画についての説明はほとんどなく、新聞紙面で計画を知った地権者もいたほどでした。

2018年8月、市民たちが陸水学や環境学の専門家を現地に招いて環境調査を実施した結果、「駐屯地建設予定地には上水道水源地や農業用水の取水せきがあり、自衛隊施設から流れ出す有害物質で汚染されてしまえば元に戻すのは大変困難であるため、環境アセスメントが不可欠」という結論に至りました。専門家らは石垣市に対して防衛省に環境アセス実施を要請するよう提言しましたが、市はこの提言に取り合わなかった上に、市議会で指摘された市条例に基づく生活環境や自然環境保全に関する市独自の調査も行うことはなく、駐屯地建設工事への着手を許したのです。

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 というところで、まったく知らなかったので驚きましたが、まだこの続きが長くあって、

環境アセスメントを要求するために、住民投票をしようということになり、

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石垣島に住む10代〜20代を中心に『石垣市住民投票を求める会』が結成されました(2018年10月)。石垣市自治基本条例27・28条には「有権者<1/4>以上の署名で請求された場合、市長は住民投票を実施しなければならない」と定められていたので、市民たちはこの条例を根拠に有権者4分の1以上の法定署名を目標に署名運動を開始しました。

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  若者が中心になって、大人も動かし、なんと1/4を越えて

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市民が団結して署名運動を広げた結果、なんと予想を大きく上回る約1万5,000筆が集まりました!これは2018年当時の有権者数<3分の1>以上にあたります。署名数結果が発表された公民館では、多くの市民が喜びの声を上げました。「これで住民投票は実施される」と誰もが確信しました。
署名は2018年12月に石垣市長に提出され、石垣市長も「実施の方向になるだろう」と話してくれました。署名は、選挙管理委員会の精査によって1万4,263筆が有効だと認められました。

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  これで、住民投票になったのかとおもいきや・・・ここからが、問題だったのです。

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しかし、石垣市長が住民投票を市議会に諮った結果、賛否が同数で拮抗したのち議長裁決に持ち込まれ、議長の「審議不十分により否決」との判断で否決されてしまいました。市長はこの市議会の否決を理由に、住民投票実施を拒否し続けました。

本来ではあれば、辺野古米軍基地建設の県民投票と同日に実施できるはずだったのに…。

住民投票の会は否決した議員や議長、そして石垣市長たちと面談をしましたが、議論は平行線を辿りました。市側の主張は「これは地方自治法での請求だった」や「石垣市自治基本条例での請求であっても実施義務は生じない」という内容だったので、全く納得できるものではありません。

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  市長が決めればよかったのに、市議会に諮った辺りが何だか民主的なような怪しいような~。実施義務がないなんてトンデモナイ結論にしてしまったのだそうです。それで、

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納得できない私たち住民投票の会は、2019年9月に石垣市を相手に日本で初めてとなる『住民投票義務付け訴訟』を那覇地裁に提起しました。訴訟にはお金も時間もかかり、その間に駐屯地も完成していました。しかも、石垣市と住民投票を否決した市議は裁判中に無理やり住民投票条例27・28条を削除してしまったのです。

そして、1回目の『住民投票義務付け訴訟』は最高裁まで上告しましたが敗訴してしまいました

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   なんと、司法もオカシイ!そして、へこたれずに若者たちがさらに頑張り続けたのがこの署名のお願いに繋がってきます。

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2024年5月26日、弁護団は憲法学者の飯島滋明先生の意見書を添えて最高裁に上告書類を提出しました。

2024年9月6日には、憲法学者や弁護士の方々と一緒に東京の最高裁判所へ要請行動を行います。これが受理されるためには、私たち住民投票の会の裁判を支持する多くの人々の応援が必要です!要請行動の際、全国から集まったオンライン署名もあわせて提出します。

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    上にざっと私がかいつまんで転載しましたが、署名は、オリジナルのココの画面に行って、かなりの長文になりますが、それを読んでご確認の上、行ってください。そして、賛同していただけたら、拡散して下さい。

    私が、このサイトに署名してこのブログを書くために再度見た時にはかなり署名が増えていました。

    島民の3分の1以上にあたる署名があるのに、住民投票をしないという結論をだす市議会って民主主義ですか? 許せません。住民投票はより民主的に大事なことを決める手段。これを守らなくてなんの民主主義と驚きました。

    まだ、見ていませんが、私の応援している三上監督の「戦雲」にもこの活動についての紹介があるようです。

    「戦雲」は、ココに上映情報載っていますが、普通の映画館ではなく自主上映を広げてやっていくドキュメンタリー映画です。上映活動できる方は、是非、これも頑張って広げてください。  軍隊や装備が「戦争の抑止力」になると考えている人も、ならないと考えている人も、是非、見てほしい映画です。わたしも、近々みます!!!

    沖縄で起こっていることから、目をそらしたら、日本も平和な国ではいられません。今、動かないで、いつ動くのですか?

    

 

    

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ミャンマー情勢が動いている。いま1歩!? 

2024-08-07 15:15:48 | 日記

  今朝の東京新聞に、ミャンマーの国軍が抵抗勢力側に北東部シャン州ラショーに置いた拠点を占拠されたという記事が掲載された。オリンピックにも高校野球にと、占領されがちな中で、大事なニュースを届けてくれて感謝。

  

   抵抗勢力側の関係者によると、当地の国軍の幹部2人と国軍兵士や家族ら4000人以上が降伏したと書いてあった。

   外国の方が大きくニュースにしているだろうとみると。

   CNNが、7月下旬に、軍事政権は2021年2月の軍事クーデター後にスエ氏を暫定大統領に据え、2年以内に選挙を実施すると表明したが、選挙実施の期限を繰り返し延長している。現在の非常事態と軍事政権による支配は今月で期限が切れる。

   しかも、そのスエ氏が、「精神運動障害」や「栄養不良」を2023年初めごろから患っていて、日常行動もできずにいること。   クーデター以来、ミャンマー国内では軍と武装勢力や民主派勢力との戦闘が続いて内戦状態に陥り、軍は支配地域も兵力も失いつつあることなどを報道していた。

   さらに、東京新聞の掲載していた事実について、さらに詳細に、ココにコメントし、「専門家によれば、状況は依然として流動的だ。武装勢力は市中を素早く移動し、特に町の南部でいくつかの大隊を掌握しているものの、戦闘は継続している」とCNNとしての確認をまだ取れていないと慎重なコメントになっていたが、某アナリストの「もしラショーが陥落すれば、基本的には、国の大部分から効果的な組織としての国軍が排除されることになる」との指摘を掲載していた。さらに、そのラショーに住んでいた住民の避難の状況が伝えられていた。

   正義が勝つことを月に祈りたいところだったが、お月見にはあまりにも困難な状況で、雨まで降っていた。

   それでも、少し雨が止み始め、西の空に一部明るいところも見られたので見に行くと・・・西の奥の方で、稲光がして、雷が落ちるのが見えた。録った動画をyoutubeにアップして下の写真にリンクしたので、写真をクリックしてご覧下さい。

   

    これを録って家にもどると、埼玉県で雷雨があったとニュースでやっていた。見えていたのは、埼玉の雷だったのだろうか。

   

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コロナ拡大に注意!政府の動き遅すぎっ!

2024-07-27 09:21:38 | 日記

 コロナが、伝播力が強い『KP.3』の流行でどんどん広がっている。NHKのサイトは、コロナが5類になってからも、しっかり見やすく表示してくれているので、信頼がおけそうなので、こちらを転載させてもらうと・・・

  

   5類になってから、特定の病院に来た人の中で、検査を受けて陽性と分かった人の平均数が、どんどん増えているのが分かる。以前もそうだったが、南の九州、沖縄が高い値になっているようだ。

   

   5類となってから、それ以前の陽性者の絶対数の数値を記録することを止めてしまったので、統計に連続性がなく、感染の山が以前とどうなっているかの比較ができない。

   でも、円安であふれるような観光客が来日。この6月には、1ヶ月で313万人超えの訪日外国人を受け入れ、その大半はマスクなどしておらず、今はPC検査もなにもせずに入国している。こんなに油断していていいのだろうか。

   厚生労働省の最新平成6年7月26日の報道資料のココを開き、参考となる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の過去のデータはこちらという、こちらを開いたら・・・

 

  となっていて、下に新型コロナでの死亡数推移を調べようとしたが、「2023年5月7日分のデータが、本サイトの最終集計値」となっていて、まったく役に立たなかった。

   日刊ゲンダイのネット版には、、

東京都医師会の尾崎治夫会長が今月16日の定例会見で「(感染者数は)このペースでいくと1カ月後には3~4倍になる」と指摘するなど、医療機関は警戒を強める。こうなると「さすがにマスクを着用するべきなのではないか」という気にもなってくるのだが、昭和大医学部名誉教授・二木芳人氏(臨床感染症学)はこう言う。
『KP.3』は伝播力が強く、これまで私たちが獲得した免疫をかわす能力があるので、全国的に感染が急拡大しています。鹿児島や佐賀、沖縄に至っては、コロナ禍での緊急事態宣言レベルの状況です。基本的にはマスクを着用するべきかと思います

  と書いてありました。

  みなさんも、コロナの動向に注意し、せめて外出時、閉じられた空間や、人混みの中では、マスクは最低して用心した方がいいのではないかと思います。相撲の中継をみても、外に出たときの感覚でも、いまマスク着用率は1割近くにさがっているようで、私は爆発的な流行を懸念し、マスクを使用し続けています。

 

  * そもそも、医者に発熱などで行っても、検査しない人、そもそも医者にいかない人も多いと思います。というのも、検査費用や、治療費についてご存知でしょうか? 偶然検索で出てきたココを見ると、今年4月からは、初診か、自己負担割合は何割かにもよりますが、目安が分かります。

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天皇、英国国王のスピーチを全文読んでみて驚いたっ!(天皇の英国訪問時の晩餐会)

2024-06-27 18:00:18 | 日記

    天皇皇后の英国訪問がニュースとなっているが、日本テレビのココに英語で行われた天皇のスピーチ全文と、チャールズ国王の歓迎スピーチ全文が載っているのを読んで、私の知らない人の紹介や、こんな話がされていたのかと意外な話がいっぱいあったので、ちょっとメモ風にざっとどんな話が面白く感じられたか、下で見ていただければと思います。

    原文がすでに長いので、訳文を載せるとさらに長くなるので、それは便利な翻訳機能などもいまはあすので確認ください。

    私が、どんな人や事柄が紹介されてビックリしたか。黒字のところは読まずとも、赤字の単語や名前や、太字の部分だけを読んで、*の後の私の感想や参考資料などを読んで、「へぇ~」と一緒に驚いて頂いて、あとは、それぞれにまた、ゆっくりご自身で味わってみていただければと思います。

(天皇の招待への感謝のスピーチ)    

The following is the full text of Japanese Emperor Naruhito's speech at a state banquet hosted by King Charles at Buckingham Palace on Tuesday.

Your Majesties,

Thank you Your Majesty for your warm words of welcome. I would like to express my sincere appreciation for the invitation you have extended to the Empress and me for this state visit, as well as for the tremendous consideration and efforts that you and the people of the United Kingdom have shown in making it a reality. In fact, the original invitation was issued five years ago by her late Majesty Queen Elizabeth II, whom I greatly admired. Unfortunately, however, the visit had to be postponed due to the impact of COVID-19. It is truly our utmost pleasure that it is finally taking place now.     *2022年葬儀に天皇夫妻は出席 しかし公式の国賓招待は2019年に受けていたが、コロナで延期されてきた。

Your Majesty has just referred to our two countries' longstanding ties. We also very much appreciate Your Majesties' kindness this afternoon in showing us items from the Royal Collection related to Japan. We now have an even stronger sense of the deep significance of the exchange between Japan and the United Kingdom forged over so many years. I am personally pleased and also grateful to have played a part in the exchange between the two countries, having studied in the United Kingdom, during which time I interacted with many people and in particular was privileged to enjoy the very warm company of members of the royal family. There was previously the sad period during which the friendly relationship between our two countries suffered, and hence I am struck by profound feelings as I extend my thoughts to what was in the minds of my grandfather the Emperor Showa and subsequently my father the Emperor Emeritus as they set foot in this country after times of great difficulty, as emperors of Japan at the invitation of Her late Majesty.

 *両国にとっての暗黒時代があったことに触れたところは、テレビニュースで流されていましたが、その後で自身の祖父や父の天皇が亡くなった女王の招待で英国に来た時の心境について深く思いを巡らしたと言及していました。(当時は、英国人の中にまだ日本の天皇の来訪を喜べない人がいた・・・)

 The Empress and I would like to express our deep respect and gratitude to those people who have dedicated immeasurable efforts to the friendship between our two countries extending firmly into the future.

At the state banquet in 1971, my grandfather voiced his heartfelt wish for the people of both Japan and the United Kingdom in various walks of life to interact ever more closely and frequently and to talk to each other with open hearts. It was also my father's sincere hope that our two peoples would continue to strive for true mutual understanding and to join hands in the cause of world peace and prosperity, as was expressed on the occasion of the subsequent state banquet in 1998. 

*昭和と平成天皇の英国との交流を振りかえる。

Today, our society is increasingly diverse and complex, facing various global challenges. It is necessary to address these critical issues by further amassing wisdom from around the world. Against this backdrop, I am extremely pleased that, in line with the fruitful dialogue between the people of our two countries conducted over the years with an open heart and with a quest for true mutual understanding, we have seen, and will continue to see, a myriad of areas whereby Japan and the U.K. lead the world in collaboration and cooperation.    

One such area is the contribution that Japanese and British scientists have made to the world through cutting-edge medical research. Knowledge of iPS cells came to the fore through the research of Dr. Shinya Yamanaka for which he was awarded the Nobel Prize in Physiology or Medicine. This was based on the preceding research by Sir John Bertrand Gurdon, who was the joint winner of the Nobel Prize, and has led to significant innovations in regenerative medicine. At the Francis Crick Institute, which I will be visiting tomorrow, many people including young researchers from our two countries are working together and taking on momentous new challenges in the areas of cancer research and countering influenza.

*山中伸弥さんと英国の共同研究者がノーベル医学賞を受賞した功績に言及

Meanwhile, I made a personal visit yesterday to the Thames Barrier, built in the aftermath of the 1953 North Sea Flood. The development of the capacity to predict storm surges in the U.K. owes a great deal to the role played by a Japanese scientist, Dr. Shizuo Ishiguro, the father of Sir Kazuo Ishiguro, the British novelist of Japanese extraction and winner of the Nobel Prize for Literature. Dr. Ishiguro was invited to join a U.K. research institute, where he developed a practical model for the accurate and timely quantitative prediction of storm surges in the North Sea. According to Sir Kazuo, the analog computing system that Dr. Ishiguro developed based on his research looked like a TARDIS, a time machine from the BBC drama Doctor Who. I believe that the unique interdisciplinary innovation by Dr. Ishiguro, cutting across electronic engineering and oceanographic science, continues to be a major source of inspiration for both Japanese and British researchers today, transcending time and space.

*川の研究をしている天皇はテムズ川の防潮堤をすでに見学。国立海洋研究所の招きで1960年渡英し、イギリスやオランダの海浜地帯に深刻な災害をもたらした1953年の北海大洪水を電子回路を用いて相似する手法で研究するため、同研究所の主任研究員を務め貢献した石黒鎮雄(ノーベル文学賞のカズオ・イシグロの父親)について言及。

因みにウィキを参照すると、カズオ・イシグロは日本国籍も保有していたが、成人で英国籍を選択したようだ。 

During this visit, I look forward to visiting for the first time in 23 years the Royal Botanic Gardens, Kew, of which Your Majesty is a patron. There, I hope to see the efforts made by the Millennium Seed Bank in preserving seeds to avoid their extinction. May I pay my respect concerning the initiatives Your Majesty has taken, with both passion and a sense of urgency, in such critical areas as climate change and biodiversity. I am also encouraged that many people in both our countries are taking a keen interest in such environmental issues and are dedicating themselves to the resolution of these challenges. I have been told that seeds of Japanese red pine and other plants have been donated to the Millennium Seed Bank by Iwate Prefecture. They include those from the same type of tree as the "miracle pine tree," which was the only one to survive the tsunami damage in the Takatamatsubara pine grove from the Great East Japan Earthquake, during which tens of thousands of pine trees were uprooted. I believe that the seeds will be preserved long into the future as symbols of resilience, recovery from the earthquake, and friendship between Japan and the U.K.

*東日本大震災の唯一生き残った「奇跡の一本松」と同じ種類の松の木も含むアカマツの種が寄贈されているという国王がパトロンとなっているキュー王立植物園を23年ぶりに訪問できるのを楽しみにしている。環境変化で絶滅種の保護の意義などについての国王の貢献を讃えながら、東日本大震災や両国の友好関係に言及。

I look forward to visiting again the Royal College of Music, where I can see the state-of-the-art Performance Laboratory, as well as to visiting with the Empress Young V&A, where we will have a chance to interact with children from both our countries and gain a direct sense of how our culture and art are inspiring children, transcending borders and time. We also plan to visit Oxford -- sorry, maybe the wrong place for Your Majesty -- where the Empress and I both experienced the life and culture of this country as students, and hope to make our humble contribution to promoting bilateral cooperation in the areas of academia, research and education, as well as exchanges between our younger generations. The relationship between Japan and the U.K. has been fostered through people-to-people exchanges over the years and generations. It would be a source of immense satisfaction if our visit to the United Kingdom could help to firmly pass on the friendship and goodwill between our two countries to the young people and children who in the future will take on the reins of our relationship and develop it even further.

*国王立音楽大と、ニュースで取り上げられた国王の母校のケンブリッジではない私たち夫婦の母校オックスフォード大を訪ねると話した部分。留学などでの若い人の交流の大切さに言及。

Today, as Your Majesty also mentioned, the multilayered collaboration and exchange between our two countries is accelerating in various areas including politics and diplomacy, the economy, culture and the arts, science and technology as well as education. Our bilateral relations have never been more robust. We can say that we are fortunate to have been given the opportunity to climb even higher on this grand, broad-based mountain, guided by the path trodden by our forebears, with a feeling of gratitude, respect and pride in our hearts. It is my sincere hope that both Japan and the U.K., as friends like no other, will continue to make untiring efforts for true mutual understanding through exchanges of their people, thereby building an enduring relationship based on friendship, goodwill and cooperation.

I would now like to propose a toast to the good health of Your Majesties, to the future development of our bilateral relationship and its contribution to the world, and to the lasting happiness of the people of Japan and the United Kingdom.

 

(チャールズ国王のスピーチ)

Your Majesties,

My wife and I are so delighted to be able to welcome you to Buckingham Palace this evening.  EI-KOKU NI O-KAERI NASAI[Welcome back to Britain].

          * 英国留学していた天皇に、「お帰りなさい」と日本語で温かく迎えて下さったチャールズ国王のこの画面はテレビで流されました。

Your Majesties, ours is a partnership with deep roots.  For over four hundred years, our nations have inspired each other, learning from each other’s experience and enriching our industries, cuisines and cultures with elements borrowed and shared.  Even our hobbies have shared roots; for it was English climbers like Walter Weston in the late nineteenth century, enraptured by the Japanese landscapes they encountered, who helped to introduce recreational mountain climbing in Japan.  This is a passion which so many British and Japanese now have in common - not least, at an individual level, Your Majesty and myself! 

 *日英の交流の話の中で、19世紀後半、日本に3度長期滞在して日本の各地の山に登山家ウォルターウェストンが日本の山などを英国に紹介したことに言及、

At the core of our partnership is a close friendship; one based on a mutual understanding of the importance of international rules and global institutions, forged from the lessons of history, including its darkest years.  Today, as we face a world in which these principles are ever more challenged, our shared values of freedom, democracy and the rule of law are more important than ever.

*両国が暗黒の時代の歴史的な教訓を得ながら学び、友好を深めて来たと振りかえる。

Our partnership is also one that continues to grow and flourish, to put out new shoots and branches.  We share a bond which sets us apart from so many others, being both island nations whose advancement has relied particularly on our ability to adapt and to create new solutions for society through the power of collaboration and innovation.  Indeed, I believe that our people also share an understanding of how tradition and innovation can work together to strengthen each other and the future we work towards. 

 *日英の共通点に島国ということをあげている。

I saw something of this on my first visit to Japan in 1970 when I toured the first Japanese World Expo in OsakaAs a twenty-one-year-old, the innovations I saw left me with a lasting impression of the power of blending the traditions of Eastern and Western civilisations, together with progress in science and technology for the benefit of all.

 *最初のチャールズ国王の訪日は、21歳の時の大坂の万国博覧会の時だったこと。

My four further visits to Japan since then, and my engagements with your people and companies over the years, lead me to believe that the impressive links forged between our economies and our businesses have built on those same ideals.  Over the last fifty years, Japanese investors have made an enormous contribution to the economy of the United Kingdom.  Our country has provided a home where I am proud to say these businesses have thrived, while growing numbers of British businesses have been welcomed into Japan.

*50年、日本が英国に投資をしてくれ、英国企業も日本に進出してきて、互いに繁栄してきたこと。 

Our talented scientists are also working together on research and technology to help address some of the most pressing challenges that face our planet.  The seriousness and urgency of the climate and Nature crises we face cannot be overstated; our generation owes it to those who follow to face it with vigour, determination and creativity.   Against the history of deep traditional respect for Nature in both of our cultures, the private sector has a key role to play.  This is why I am so pleased that both British and Japanese companies are at the forefront of creating practical, bankable initiatives, and British and Japanese researchers, who are working on understanding and protecting the Earth, continue to be honoured through the Blue Planet Prize and the Japan Prize.

 *英国と日本の地球保護の研究者たちが、ブループラネット賞や日本賞をこれからも受賞し続けることを願っているとのコメント。「ブループラネット賞」は旭硝子の財団が主催する国際的な環境賞で、地球環境問題の解決に向けて顕著な貢献をした世界の個人や組織に贈られている。1992年に創設されたようだけれど、知らなかった。「日本賞」も、NHKが主催する教育番組や教養番組の作品を世界各地の放送機関から募集し、その作品の内容や教育性を重視して審査する国際番組コンテストのようだけれど知らなかったです。

In addition, I know that our two countries are collaborating ever more closely to provide for our shared security.  Our Armed Forces are exercising and sharing expertise at great levels, as befits two powers with an enduring commitment to global peace and security.  From energy and the environment, to supply chains and semi-conductors; from cyber security and sustainable food supplies to defence industrial collaboration, our governments are working together to provide a stable world for future generations. 

Supporting all these shared endeavours are the enduring ties between our people that transcend geography – and that does not just mean how much we enjoy tea, and talking about the weather! 

2国が、軍隊でも共に演習し、専門知識を共有する。エネルギーや半導体・・・防衛産業協力にいたるまで協力し合っている。と言っているのには驚いた。

ことによって、武器輸出三原則を日本が緩和して兵器産業に乗り出していく動きを歓迎してのコメント?と嫌な気持ちになった。

 

Your Majesties, I had the enormous privilege of addressing the Diet nearly forty years ago.  During that address, I expressed my deep hope that our countries would exchange more of our cultures and, by doing so, enrich our creativity.  I cannot tell you how encouraged I have been to see the remarkable array of cultural exchange and coproduction between our countries grow ever stronger.  Just today, one hundred and thirty members of the Royal Opera House were on stage in Japan at the Kanagawa Kenmin Hall, led by Sir Antonio Pappano.  And as Studio Ghibli’s animé continue to delight audiences worldwide, with Hayao Miyazaki’s wonderfulThe Boy and the Heron’ scooping an Oscar earlier this year, the house is full at the London Coliseum this evening for a stage production of ‘Spirited Away.

 *40年前に国会で挨拶をしたことがあること。文化交流の例として、まさに今日、神奈川県で、英国のロイヤル・オペラ・ハウスの130人がステージに立ったこと。スタジオジブリの「少年とサギ」が今年初めにアカデミー賞を受賞し、今晩はロンドン・コロシアムで「千と千尋の神隠し」の舞台が満席で上演されている、と言及。

Equally, it has been a pleasure to learn of the British stories behind certain Japanese cultural icons.  Perhaps you would allow me to note one particular individual who turns fifty this year, raised in a London suburb with her twin sister, a self-made entrepreneur worth billions of dollars, and a U.N.I.C.E.F. Children’s Ambassador on top of all that.  So I can only wish a very happy birthday to… Hello Kitty!

 *これはびっくり。ハローキティー生誕50年おめでとうとコメントが国王から飛び出した。確かに日本のサンリオのサイトで紹介されていたっ!!!「本名はキティ・ホワイト。生まれた場所はイギリス ロンドンの郊外。 身長はりんご5個分。体重はりんご3個分。 明るくてやさしい女のコ。クッキーを作ったりピアノを弾くのが大好きで、夢はピアニストか詩人になること。音楽と英語が得意。 好きな食べ物は、ママが作ったアップルパイ。 双子の妹、ミミィとは大のなかよし」と。  

Ever greater numbers of our young people are living, working and studying in world-class institutions in each other’s countries.  We are honoured that so many members of the Imperial Family, including Your Majesties, have chosen to study at British universities.  I know from Your Majesty's fascinating record of your experiences at Oxford – as well as my memories of our time spent together at the opera and fly fishing – that these opportunities to spend time abroad create lifelong friendships and memories.   I am only sorry to report that I haven’t had any better luck with more recent attempts at fishing – the Pokémon phrase “gotta catch ‘em all” may resonate with my grandchildren, but for me it is, perhaps, aspirational..!

*国王自身も理解出来ないといい紹介する孫なら直ぐ分かるポケモンの「みんな捕まえちゃおう」という言葉は、私にも不明。(苦笑)

Your Majesties, in 1613, Tokugawa Ieyasu wrote to my forebear, King James I: “Though separated by ten thousand leagues of clouds and waves, our territories are as it were close to each other”.  Over four hundred years later, that sentiment remains at the heart of our friendship.

And so, it is with a sense of great affection and optimism that I propose a toast to Your Majesties and the Japanese people, and to the next four hundred years of Japanese-British relations.  KAN-PAI! [Cheers!]

*徳川家康が、1613年に英国のジェームズ1世に手紙を送って、互いの近さを伝えたという話から、 これからの400年に向けて、カンパイしましょうと、日本でカンパイ! と国王。

    覚え書き風で、やや滅茶苦茶ですが、こんな挨拶が交わされていたのには、驚きました。

    国王の2国が、軍隊でも共に演習し、専門知識を共有する。エネルギーや半導体・・・防衛産業協力にいたるまで協力し合っているという発言が、1番驚いたところでした。でも、時事通信のココの日本語訳を見ると・・・ここの部分を「二つの大国として、両国は、ハイレベルな軍事演習を行い、専門的知識を共有しています。エネルギー、自然環境から、サプライチェーン、半導体に至るまで、そして、サイバーセキュリティーや持続可能な食糧供給から、防衛と産業界の協働に至るまで、日英両国政府は安定した世界を将来世代に残していくために協力しています」として、Our Armed Forces (私たちの軍隊)の部分を、「両国」と訳していました。でも、軍事演習と、専門的知識の共有、防衛産業協力は訳してあり、私は、そこに危険なニオイが漂っている印象を強く受けました。チャールズ国王のここの部分を、日本の平和を愛する天皇陛下は、どんな風に受け止めたのか、聞いてみたいと思いました。「戦争放棄をした憲法を持つ日本」のイメージが、いかに世界の中で薄れつつあるのか、日本国民は自覚しないといけないと思います。

    

    

    

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5紙比較でみる沖縄の今

2024-06-24 14:51:25 | 日記

 さて、久しぶりに大手新聞5紙の比較をしてみます。なんで、比較しようと思ったか。防衛費をどんどん増大させて、沖縄の南西諸島を中心に軍時強化。台湾有事にそなえ、米韓日で合同練習をする政府の姿を 沖縄慰霊の日の翌日各紙がどのように伝えているか。それで、みんなの読んでいる新聞がいかに違うかを、浮き彫りにできると思ったからです。

 さあ、見てみましょう。

  

    毎日新聞が手に入った時は偶数で写真に撮りやすかったのですが、5紙は1紙分が半端になってしまいます。

  まずは、上の4紙から見ていきましょう。上の1面の写真だけを見ても、明らかに違いが分かりますね。

  日経新聞

  1面には、まったく沖縄の記事はありません。目を凝らしてみると、左上に「沖縄 慰霊の日 戦後79年、平和を誓う」として、社会面に書いてあると示す文字があるのみ。目立つのは「グリーン水素」そして、中面の経済教室にも「原発を水素の供給源に」の大きく掲載があって、何だかなあ・・・私は水素に原発の言葉には不信感のみ。

  さて、社会面を見ると、下のように大きめの記事にはなっていましたが、慰霊の日の式典での平和の誓い、挨拶を右に短冊のように細長~~~く小さく扱い、あとの大半は過去の沖縄戦の惨状を伝える過去の文化財の保全の話だけ

     

     今現在変貌している沖縄の現状については、語られていませんでした。

 

  産経新聞

   1面は、自民党の総裁戦や天皇の訪英の記事で、沖縄の記事がないかと思いましたが、よく見ると、1面の下半分にちいさく記事がありました。(それを切って、下に掲載)

     慰霊の日に平和誓ったという式典の記事です。

    そして、最後に<20面の挨拶要旨>と書いてあったので20面をみると、紙面は確かに大きく使っていますが、式典での首相の挨拶要旨、玉城県知事の平和宣言一部の掲載にほぼ3割を使い、残りは「従軍看護婦すくぶん全う」というタイトルで、「ひめゆり学徒隊」を率いた後、戦後は米軍の仮設病院で看護婦長も勤めフローレンス・ナイチンゲール記章を受賞した看護師さんの過去の話を掲載。

    そして、日経新聞同様、現在変貌している沖縄の現状については、全く触れられていませんでした

  朝日新聞

    1面は、大きく「79年記憶よぎる沖縄 慰霊の日 知事、南西シフト『不安』」として、しっかりと、近年中国の軍拡をにらんで日本の南西シフトが進み、自衛隊駐屯地の新設や新部隊配備が続き、沖縄の玉城知事が追悼式で沖縄県民の強い懸念を述べたことが書かれ、25面には全面を使い私が昨日書いた高校生の平和の詩「ここから」、そして、玉城知事の平和宣言は日本語、うちなーぐち、英語も全文、岸田首相の挨拶も下のように全文掲載されていました。高校生の詩をとても大切にした いい紙面と感じました。

    3面では、「ひと」欄で沖縄で琉球王国の米国からの返還に尽力した女性の話、6面では、「沖縄慰霊の日に思う」として読者の声を前日に続き掲載(写真は省略)。29面では「地上戦の傷跡 今も」の大きなタイトルの下に、礎に祈り「過去からまなばねば 戦地の土も使い辺野古の埋め立てを進めることへ反対している~と伝え、今現在の辺野古の話も含めて沖縄の慰霊が過去の過ぎた話でないことを伝えていました。

25面 29面

紙面をたくさん使って、沖縄で今、何が進められているのか、戦争の足音が響いている危機感を読者に伝えてくれていました。

  東京新聞

   1面は大きく「自衛隊拡張『強い不安』」沖縄戦79年 慰霊の日 朝日新聞よりさらに踏み込んで、沖縄県での自衛隊の拡張の怖さに強い危機感を伝えていました。

   2面、16面、17面、18面でさらに大きく掲載。

   2面では、「防衛力増強『まるで戦前』」沖縄『慰霊の日」県民憂慮として、「抑止力」の強化の名の下に進められている防衛力強化は地域の緊張を高める。来年度に相手国領内を攻撃できる射程を約200キロから一挙に約1000キロに伸ばす地対艦誘導弾の能力向上型の配備は、これを沖縄におけば中国本土が射程圏内となり、反発は必至。有事に自衛隊などの使用を想定した「特定利用空港・港湾」に那覇空港と石垣港が含まれ、県の担当者は「相手国から標的になる怖れがある」と危機感を示す。有事の住民避難計画では、先島諸島の住民約12万人を九州や山口に待避させる想定も進めているという。

   朝日新聞以上に、現実に進んでしまっている政府が進める無茶苦茶な防衛力の実態が分かり易く説明されていました。

   

   具体的に地図もいれて、何が沖縄の島々で進められているかをしっかり伝えているのは、この東京新聞だけでしたので、この記事を高く評価したいと思いました。知らなかった方は、是非拡大して、しっかり読んでみてほしいです。

  さらに、16面、17面、18面を見ていくと、

  下の左17面 右16面 「もう戦場にさせない」「その名を記憶を青空に響かせ」と学生から戦争体験者まで様々な沖縄の人の思いが伝えられています。大きくて割愛してしまいましたが、この右の16面の下には、岸田首相と玉城知事の挨拶が全文掲載されていました(ただし、玉城知事の英語は訳文のみ*昨日英文をこのブログのココに掲載)

  

   そして、18面には「集団自決息絶えた母」の話と、昨日私がここ打たれた高校生の平和の詩が全文掲載されていました。

  

  この圧倒的に紙面をさいて掲載した朝日新聞と東京新聞の沖縄慰霊の日の記事を読んだあと、さて、日本人に1番購読されているという読売新聞を登場させると、その貧弱さに圧倒されることでしょう。

  読売新聞 

  

  1面の真ん中下に「沖縄戦79年誓う」と見えている記事を、全部読めるように下に出してみました。

  読売新聞で、沖縄を扱った記事は、この1面の細長い式典の岸田首相と玉城知事の言葉を引用しての説明。その他には、8面に、岸田首相挨拶と玉城知事平和宣言、高校生の平和の詩の全文掲載に稲嶺元沖縄知事の小さめの回顧記事。そして、社会面に載った下の「殺し合いもう二度と沖縄慰霊の日」に沖縄の悲惨な戦争体験と、高校生の平和の詩の説明、それだけでした。

  読売新聞では、日経、産経と同様に、現在変貌している沖縄の現状については、全く触れられていませんでした。

   

 

   朝日新聞、東京新聞は、沖縄慰霊の日に当たって、日本全国の人が知らなければならないのは、沖縄の過去の話だけではない。現在の沖縄の基地機能が格段に強化され、「戦争前のようだ」という状況こそ、読者に伝えなくては!と、国民の立場にたった記事を書いてくれています。

   それに比べて、日経新聞は、ビジネス紙だからと沖縄のことへの扱いは1番小さい。

   産経新聞読売新聞は、どちらも沖縄の過去の事には触れてはいるが、現在どのように変化しているかは、知らせる必要がないと考えている新聞のようで・・・現状の問題については、玉城知事が平和宣言の中で県民の不安を述べていたとの説明を引用するに留めています。しかも、どちらも〆は岸田首相の言葉でした。

産経新聞では、岸田首相は「政府として重く受け止め、(沖縄の)負担の軽減に全力を尽くしていく」と述べた。

読売新聞に至っては「戦争の惨禍を二度と繰り返さないという決意の下、誰もが心豊かに暮らせる世の中を実現する」と誓った。米軍基地の集中による負担の軽減に向け、西普天間住宅地区の返還跡地に来春、健康医療拠点ができることを踏まえ、「成果を着実に積み上げる」と強調した。

   これでは、沖縄県民が今の状況を「まるで戦争前」と感じていることなど、読者に全然伝わりませんね。日本の米軍基地の大半を担っている沖縄が今、大変な負担をさらに抱えさせられることに不安や怖さを感じているというのに。それを伝える気持ちがない新聞だということです。沖縄のことは遠い他の国のことではなく、私たち日本全体の問題なのに。

   昨日ブログに書いたように、空襲が沖縄、長崎、広島、東京だけでなく、全国に広がっている話、実は千葉空襲もそうですが、軍都と言われる軍関係の施設があるところが、空襲にあっています。わが家のそばにも、今、自衛隊の基地があります。沖縄の話は、日本の私たちの問題です。

   先の戦争では、原爆を2回落とされるまで戦争を止めることができなかった日本。

   ウクライナもガザをみても痛いほど分かります。戦争は、そもそも始めてはいけない。始まらないように、脅しあいをやめ、軍縮へと向かわないといけないのです。一度はじまったら、戦争は大きな犠牲を両方に与え尽くすまで、止まらない。

   だから、外交をさらに強め、戦争を始めないことにこそ、力を注ぐべきなのです。簡単に「抑止力神話」に従って、武器を持ち合って脅しあえば、いきつく先は戦争しかありません。笑っているのは、武器を売る商人たちとそれにつるんだ政治家たち。犠牲になるのは、いつも国民、私たちです。

   日本が米国のいうままに武器の大人買いをさせられ、米国の防衛の最前線に立てられて「戦争が始まったら、最初の標的、防波堤」になる道を選んでいること、気づいていますか? もし、平和な生活をこれからも送りたいと思っているならば、是非、毎日読む新聞には注意して下さい!!!

   図書館ならいっぱい新聞が揃っているはずです。買わなくてもいいので、他の新聞と大事な時には是非比較して読んでみて下さい。

   そして、みんなが平和な生活を送り続けるためには、必要な情報をきちんと与えてくれる新聞を選んで読むようにしてください。

 

*毎日新聞は、今回も入手できませんでしたが、ネットで検索すると、

沖縄には1972年の日本復帰から52年が経過した今も、面積比で全国の米軍専用施設の7割が集中する。さらに、政府は近年、安全保障環境の悪化を理由に、陸上自衛隊の拠点開設や部隊の増強を進める。今後は那覇市を拠点とする陸自第15旅団を2027年度までに「師団」に増強する他、台湾に最も近い与那国島の陸自駐屯地にもミサイル部隊の配備を計画している

 など、しっかり書いていて、朝日新聞や東京新聞と同じに評価していいと思います。

 ただ、私自身は現在朝日と東京新聞を両方とも読んでいて、どちらかというと、値段も他の新聞より安く読者にやさしい上に、歯に衣着せぬ真っ直ぐな主張を伝えてくれる東京新聞をイチオシしています。坂本龍一さんも推していた東京新聞、あなたも読んでみて下さい。

 

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